むしゃくしゃなエネルギー それはまるでアレルギー かいてもかいても充たされない 変化を求め 変化を嫌う毎日 天邪鬼が起こすストライキ 愛されたがりの可愛くないツラ 穴の空いたバケツ 乾いた風 ソコから見える景色は如何に 『 disgust 』
メンヘラは愛を乞いまくる。 ヤンデレは愛を与えまくる。 メンヘラは言動がおかしい。 ヤンデレは行動がおかしい。 メンヘラはヤンデレに恋をする。 ヤンデレはメンヘラを憎悪する。 メンヘラはヤンデレに間違われる。 ヤンデレもメンヘラに間違われる。 『 似て非なるもの 』
居場所、それ即ち人である。
何を書こうとしたか忘れてしまった。 でも余韻は残っている。 相変わらず思い出ばかり抱いて生きている。 妄想をひとつ浮かべて。 また贖罪として幸福を祈る。 私は愛を知らない、私は愛が無い。 故に愛を知る人がどうしても頭に残る。 きっとずっとこの先の人生も 似たようなことを綴る。
敏感な部分はピュアな部分。 若い身空じゃ大事に出来なくても 歳を食ったら次第に認めていける。 私は私を肯定したい。
退屈は自由のスパイスでしかない。 退屈をしがんで刻んだら あとは頃合い見計らって 自由の中へ
紙一枚隔てる世界、 言われないと分かんない? 言われる前に持てよ ホスピタリティー 一歩一歩近づく努力 君らは表層で舞い踊る。 白鳥の素顔は神のみぞ知る。 だのに、美しさで決めつける。 暴れたくもなるよそりゃ 生き証人は何処に居る? 『 Masked 』
楽しみは貯金できないし 長続きするものでもない。 だからこそ都度都度見つける機会と 見つけたあとの切り崩し方が大事だ。 楽しいからといって一気に切り崩すと 元も子も無くなる。 と鏡台に向うお姉ちゃんは 二千円くすねかけた私にそう言って その二千円をくれた。 『 楽受 』
開花、開花、開花、開花、開花、 開花、開花、開花、開花、開花、 聞く度にうんざりしている。 枯れた目で埋め尽くされた 八方の花を見やる。 開花どころか蕾さえあるのかどうか 怪しい自分にとっては要らぬ期待。 毒みたいな期待。 その花はいつかや今度と同じ。 『 隣の花は開花 』
死者は生者の糧となる。 良くも悪くも。
あいつのいっとう大事な物を人質にとろう。 物に罪はなくても 思い入れはねぇから。 そこんとこよろしくな。
恐怖とときめきは似ている。 あってないような薄ら氷を踏み抜くと そこから瞬く間に侵食し紙一重になり 熱を奪われた以上に身体が火照る。 ゾクゾクを味わいたくなるのは きっと薄ら氷みたいなこの境目のせいだろう。
おしゃれの胸焼けがする。 私はかっこのつかない普段のまま 過ごしたい。生活感丸出しの。 生活なんてかっこなんてつかなくていいし つけるものでもないだろう。
手段が目的になった時 目的のために奔走した今より きっとむなしくなる。 本末転倒とはそういうものだ。 というよりなぜ散らす事ばかりを 良しとするのか。 花を咲き裂かせ実を作ることは 人のはじめだが 人のすべてでは無い。 『 操 』
「ごみを捨てる時はね 殺意を込めて体重をかけるのよ。 そしたらしばらくは 大人しくしててくれるから。」
生きることは死ぬことだ。 最悪の事態を頭に描いて それをひとつずつ瓦解していく。 生きることは死ぬことだ。 必ず死ぬと書いて必死と読むように 死ぬに死に切れないその悔いを燃料に。 有終の美を飾れたら どんな一生だって生きてたと 実感できる気がするから。
暇つぶしをしたい日には 雨の日になればいい。 徐ろに速やかに時間が 雨に溶けるから。 雨の匂いと音があれば どこまでも穏やかに緩やかに過ごせる。
世界をひっくり返して完璧をオフにする。 未完成こそが完成で、その時が究極の選択。 驕り高ぶりのヒールは打ち砕く。 輪廻転生と永久機関。 生きている限りは続ける諸行無常。 世界をひっくり返して完璧を目指せ。 ミリ単位の美学で、過去の自分に復讐を。 『 世界(逆位置) 』
辛すぎるとアレをお迎えしたくなるし、 幸せすぎてもアレからお迎え来そうになる。 もはやまともに生きてる感覚がない人生。 ソレを実感したのは ほんとにアレしかけた時だけだった。 気づけばソレにしがみついてた。 楽しい思い出を忘れたくない ただそれだけの理由で。 『 セイシ 』
すぐ特別にしちゃうこの心が嫌だ。 『 着倒れ食い倒れ共倒れ 』
歪歪歪 他人に求める身の丈以上の強欲 歪歪歪 他人にあげる身の丈以上の強欲 歪歪歪 より合わせた縄は 身を助けるのか 首を絞めるのか 歪歪歪 何を捨て何を拾うか いつも私たちは自由
ポジティブは甘美なのだろうか、 耽美なのだろうか。 ポジティブなんてネガティブの 下支えがなければ生まれもしない 薄っぺらい副産物なのに。 どうして人はそんなものに 惹かれてばかりいるのだろう。 空虚な憧れは望むもの 全て充たしてくれるのか? やがてそれは呪縛となるだろう。
断続的な今が積み重なって 偉大な過去となる。
心を腐らせるようなアンラッキーも 怒りを纏い、不幸を呪う死の舞踏も 全ては海に散る。 海のうろこに目を盗られてしまえば 仄暗いヴェールも 一枚一枚剥ぎ取られていく。 芝生の青に憧れるようなその青さに 不思議と心救われていく。 『 海のうろこ 』
鉛(おしろい)の下の怪物と、 鉛(おしろい)を塗る化物。
別れだけがべっとりまとわりついている。 それは寝汗で張り付くシーツみたいに。 甘い夢の後の後の祭り。 『ラヴソングの体を成すソレ』
私はすぐ碌でもない道を往く。 痛い痛いと碌でもない道を歩いて たまに碌な道歩けたと思えば また碌でもない道へ戻って 痛い痛いと歩いている。 こんな碌でもない刺激がないと 私は死ぬのか? 熟、嫌になる。 だが諦めはしない。 こんな碌でもない刺激の得方は 止めたいのだ。
不機嫌な空、泣き散らして 激しい口論の末、止んだ暴風雨。 その取り繕った落ち着き、 一通り吐き出した後の凪。 まさに今この空のよう。 素敵な靴は素敵な処へ 連れてってくれると言うのならば 不毛な沼へ浸かりに行く この脚はどうやれば幸せに導けるのか。 『 梅雨と生理と汚れた脚 』
ハイエナは夢を見た。 優しい夢を見た。 君は優しいハイエナ。 自律心のある気高いハイエナ。 更なる高みへきっと登っていけるよ。 いつかの君へ告ぐ。 君は狡くない。 『 ライオンと対をなすもの 』
影は消せない。 全てを消そうなんて無知無謀。 影があるからこそ光を認識できる。 影があるからこそ光は光でいられる。 その逆も然り。 ふたつは相反するものではなく 相互関係にある。 影を克服し癒したいなら 出来ることからひとつずつ。 決して焦らず。 『 アンメット 』
知識はいつか智慧になる。
赤く火照る一部、ひと先早く紅葉。 はやるこころはしまっといで。 ゆとりもつこころこそおとなのしるし。 だから60秒くらい可愛いもんさ。 『 夜、一旦止まれの赤信号。 』
足を踏み入れる。 密やかに音をたてたら それを合図に渦の中へ 目が廻って遠心力で ぶっ飛んでってしまいそうな激しさ。 その上で艶やかに奏でる音 一瞬現れた極楽浄土 身体に刻んだら 地獄へ沈んでいこう。 『 迷彩 』
罪なる飽くなき欲求と それを正し癒す罰の意識。 我ら愚かで気高き林檎の子孫。
君はそのまま、そうそのまま 私の踏み台になってなさい。 底意地の悪い人間だって? 君だってそうでしょ。 あらゆる人喰いものにして。 君はそのまま、私の厚底ヒールとして ますます私に厚みを持たせなさい。 私は引き止める価値の無い人間を 好きでい続けたりはしない。
良い奴・良い人にはなりたいけど 良い奴・良い人だとは思いたくない。 良い奴・良い人にはなりたいけど 都合のいい人にはなりたくはない。
自信が無いなら無いでいい。 自信なんか無くとも生きていけるし 惑いながらも邁進した先 自信のじの字すら忘れた頃 自信はふと舞い降りる。 そう、経験から基づく自信だ。 できなかった過去の自分から 見比べていつの間にかできてたら それが自信の片鱗だ。 大切に眺めたらまた育てていこう。
私は解決が欲しいんじゃない。 ただぶつかりたくないだけ。 何に囚われることもなく ただ必死に向い走りたい。 終わりがあるって分かってる。 ただ気に入らない最期は嫌なの。 気に入らない最期を潰して ただ欲のままに追求したいだけ。
私、貴女から生まれたマトリョーシカ。 だけど私、貴女じゃないわ。 私と貴女、重ねないで。 私は私、貴女は貴女。 ルーツは似てても 生きてきた道が違う。 選択も違う。 好きな男だって違う。 貴女に似てきたって 私は私よ。 『 My Roots. 』