モヤモヤを吐き出す回。
突然だが私はドラマを観ている。
天狗の台所というドラマだ。
前作のseason1を見届けて
season2も漏れなく観ている。
私は開幕早々、大きな壁にぶち当たった。
そこからモヤモヤが拭えない。
なのでここで吐き出させてほしい。
(以下ネタバレを含むので注意⚠️)
season2の始まりはこうだ。
ニューヨークに帰ったオンが大きくなって
両親も相変わらず忙しそうなところから
物語は動き出す。
大きくなってもまだオンは未成年。
親離れができる年齢ではないオンは
両親の忙しさに比例するように
寂しさを溜め込んでいた。
親との約束を幾度もすっぽかされたオンは
雑にカードだけ与えられてついに爆発。
当てつけるように兄である基の元へ発ったのだった。
(その際に車海老も購入した模様。)
変わらず受け入れてくれる兄とむぎとその田舎。
子どもでなくてもほっとする風景だろう。
そんな雰囲気にオンにも笑顔が溢れる。
着いて早々、車海老も届いて
久々に基と料理をするオン。
ここまでは良かった。問題はその後である。
出来上がった美味しそうな料理に舌鼓を打つなか、
オンのスマホに着信が。
そう、雑にカードを与えた母親からである。
その母親からオンは大目玉を喰らい、
往復いくらするか
数えるのも躊躇うくらいの旅費を
たったの2ヶ月しかない夏休みで
稼いで帰ってこいとのこと。
正しく鬼畜の所業である。
確かに自由に与えたとはいえ、
旅費に使われるとは思いもしないだろう。
動転するのも無理はないし、
カードを止めるのも分からんではない。
だが、仕事にかまけて約束をなあなあにしたのは
誰なのかという話だ。
もちろんオンではない。その母親だ。
約束のひとつくらい守ってくれてたら
オンだってヤケは起こさなかっただろう。
私は未成年のこういった寂しさは
未成年の内にしか充たせないものだと思っている。
大人になってもシミのように残り続けるそれは
容易に充たせるものではないと痛いほど知っている。
後でにしようではもはや遅いのだ。
子の寂しさを後回しにする親は
その後どんな場面であっても子の満足は叶えられない。
当たり前だ。先にすっぽかしたのは親なのだから。
子に親の理屈は通用しない。
物語に戻るが、納得できない様子だったオン。
当然の反応である。
とはいえ、嘆いていても非情な現実は変わらないので
事態を受け入れて旅費を稼ぐことにしたオン。
いくら掛かるか分からないものを
稼ぐ決意をするとはどんな決意だろう。
大人でさえゆっくり貯めていくものを
未成年がたったの2ヶ月で稼がなくてはいけない。
・・・というか普通に考えて法に触れるのでは?
とりあえず私がその場にいたら
法テラスに行くことを勧めるだろう。
まぁなんて冗談は置いておくとして、
season2のこのモヤモヤはいったい何話まで
引きずることやらか、溜め息ものである。
とはいえこの兄弟の暮らしが好きだから
最後まで見届けたい所存ではある。
モヤモヤの吐き出しはこれにていったん終わり。
ここまで読んでくれてありがとう。