いちばん星

青から赤へ、赤から紫へ、
やがて紺色となる空に、
一等初めに輝く星。

見る限り私の知らない星。
嗚呼、そうだった貴女は、
私を見ていない。
だから、あの星は
私の知る由のない星なのだろう。

まァ、見当はとうについているが。

それより・・・!
彼の空のように湧き上がり
変わり往く情をこちらにも一つ
手向けて欲しかったものだ。
貴女は私のただ一つの星なのに。

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