「珠洲焼の引き緊りたる黒涼し 沢木欽一」朝刊に珠洲(すず)焼の随筆がありました。珠洲焼は能登先端の珠洲市で焼かれていた黒い素肌の焼き物です。画像は珠洲焼の陶猫です。作者のヤマイチアツコさんは珠洲市の出身です。素朴でユーモラスな猫達は能登の復興を願って生命力を躍動させています。
岡山在住で能登・珠洲市出身の陶猫作家、ヤマイチアツコさんの珠洲焼と備前焼の陶猫です。珠洲焼は珠洲の土で作っても、岡山で焼くと黒肌の焼き物にならないそうです。ヤマイチさんは実家に送って、珠洲の窯で焼いてもらうそうです。輪島塗のように能登の風土を離れると失われてしまうものがあります。