「料理が嫌い」と言える女性は少ない。評価を下げるからだ。彼女らは、嘘を言わないスタンスと、「苦手」などとやわらげず嫌いと明言する強さを備える。「嫌いでもする/できる」と付け足すチャンスはないかもしれない。それでも自分の有りようを示す潔さがある。 (わたしは料理がやや嫌いです。)