『詩人 吉原幸子:愛について』を読む。女性詩論やアンソロジーでは読んだことがあるが、吉原幸子の全体像がわかり心が震える。掲載詩では『これから』『日没』『街角』がいい。エッセイ『花を食べる』にも胸を射貫かれる。詩集も積読があるのに『全詩』が読みたい。とくにⅢの朗読CDを聴きたい。
初めて詩誌を読む。『La Vague vol.0』。宮尾節子さんの「女たちよ」が圧巻。あとは概して長いなあと、詩の初心者として感じる。野宮ゆりさんの「私の蛇」は好印象だが、もっと風通しがよければいい。いまは大きく跳ねるために、少し腰を落としてタメを作っているのでしょう。次も読む。