三上その子

じぶんの身体をひとつの詩として。 ●マイナビBOOKS 詩連載「とうめいなおどり」 h…

三上その子

じぶんの身体をひとつの詩として。 ●マイナビBOOKS 詩連載「とうめいなおどり」 https://bit.ly/3JjkwsE ● 詩集・動画・プロフィール詳細など「Dancing Astarte」https://dancingastarte.wordpress.com/

最近の記事

『プラチナ美女のつくり方』(Kindle出版)。Amazon8部門1位・ベストセラー御礼。

私のライフテーマのひとつが「女性性」です。 身体を通して地球とつながる女性美を育むこと。 女性としての存在美を謳歌しながら、ゆるやかにマイペースで、内なる陰陽の統合をしてゆくことに、興味があります。 第一詩集の表題作「ある日、やって来る野生なお母さんたちについて」のモチーフとしても、自然と現れていたようです。 「詩」そのものも、女性的な文学、と評されることがあります。たしかに、かっちりとした文法や論理をまたぎ、イメージ言語が多用される、すぐれて身体的な文学かしらと思いま

    • 再生

      80年あとにつたえるなら・2 〜詩のショート・ムービー「Nikkei Kotoba Forest」完成

      「note」の初めての記事 ↓ 「80年あとにつたえるなら」 https://note.com/mikamisonoko/n/nb6a8d6bbb3ec にて、詩の全編を載せて、参加をお伝えしました、カナダ発の映像詩コラボレーションの企画 『Nikkei Kotoba Forest』 がこの秋、完成いたしました。「Nikkei National Museum & Cultural Centre」の20周年を記念した作品です。 映像と声と言葉の溶けあうさまが、素晴らしく。 樹からもぎたての、じぶんの詩や写真や声が、絹で磨かれて、桐箱におさめられて、金色の熨斗がかかって、手もとに届けられたような、感動でした。 ほんとうに心の尽くされた贈り物は、贈られた者の背筋を伸ばす力がある。 そんな気持ちになりました。深謝です。 カナダにいても、日本を近しく温かく感じたり。日本にいても、まるで外国にいるかのように孤独を感じたり。大きな時の流れのどこかに位置する「いま、ここ」で、私たちひとりひとりが生きることが、宇宙という詩の一部なのだと、あらためて感じました。 今日も、出逢いつづけ、ぶつかりつづけ、溶けあいつづけている、この地上の、すべての国の、すべての文化に、心からの敬意と感謝を。 ありがとうございました🌹

      • 詩「エンペラア・ハズ・ダイド」

        前記事でご紹介した、ほさかひろこさんの小説 『いつか、むかしのはなし』 https://www.amazon.co.jp/dp/B06XK9DGFX/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_If2zFbSZKNQBH にて、引用いただいた、詩の全編です。 若い頃、少しだけイギリスで過ごしている間に、昭和天皇が崩御されました。帰国した時は、平成になっていて、不思議な感覚でした。 しばらくして、この詩を書きました。 たしか、母を看取ったあと、位牌と共に、父の仕事に

        • 小説『いつか、むかしのはなし』・「解説」全文

          オンラインマガジン『Cradle Our Spirit!』掲載(2015〜16年)の連作短編小説をまとめた『いつか、むかしのはなし』。 著者は、ほさかひろこさん。カナダ在住の、文芸の友人です。 小説のなかに、昔の詩を、引用いただきました。 忘れたら生きてはいけないが 忘れなければ生きられなかった と いつか聞いた ことがある (詩集『ある日、やって来る野生なお母さんたちについて』収録「エンペラア・ハズ・ダイド」より)。 巻末に、私の長い感想のコメントを「解説」として

        『プラチナ美女のつくり方』(Kindle出版)。Amazon8部門1位・ベストセラー御礼。

          シャッフル・ポエム「私は世界のはじまり」

          生家の家業が 映画のプロデュースで 親の企画した映画が ただいま公開中です。 『君が世界のはじまり』 https://kimiseka-movie.jp/sp/ わだかまった十代の日々を 淡々と切りとり みずみずしいカタルシスへ誘う青春映画  ブルーハーツの名曲「人にやさしく」が こころに刺さります。 「すばる文学賞」佳作を受賞した小説家でもある 原作・監督の ふくだももこさんの 詩的なタイトルに触発されている時に 海外の詩友のWS 「千夜一夜ポエム物語」 (https

          シャッフル・ポエム「私は世界のはじまり」

          エッセイ「鎮守の森のきき耳ずきん」

          明治神宮の森についての文章です。 SNSのブックバトンで『アースダイバー』(中沢新一著・講談社)を、ご紹介した流れで、思い出しました。 初出は、詩の有料メールマガジン『さがな。』(2005年)。テーマは「私の隠れ家」だったかと。「てにをは」を直して、再掲です。 縄文古代地図を片手に、東京の古層を訪ねる「アースダイビング」。 「悲しき熱帯」に行かずともできる、文学的フィールドワークに、当時、ひとり胸を躍らせて、あちこち歩いた記憶があります。 この文章は、そのレポートで

          エッセイ「鎮守の森のきき耳ずきん」

          80年あとに伝えるなら

          「Nikkei(日系)」… 日本人であることや日本、に、まつわる詩句を集めて、1つに編んでくださるという、カナダでの公募。 2100年…80年後を見すえての、企画とのこと。ふさわしく、ビッグなことを書きたかったのですが、どれもしっくりきません。 結局、第1詩集のさいごの作品『とかげ人生・宣言編』から、シンプルに。 「ただ 生きています 赤い唇をひらいて」 と、コラージュして、送りました。 1人の日本人として 地球人として 80年後に伝えたいとしたら これだけ 「生

          80年あとに伝えるなら