◆諸方策 分節:諸項の新生的切り結び 細部:個別性に宿る内包 範型:異化と類推 徴候:未知項の探求 範列統辞:虚世界への視線 *これを可能とする個の確立、これを支える私淑性・友愛性、これを支える諸基盤、これを織り成す自然と人工.前提たる無限の内包を有する流動して止まない現実.
◆透明な意識を鍛え上げ対象を出来る限りありのままに捉える個を確立していくには、広く私淑性というべきものが必要ではないか。諸個人が対等に言葉を交わし打ち合うなかで概念や感覚が磨かれていくことに留まらない、すべて理解できないのになぜか心惹かれ、今の自分を超えゆくものを追求する熱が。
◆個の確立についての両義性.強く個としてあるためにこそ、私淑性や友愛性などの関係を取り結べる他者がどうしても必要となる。いてくれるだけで有難りと思える人の存在である。その感覚が自分を励まし、自分を強くし、自分を明るく爽やかにする。明晰に分節しつつ深い連続性を感知する不思議な実相。
自分は個として確立しているように考えているが実は周囲に接する人々や環境、文化の影響は大きく、自分自身らしさは曖昧な部分も大きい、ということを何度も何度も思わされる海外生活14年目。自分の日々の選択を意識し、自分らしく或いは自分のリスペクトする人々に近づく方向で生活するのが大事。
学問ブログ 『 度量 』 http://ameblo.jp/carte-musee/entry-12195882971.html