MMTで考えなければいけないことは、財政出動だ!とかでなくどうやって、レントシーキングに陥らせない、金融脆弱性を加速させない、投資の社会化を安定化させるための、政治と市場と金融構造を築き上げるかだと思います。そのために必要な思想、哲学、議論が日本にはないことが一番の問題だと思いま
ケインズが信じた政府の基本的役割は、完全雇用貯蓄を吸収するのに十分な民間の投資が行われるように、失業の究極の原因である不確実性が最小になる条件を保証することであった。(ポスト・ケインズ派の経済理論P199)
https://www.mobt3ath.com/uplode/book/book-46245.pdf
カレツキにおける最も重要な点は、全体の利潤率を独占度の上昇によっては上昇させることができないという論証である。利潤マージン比率を高めれば、実質賃金は低くなりプラント利用も低下するのであって、全体の総利潤を高めるのではない(Robinson 1969 )
https://www.jstage.jst.go.jp/article/peq/47/4/47_KJ00009361663/_pdf