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ポストケインジアンの経済学者、マルク・ラヴォアは、ハイマン・ミンスキーの金融不安定化仮説について、「企業の内部留保が十分であれば、金融不安、信用不安に対してのバッファーとなる」といって批判しましたが、詳しく教えてください。

2か月前

ポストケインジアンの経済モデルを用いて、産業予備軍効果、正規社員と非正規社員の賃金格差、生産性格差があることにより、マクロ経済に与える影響と、経済全体の賃金分配率への影響を鑑みて、政策的妥当性を検討し、問題点とその解決策を提示しなさい。

2か月前

ポストケインジアンの金融政策についての論文で、Drumond and Porcile(2012)は、開放経済における金融政策ルールを実質為替レートの動学と期待インフレ率の動学を組み合わせることによって展開し、カレツキアンのマクロモデルを拡張した。雇用とイン フレ率の両者についての効果を考慮する金融政策ルールは、インフレ率のみに重点をおくレジームよりは 安定性に貢献するであろう。他方において、もし適応的期待が賃金交渉の過程を阻害するならば、雇用の みに焦点を当てるレジームは不安定化するであろう

2か月前

Stock-Flow Consistent ApproachとSFC Modelの隔たり、学派の融合はおこりえるか?[ポストケインジアン経済学]

9か月前

【富と所得の分配理論】ピケティーを批判するラヴォア、パシネッティー定理の動学モデル化。などなど…

2年前

【個人的メモ】M→P、それともY→M?

2年前

解析的ストックフロー一貫成長モデル:富、生産、分配、成長への統合的なアプローチ

3年前

MMTの源流へと:ストックフロー一貫カレツキアンモデル (カレツキからミンスキーの世界を覗く)

3年前

SFCベースカレツキアンモデルの修正と拡張

3年前

ポストケインジアンの動学モデル:古典、マルクス、ケインズの融合

3年前

ポストケインジアンの基礎的な静学モデル(簡単)

3年前

MMTの政策提言「JGP」を数理モデルで検証したい(低レベルな定性的比較静学分析)

3年前

国の借金が有限値に収束するモデル

3年前

ポストケインジアンのミクロ経済学理論「ファイナンスフロンティア&拡張フロンティア」

4年前

ポストケインジアンのミクロ経済学理論「ファイナンスフロンティア&拡張フロンティア」part2

4年前

マークアップ価格形成理論

ミンスキーの金融不安定性仮説

異端派経済学と主流派経済学の違い

投資の社会化とレントシーキング

ジョーン・ロビンソン「現代経済学」書評

MMTで考えなければいけないことは、財政出動だ!とかでなくどうやって、レントシーキングに陥らせない、金融脆弱性を加速させない、投資の社会化を安定化させるための、政治と市場と金融構造を築き上げるかだと思います。そのために必要な思想、哲学、議論が日本にはないことが一番の問題だと思いま

ケインズが信じた政府の基本的役割は、完全雇用貯蓄を吸収するのに十分な民間の投資が行われるように、失業の究極の原因である不確実性が最小になる条件を保証することであった。(ポスト・ケインズ派の経済理論P199)

https://www.mobt3ath.com/uplode/book/book-46245.pdf

カレツキにおける最も重要な点は、全体の利潤率を独占度の上昇によっては上昇させることができないという論証である。利潤マージン比率を高めれば、実質賃金は低くなりプラント利用も低下するのであって、全体の総利潤を高めるのではない(Robinson 1969 )

https://www.jstage.jst.go.jp/article/peq/47/4/47_KJ00009361663/_pdf