ハロウインの日の早朝、数多くの消防士やごみ処理で働く人たち、医療関係者などが人権保護を求めてブルックリンブリッジを渡った。彼らはワクチンそのものに反対しているのではない。解雇以外の選択肢を与えない人権無視に対して声をあげている。そして、そのニュースは決してテレビでは報道されない。
全米の新感染者数の増加に伴い、NYのアウトドアダイニングは来年の夏まで続く事が発表されている。デブラシオ市長は、今週末より1ヶ月、一部の車道を歩行者に解放するオープンストリートプログラムでのアウトドアダイニングスペースの拡大も計画している。ただ、冬場がどうなるのかが勝負どころだ。
NYアッパーウエストのホームレスシェルターホテル地域では、環境の悪化による被害が相次ぎ、市長が現地視察した結果、ホームレスの人たちを2つのホテルから市のホームレスシェルターへ移動させることを決定。それに対し今度は若者たちが人権蹂躙だと市長への抗議デモを始めた。戦いはエンドレスだ。
NY市エリアでは、輸入や輸送が不足している人工呼吸器をついにローカルの人たちがオリジナルの方法でFDAの許可を得て体育館などで作り始めた。デブラシオ市長も応援している。
一昨日のユニオンスクエアでのプロテストの70人の逮捕、昨日のブルックリンのバークレーセンターの200人逮捕の後、今日のNYマンハッタンのユニオンスクエアとハーレムでのプロテストは、かろうじてデブラシオ市長が会見で主張していた暴力なしの”Peaceful Protest”となった。
ブルックリンのユダヤ人コミュの葬儀で数千人単位の人が集まり、市長が直々に現地に乗り込み、多数の警察官を使って参列者を強制帰宅させなければいけなかった。市長は人命にとっては致し方ない処置をしたはずで、それを「タフな愛」だと説明したが、それでも宗教への冒涜という理解の人たちもいる。
NYでは、何があっても市民が屋根のあるところで過ごせて、食卓に食べ物が並ぶ状態だけは絶対に守るとデブラシオ市長は言い続けている。それが人間としての基本だからと。市内では何箇所もの場所で、毎日全ての人に向けて、3食分の配給を行っている。高級レストランは、病院に食べ物を提供している。
今NY市長の会見で、イスラム教の人たちが、今日から始まったのラマダン(イスラム教の断食の1ヶ月)の分の食料をNY市に寄贈するって言ってた。やったね!デブラシオ市長はいつも会見の最後にスペイン語でもみんなにメッセージを送る。そういう多人種に対する思いやりがこの国を作っている。