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宇宙元旦のNYダウンタウンはChaos

今日は春分で、青空が広がって天気が良かった。そして、噂の?宇宙元旦とやらだった。

それに関係あるのかないのかは分からないけど、とにかくダウンタウンでは昨日に引き続き色々な事が起こっていた。

異なる世界がごちゃ混ぜに介在していた今日のユニオンスクエア

まず、ダウンタウンの中心にある公園ユニオンスクエアは、土曜日はグリーンマーケットの日だ。そして、天気も晴れて少しだけ気温もましになったので、道で手作りのものを売っているベンダーの人たちも数多くいた。公園の中では、色々な場所から様々な音楽の演奏が聞こえて来ていた。西側の地下鉄の入り口付近では、チェスをしているおじさんたちがいた。そして、そういった平和な光景の公園の南側の広場部分では、昨日のアジア人差別抗議デモに引き続き、今日はワクチン反対のプロテストが起こっていた。

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ワクチン反対のラリーでは、マスク着用なしの人たちも

今日の集まりは、あくまでも平和的プロテストを目指す感じで始まっていた人たちだったけれども、三分の一から半分ぐらいの人たちがマスク着用なしで、ワクチン反対と同時に、マスクの着用からフリーになる事も提唱していた。つまり、逆説的だけど、ワクチン接種者がすでにかなりの数になっているNYでは、感染率も下がって来ているし、そこまでの防衛はもはや必要ないのではないか、と言う考えもあるのだと思う。そして参加者にはもともと今回のウイルス騒ぎに関する懐疑的な目線もあるのかもしれない。

私には真相は分からないけれど、感染率が下がったのはことによるとワクチン接種だけでなく、もしかして季節的な理由も全くないとは言えない。あるいは、ワクチンを接種したから大丈夫だと言うプラシーボ効果もあるのかもしれない。そのぐらい、実のところ、ワクチンについてはまだ確実な事が分かっていない。

ただ、とにかく不自然なものを体に入れる事に反対する人たちが、その不自然さを疑う事をスローガンにして寄り集まっていたのが今日の集会だ。

平和的ラリーで始まった集会には結果的には色々な人種が寄り集まっていた

そんなわけで、プロテストは平和的ラリーと言う事ではじまっていた様子だったけれども、後からライブ配信を見たところ、途中にどうもBLMらしき人たちが参加して来た様子も見受けられた。おそらくこの人たちは、特にワクチン反対派と言うわけではないようにも思う。今日はどこかでBLMの集会もあったらしいので、その流れで抗議活動の中心とも言えるユニオンスクエアにただ流れて来たのかもしれない。そして、なんとか収まったものの、一時は軽く暴力的な流れが起こりそうにもなっていた。

集会にはオレゴン州のポートランドなどで活動しているプラウドボーイズかもしれないと思われる人たちもいた。彼らはBLMの人たちからは、思想的に対立する立場に当たる。だから、一度暴力的な流れに火がついてしまったら、取り返しがつかない事になる可能性もあったので、そうはならなかった事には心から安心した。

とにかくそんな感じに様々な人種が寄せ集めになっていた今日のユニオンスクエアはそれだけでも十分にChaosだった。

だから、いつ何が起こってもおかしくないと思ったけれども、なんとか昼間のうちにこのプロテストは平和的に事を終えたのはありがたかった。ちなみにこのワクチン反対プロテストは、明日はセントラルパークのストロベリーフィールズ(Imagineのあるところ)で行われるようだ。

ワシントンスクエアではクオモ州知事のセクハラ疑惑に対するプロテストが起こっていた

そして、今日はユニオンスクエアから歩いて2、30分ぐらいの場所にある、プロテストでよく使われるもう一つの代表的な公園であるワシントンスクエアで、なんと州知事クオモ氏のセクハラ疑惑に対する大きなプロテストのラリーが行われていた。

この問題に関しては、以前noteにも書いたけれども、まだ完全解決の方向には行っていない。

ただ、まだ部分的とは言え、このところのクオモ氏の今までとは打って変わった急激な文化機関やスポーツ機関の解放、室内飲食率の上がり方は、やはり政治的な理由もなくはないのではと言う市長であるデブラシオ氏の見解は否定できにくい。。

もちろんこういった事は、気温の暖かさの到来とともに、多くの一般市民を楽観的に喜ばせているに違いないとは思うのだけれども、その今までとは違い過ぎる政策には、やはり不安な気持ちは隠せないと感じている人たちもそれなりにいるに違いない。

今日は朝から日が沈むまで、とても綺麗な青空の日だった。

そんな春分の日に、まだまだみんなが立ち上がって考えなければいけない問題が浮上して来たのは、考えようによっては必ずしも悪い事ではないのかもしれない。

そして、今流行り?の宇宙元旦の論理から行けば、解決されなければいけない問題が、ここに来て何となく必然的に表に浮かび上がって来た印象も感じる。そうだとすれば、今後の流れは絶対に問題解決に向かっていい方向に変わっていくはずだ。

だから、今はとりあえず、明るい未来を信じていたい。










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