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ダイエットの道のりで、やがてぶつかる「ホメオスタシスの壁」。体温や血圧など体内の状態を、一定に保とうとする機能です。体重も例外ではなく、月に5%以上が減るとセンサーが反応。停滞期に突入する可能性があります。過剰なストイックは事故のもと。体はスピード違反を嫌います。

下半身がむくむ原因のひとつが、ふくらはぎの筋力不足。重力の影響で、体液は脚に溜まります。筋肉が血管をしぼるミルキング作用で、よどんだ血液は全身を循環。つま先を台にのせ、踵を上下するヒールレイズは、膝下の筋ポンプを強くするのに有効です。

ダイエット停滞期には、大なたを振るう改革も必要。朝イチ体温が0.2度以上、低くなってたら考え時です。チートデイ以外の方法では、糖質制限から脂質制限にスイッチする手法が効果的。逆のパターンも有効です。下がった代謝を刺激する奥の手は、2週間を目処に続けます。

噛む回数を増やせば、体重は減らせます。目標は1口あたり30回。多く噛むと血糖値上昇が緩やかになるほか、食事誘発性のカロリー消費もアップ。満腹中枢が早く働き、食べ過ぎが防げる効果もあります。お腹いっぱいになったら、そこで食事は即終了。もったいない精神も、ダイエッターには不要です。

アルコールは1gあたり7kcal。栄養ゼロのカロリーで、エネルギーとして蓄積できません。体にとっては毒なので、優先的に処理されます。アルコールが抜けるまで他の代謝は滞り、筋肉の修復作業もしばらくストップ。せめて運動をした日ぐらい、肝臓をダイエットのために使いましょう。

運動1時間前のコーヒーに、大さじ1杯のMCTオイル。糖質が摂れない時の、エネルギー補給として使えます。ココナッツオイルの60%を占める成分で、中鎖脂肪酸という種類の脂質です。他の油との大きな違いは、速くエネルギーにできる点。カフェインの脂肪分解作用との、相乗効果も期待できます。

ぐっすり眠るダイエッターは、体脂肪がよく減ります。脂肪を分解する成長ホルモンは、入眠30〜60分後の深い眠りで多く分泌。ホルモン分泌を最大化するために、就寝3〜4時間前には食事を終えるのがマストです。筋肉の分解が心配なら、寝る直前にグルタミン5〜10gの摂取をおすすめします。

無理なく痩せるカロリー収支は、1日−500kcalが目安です。食事から300kcal分を減らして、200kcal分の運動をするなど組み合わせは自由。毎月15,000kcalのマイナスを作るのが目標です。その半分が、体脂肪から使われると仮定。月に1kgずつ減らしていくプランです。