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揺らぎと滲み

この手の中の夏

また海に出る

カメラがあると

思い出の作り方

何を食べようか迷いながら

今日も店の灯がともる

ハトが寄る

思い出集めに海

季節は進み

旅は線路とともに

本を広げて

心変わりの象徴というけれど

色が移り季節も移る

概念と信念と

季節の中で思い出す

いつの間にか猫とともに

改めて写真を考える

花の季節は近い

エフェメラルな序章

並んでいる

お茶が待っている

ソリッドでナチュラルで

歩くことから始まる

線路の続き

歩いてゆくんだ

冬のうちに探しておく

水面をゆく

街の夜の旅

如何なる花の色に

猫について何も知らない

線路沿いに夜の旅

今日も猫の日

小さな部屋をのぞき込む

豊穣の使者

踊り生きる

阪急の日

影を通過する

概念としての阪急沿線-風景愛惜

ある晴れた日

空を目指して

暫しのくつろぎ

収穫の時

離れたはずがそこにある

間際の美しさ

暑さがほどける前に

晴れ間のエフェメラル

雨を待つ