ハトが寄る
駅前広場で人を出迎えるようにハトがいる。
公園で並んで歩いてくるハトがいる。
道行く人にエールを送るでもないハトがいる。
やはりハトほど街の風景がこれほど似合う存在はない。
これだけ多いとありがたみが薄れるかもしれないが、それでも平和の象徴である。
ハトに限らず鳥をテーマにしていることが多いので鳥シリーズというのを作ってもいいかもしれない。
思えば前回はカラスをピックアップしていた。
鳥たちはまたエフェメラル
ハトはいかにも何かを考えているように見える。
時々問いたくなる。
思い思いに飛び立つ時を待つ
律儀にその時を待つ
次の電車を待つ
急ぐばかりが求められるわけではない
楽しく過ごそうよ
緩やかな時の流れにハト
ハトがいれば
ハトはまた意思が強いものである
寄る辺ない日々にハトの寄る足元
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