揺らぎと滲み
諸事情により出展はしていないが、「滲むイメージ」も写真の意義を改めて考えるにはふさわしいテーマである。
以前出展した「向こう側」と同様、写真が写真である意義を考えさせられる企画であると勝手に思っており、エフェメラギャラリーにて作品の可能性を探求したくなった。
写真が写真である意義とは何か。現実でありながら虚構であるというのが写真の可能性であるならば、鮮明ではない仕上がりの写真の持つ意義は決して小さくない。
そこにある水面にイメージが映りゆく
風景に溶けてゆく
思い出の速度
不鮮明な写真の持つなんとも形容しがたい魅力
距離感は難しい
光はものを鮮明に見せるときもあれば、滲んで朦朧になることもある
思い出は雨の向こうに
参考:「向こうがわ展」に際して
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