ゆく血の流れは絶えずしてしかももとの血にあらず。淀みに現わるプラークは冠静脈を堰き止め良い兆なし。カテーテルが右手首から血管を這い心臓に至りステントを膨ませ隧道が拡がると血流が戻りぬ。あたかも自在ブラシが水道管の汚れ清掃するが如し。手術中は生きた心地なく命は水の泡にぞ似たりける。
同じ川に二度、足を踏み入れることはできない。 なぜなら流れは常に変わっているからだ。 ヘラクレイトスの言葉です。 ゆく河の流れは絶えずして しかももとの水にあらず…とも似てますが 昔の人は川を見ていても 哲学的な思考をしていたのですね。 現代人は少し哲学から離れすぎかも…。