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延滞督促哀歌~真面目な人ほど…~
こんにちは、ハシモト トショカンです。
本日も数ある記事の中からこの記事を閲覧していただき、ありがとうございます!
皆さん、もしかしたら図書館で借りた本の返却期限を過ぎてしまった、という経験が一度くらいはあるかもしれませんが、公共でも大学でも、期限が過ぎれば「延滞」という状態になり、何かしらのペナルティーが付いたり、電話やメール、ハガキなどで督促がいったりします。
ペナルティー(延滞罰則)の中でもスタンダードなのが「超過した日数分貸出停止」かと思いますが、一部の大学では延滞金を徴収するなんて図書館もあります!
TSUTAYAか!!( ゚Д゚)
ただ、私がこれまで勤めていた図書館で、「超過した日数分貸出停止」をやっていた図書館って実は1館しかなくて、他はみんな「延滞中は新規の貸出禁止、延滞資料を全て返却すればその場で延滞罰則解除」でした。
まあ、特に大学図書館だと、期限を過ぎたご本人が悪いとは言え、必要な時にペナルティで本を借りられずに学業に支障が出てしまうのはいかがなものか?というのも分かりますが(だから一部の大学では貸出停止期間がない代わりに延滞金を徴収しているんだと思います)、それだと「どうせ返せばまた借りられるし、自分にとって必要な期間は返さない」という利用者が出てきてしまうのも事実で、特に予約が付いている人気の本でそれをやられてしまうと、たまったものではありません(長期延滞になってあまりに予約が溜まってくると、「もう一冊買うか?」みたいな話になってきて、余分な予算を使う羽目になります…)。
ちなみに、図書館によって多少の違いはありますが、返却期限が過ぎて一定期間経過すると、「延滞督促」がスタートします。
基本的に優先されるのは、先ほども少し触れましたが、予約の付いている本。
「待っている方がいるので、お早目の返却をお願いします」
という形で、これは割と「あ、そうですよね、すみません!」と言っていただける可能性が高く、スタッフ的にも連絡がしやすいです。
次に、図書館によって連絡する日数は異なりますが、延滞期間一カ月以内の、予約の付いていない本。
これもまあ、大方の方が「すみません、すぐに返します!」と言ってくれますが、中には「ちょっと過ぎたくらいでいちいち電話してくんな!〇すぞ!!」とすごまれる事もあり、少し覚悟が必要です。
そして、一ヵ月以上の長期延滞者になってくると、これはですね、もはや電話には出ません(笑)
それまでに何回も電話をかけているので、ほとんどが延々鳴らしても出ないか着信拒否です。
そういった方にはメールを送ってもハガキを出しても反応はなく、運が良ければ忘れた頃に返却ポストに返されますが、その多くが長期延滞のままとなり、人気の本であれば買い直す羽目になります。
勿論、本を借りている間に不慮の事故に遭われたり、お亡くなりになっているという方もいらっしゃるので、そういったやむを得ない事情があることもありますけど、図書館の本は、公共では税金で購入した市民の皆さんの公共財産ですし、大学では皆さんの学費で購入した学内全体の共有財産ですから、普通に生活を送っている方でそれを返さないというのは、もう盗みを働いたのと同じだと考えてほしいです。
カウンターにいると、よく
「タダ(無料)の本」という言葉を利用者の方から言われることがあるのですが、
タダ(無料)じゃねえから!(´Д`)
と、声を大にして言いたいです。
ちなみに、カウンターで返却を受ける際に、
「あの…返すのがすごく遅くなってしまって、本当にすみません!」
と仰る方がいるのですが、そういった方々は大抵過ぎていても1日~3日以内です。
真面目な方ほどそこまで過ぎている訳じゃないのに、自己申告の上、しっかり謝罪をしてくれます。
これはハシモト調べでは100%に近い確率であると、自信を持って言えます(笑)
こういった方々は、きっと「ものすごく悪い事をしてしまった」という思いで、「怒られるかもしれない」と思いながら、それでも覚悟を持って堂々とカウンターに返却してくださる、その勇気に、ハシモトはいつも感動します(:_;)
その一方、
長期延滞者の方は、何も言わずに返却したり、返却ポストにシレっと返したり、場合によっては
「返すのが遅れたくらいで何回も電話してきてんじゃねえよ!」
と怒鳴ったり…ということが多く感じます。
なんだかなーという感じです(´Д`)
それでは皆さん、良い日曜日を!
本日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!