荘子的混沌と興味資本、知的生産について
最近、諸子百家を学ぶzoomに参加している。一冊の新書をもとに各哲人たちの思想に1週ずつ触れていく会だ。今まで老子、荘子、楊朱、孔子、孟子ときたが中でも私が気になっている思想家がいる。荘子(荘周)だ。
荘子は人間世界を無の無限連鎖、混沌と表現している。混沌とは何だろうか。混沌とは、混沌である。人間がいくら混沌とは何某であると述べたところでそう述べてしまった時点で混沌を混沌であった何某に変換するだけであり、混沌のそのままを保持できなくなる。生のまま、生きている混沌とは解せ