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デバイスから離れて、ただ木々を眺める|日記(6/6-6/9)

6月6日(木)
休日。家事をこなしつつ、『恋はつづくよどこまでも』を観る。魔王の行動にキュンキュンしながら、一気に二話分観た。ドラッグストアやスーパーなどで買い物。そこでないと売っていないものがあって、何軒かはしごする。住民税支払いのために立ち寄ったコンビニでファミチキを買う。少し値上がりしたようだ。家に帰って、昨日のラタトゥイユの残りをご飯にかける。チーズを乗せて、ドリア風に。生理前なのでファミチキも一緒に食べる。ドラマを観ながら、至福の昼ご飯。自分で自分を喜ばせるのは大事だ。思っていたよりお腹いっぱいになったけど、なんとか完食。少し休んでから、いつものベローチェへ日記を書きに行く。日記を書くことがモチベーションになる時と億劫に感じられる時がある。今日は義務的に書いてしまった。夕方になったので帰宅し、余った長ネギを活用した角煮丼と、豆腐とわかめのお味噌汁を作る。お供は『大久保佳代子とらぶぶらLOVE』。最近このポッドキャストしか聴いていないんじゃないかというくらい聴いている。夫が帰宅し、一緒に夜ご飯。最近いつもより帰宅が遅めで、仕事が忙しい様子。でも今日は『Destiny』の最終話を楽しみにしていたと話していたので、一緒に観た。奏と真樹の関係性をじっくり描きたかったのかなと思いつつ、手こずるかと思っていた事件解決があっさり進んでしまってちょっと驚いた。本作では石原さとみの表情の使い分けと、田中みな実のヒステリックな演技がすごく良かった。この二人が出る作品はこれからもチェックしたい。

生理前の爆食

6月7日(金)
出勤の朝。星野源のANNを聴きながら支度。まだ早朝に目が覚めてしまうけど、結構大丈夫になってきた。夫のペンギンのハンカチ(彼曰く、今日の私のラッキーアイテムらしい)を借りて家を出る。バスに揺られながらOrangestarさんの楽曲を聴く。『濫觴生命』と『霽れを待つ』という曲がいいなぁと思うも、どちらも漢検一級並みの漢字で読めない。帰ったら夫に聞こう。職場に到着すると、なんとWi-Fiとプリンターに接続できなくなっていた。しばらくするとWi-Fiは復旧したものの、プリンターは昼過ぎになるまで修理できないとのことだったので、できる作業から進める。暇になってしまうかと思いきや、本社の先輩が仕事を振ってくれたこともあり、常にやることがある状態だった。お昼は事務所ではなく別のスペースで食べたり読書していいと社長が言ってくれたので、のんびりと木々を眺めながら食事。実家の家族からたくさんLINEが来ていた。どうやら日曜日にBBQをするらしい。やんわり誘われて肉に目が眩んだが、一人で会いに行くと毎回涙が止まらなくなるのでまた今度にした。夫が「両親に会いに行く時は二人で行こうね」と私のことを心配して言ってくれたから、約束は守りたい。お昼を食べ、『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』を読み進める。書籍ではあるけどZINE感覚で読めるのがいい。午後は還暦の上司と二人になる場面が多く、スマホの使い方なども教えてあげた。おじさんたちのジョークには相変わらず愛想笑いかマジレスしかできないけど、「居てくれて良かった」と言ってくれるから、仲良くはなれている気がする。ずっと数字に苦手意識があったけど、そういえば実の両親はどちらも銀行員だったから遺伝子的には苦手なはずないんだよな、と思いながら経理の仕事をする。遺伝に勝手に悩まされてばかりだったけど、珍しく肯定的に捉えられた。今日はいつもより遅く会社を出たこともあって、逆にバスの乗り換えがスムーズだった。17時半前には帰宅。ふるさと納税のハンバーグと付け合わせの野菜を焼く。ゆで卵と味噌汁は前日に作っておいたもの。帰宅した夫と夜ご飯。このハンバーグが今日で残り最後だから大事に食べる。ふるさと納税返礼品で一番美味しかった。食後は二人で逃げ恥二話を観た。私は今回が四週目なのでほぼ内容を覚えているが、初めて観る夫が「僕たちに考えが似ている」と言ってくれていたのが嬉しかった。私も平匡さんとみくりの考えに共感するから大好きなドラマになった。恋ダンスを観ていたら踊りたくなり、二人でYouTubeを観ながら真似してみることに。ダンス初心者がやっていいレベルではなかったけど、学生に戻ったみたいですごく楽しかった。

ハンバーグ定食

6月8日(土)
寝不足だけどなんとか起床。昨日帰りに買ったパンを食べてから、身支度と掃除。毎週土曜日はニシダのラジオと掃除って決めてる。準備ができた後は夫と東京へ向かう。音楽好きの彼に誘われて、日比谷音楽祭へ。電車内では島本理生さんの『イノセント』を読む。かなり好みな小説で、どんどん読み進めてしまう。有楽町に到着後、麺屋ひょっとこへ向かう。八人ぐらい並んでいたけど、割とすぐ座れた。オーナーのおじいさんが小声で話しながらラーメンを作っているのが可愛い。運よく夫の隣で座れたので、ゆずラーメンを頂く。体にいいものしか入っていないような、優しい味が沁みる。食後は交通会館を巡りながら、各地の名産品を眺める。夫は和歌山以外の都道府県は全制覇しているらしい(すごい)。彼に案内してもらい、日比谷公園まで歩くことに。日差しが強く、アスファルトから熱を感じる。公園に着くとたくさんの人が。少しお腹の調子が怪しかったので、目的のライブまではミッドタウンで休むことにしてもらった。しかし、ミッドタウンもたくさんの人。トイレも長蛇の列で疲弊してしまったけど、タリーズをテイクアウトして空いているベンチに二人で腰掛ける。夫は「君は今日もよく頑張っているよ」と言ってくれた。私の体調に合わせてもらってありがたい。回復したので早めに公園に着くも、すでに立ち見の状態。インストバンドの人気に驚く。夫が好きなSPECIAL OTHERS ACOUSTICの曲を初めて聴いたが、キャッチーなメロディーラインで聴きやすかった。そもそもインストバンドのライブが初めてなので、歌詞がないために没頭まで時間がかかったが、揺れる木々と心地良い音色に包まれて気がつくと体が揺れていた。退場にかかった時間はほんの1分くらいだったけど、その間も待てずにスマホを見ている人がおり驚いた。トイレの待ち列でもライブ中でも、スマホを見ている人がいた。久々に人がたくさんいるところに来て一番印象に残ったのは、少しでも隙間時間ができるとスマホに触る人が多いこと。「何もしない時間」というのは確かに怖いが、デバイスから離れてただ木々を眺めるのも大切だと、自戒を込めて思う。帰りの電車で1時間ばかり本を読んでふと顔を上げると、頭がすっきりとしていた。車窓の景色を眺めながら、今正しいことをしていると思えた。

おじいさん特製のゆずラーメン

6月9日(日)
昨日は早めに寝たので、すっきりとした目覚め。夫にちょっかいを出してから起き上がる。身支度と朝食を済ませ、もうすぐ読み終わりそうな『イノセント』を最後まで読む。『ここはすべての夜明けまえ』を読んでも感じたが、父親との関係が複雑な女性は決まって陰があり、潜在的に頼りになる男性を味方につける癖があると思う。でも物語に触れて、それの何がいけないのだろうと思った。親は選べなくとも、自分で本当の愛を見つけることはできると思うから。図書館へ本を返しに行き、美容室帰りの夫と待ち合わせ。ゆるくかかった自然なパーマがよく似合っていた。お昼時だったので、近くの焼肉屋さんにランチを食べに行く。以前私の家族と夫とで食べに来たお店だったが、その時は急いでたくさん食べたこともあり、今回初めて口にしたかのように美味しさを味わうことができた。メインのカルビだけでなく、お通しの冷えた牛タンや甘辛いキムチ、熱々のビビンバまでが何故この値段なのかと疑うほど美味しかった。食事中、夫が『ここはすべての夜明けまえ』の感想を話してくれた。彼がこの作品にハマってくれて嬉しいし、こうして美味しいものを食べながら本の話をするのは最高だなと思う。焼肉屋さんを後にして、スーパーで夕飯の食材を買ってから帰宅。生理予定日なこともあり、偏頭痛の予感がしたので家でゆっくり『恋はつづくよどこまでも』を最終話まで観た。最初は夫も側にいてくれて、天堂先生のセリフを真似したりしながら、ずっとくっついてくれていた。夕方、一人の時間に静かな部屋で日記を書き上げる。書き始めると必要な言葉がするすると出ていく感覚がして、深く集中することができた。

通いたいくらい美味しい焼肉ランチ

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