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摂食障害の長い長いトンネルを抜けて~元摂食障害当事者からのメッセージ~連載を終えて(あとがき)その4

みなさん、こんばんは。今日は「摂食障害の長い長いトンネルを抜けて~元摂食障害当事者からのメッセージ~」の連載を終えた今、思うこと「その4」について書きたいと思います。

その1はこちら ⇩

その2はこちら ⇩

その3はこちら ⇩

実は、その3で終わりにしようと思っていたのですが、どうしても付け加えたいことがありましたので、そのことについて書きたいと思います。

あとがきが「その4」まであるなんて「あとがき」とは言えないかもしれませんが、ご了承ください。

その2で、

摂食障害(主に過食嘔吐)経験者である私の経験と知識をベースとして、摂食障害真っ只中だった頃に考えていたことや、摂食障害を克服する上でヒントとなる(のではないか、と思う)考え方や行動などを主な内容としたフィクションです。

と書きましたが、あくまで私の考える「摂食障害」という病は、ここに登場する紗希のように素直で、諦めることなく克服に向けて出来ることを続ける、というポジティブな側面ばかりでは決してありません。

思うように痩せないことにイライラしたり、「どうせ普通に(吐かずに)食べることなんて一生出来ないし、出来るはずがない」と、諦めと開き直りの境地から抜け出せなかったり、あるいはカウンセラーや医師、家族などに理解されていない、という思いから反発したり、ということもあります。

ですから、実際の摂食障害を患っている状態を必ずしも的確に表現している、とは言えない部分もあると思います。

ただ、私がこの連載を通じて表現したかったのは、

「いつ」「どのように」という「時期」や「方法」は人それぞれだけれど、摂食障害(の症状)を克服する可能性はある。だから、どうか諦めないで。

ということです。私がその根拠の一つと考えていることが、

摂食障害(の症状)は、先天的なものではなく後天的なものであって、学習により獲得した習慣や嗜癖行動です。ですから、再学習によって克服することが可能なのではないか。

ということであり、私はそう信じています。

長くなりそうなので、続きは「その5」に書きたいと思います。


今日もありがとうございます。

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