そうだ「もうひとつの京都」行こう! -海の京都 丹後エリアの魅力
2022年9月28日(水)~10月2日(日)の5日間、京都北部に位置する丹後エリアを中心とした特産品や先進的な取り組み、伝統文化を感じられるイベント『そうだ「もうひとつの京都」行こう!』を、八芳園が運営するポップアップ型ショールーム「MuSuBu」にて開催中。
京都と言えば、一般的には神社仏閣に代表される古都のイメージが強いですが、今回のポップアップイベントでは「海の京都」として日本海に面する京都府北部の丹後エリアを中心にフォーカス。
古から伝わる「美女伝説」や丹後ちりめんなどの伝統と、近代化や若い世代の取り組みが織りなす新しい文化で花開く“もうひとつの京都”をご紹介します。
丹後エリアで育まれた食材を使用した、八芳園シェフが手掛けるイベント限定メニュー
海の恵みを受けながら、丹後エリアで育まれた食材を使用し、八芳園MuSuBuシェフが手掛けたイベント限定メニューをお届けいたします。
丹後はらずし御膳
丹後エリアの「はらずし」は、丹後人にとって一番身近とも言える「ごっつぉう(ご馳走)。」
祭りの日、ハレの日に母や祖母が作ってくれる「はらずし」は、地元で揚がる鯖のそぼろを使った押し寿司です。
この地に根付いた故郷の味を、MuSuBuシェフアレンジで是非ご堪能ください。
MuSuBu吉田シェフ:
丹後の地に根付いている、伝統的なハレの日の料理「はらずし」を作らせていただきました。
「はらずし」は伝統的な和の料理ですが、ほんの少し「洋」のエッセンスを加え、MuSuBuならではのアレンジでご用意しております。
京都の鯖缶は味付きのものが主流。
京都府海洋高等学校が開発した「京の鯖缶」を砂糖を入れて水分を飛ばし、煎ることにより鯖のそぼろに仕上げました。
上に乗せたのは、人参と京都の梨のラペ、錦糸卵、そして京都の九条ネギ。
オリーブとニンニクを効かせて炒めた京都の肉厚な丹波しめじや、トマト、オリーブを周りに添えております。
鯖のそぼろの甘み、酢飯のさわやかな酸味、人参と梨のラペのクミンの香りや九条ネギのアクセント。
すべてをご一緒に味わっていただくことで、京都の素材のマリアージュをお楽しみいただければと思います。
京都のあご出汁とあおさを使用したお吸い物、西利の漬物、丹後ライスミルクジェラートもご一緒にご用意いたしました。
丹後の黒豆と福寿園の抹茶パフェ
ふっくら艶やかな丹後の黒豆と福寿園の抹茶がベストマッチ。
上質なティータイムをお愉しみいただけます。
MuSuBu吉田シェフ:
福寿園の抹茶パウダー、抹茶クリーム、抹茶アイス、黒豆と抹茶のパウンドケーキ、栗の甘露煮、抹茶のババロア、餡子と白玉を入れた、京都を堪能するパフェをご用意しました。
こだわりのポイントは、八芳園ペストリー担当のシェフ 浅岡が手がける、黒豆を入れて焼きあげた抹茶のパウンドケーキ。
しっとりとした食感と上品に香る抹茶と黒豆の風味が評判の一品です。
ぜひこの機会に、丹後黒豆と福寿園の抹茶を使用したデザートを味わってみてください。
ふわふわ栗ムースと丹波栗の渋皮煮
ゴロッとした丹波栗の渋皮煮と国産栗ムース、ダークチョコクランブルの程よい苦みが大人味の一品です。
MuSuBu吉田シェフ:
優しい甘さが広がる、なめらかでふんわりとした食感の国産栗のムース。
ムースの上に乗せた、「丹波栗」は粒が大きく締まった肉質が特徴。
しっかりとした栗の味わいと甘みをお楽しみいただけます。
普段なかなか食べる機会が少ない京都の丹後の料理。
ハレの日にご家庭で食べる特別な味や、素材を活かした特製デザートをぜひ今回のイベントで味わってみてください。
"海の京都"から届くパン祭りを開催
~売り切れ必至の人気パンがMuSuBuに集合
パン消費量は全国トップクラスを誇り、パン好きの聖地と言われる京都。今春「MuSuBu」で開催された京都の人気パン店を集めた『京都パンフェス2022』に引き続き、今回は丹後エリアを中心に、話題の3店舗の人気パンをご用意いたしました。
京都の素材を使用した「BLUE TREE」オリジナル
京都西利のお漬物とクリームチーズのパン2種
八芳園オリジナルベーカリーブランド「BLUE TREE」からは、京都産米粉を使用したイベント限定パンが登場。
今年4月、MuSuBuにて開催した「京都パンフェス2022」にて連日完売となっていた、京都西利の漬物とクリームチーズを合わせたオリジナルパンを、新たな味わいとしてお届けいたします。
今回は、"パン好きの間で知らない人はいない!"と言われるパンディレクター 大谷りえ子さんに「BLUE TREE」のパン2種のご感想をいただきました。
大谷りえ子さん:
パンと漬物の組み合わせが、とても新しい感覚で驚きました。
京都産米粉を使用した白パンのもちもちふわっとした赤ちゃんのほっぺのような食感と漬物の歯応えの組み合わせは新感覚です。
中に入っているのは癖がなく食べやすいクリームチーズ。
クリームチーズが漬物の酸味や塩加減と、パンの味わいの架け橋となりパンの架け橋となり、味にまとまりを持たせています。
「はりはり漬け」は、パンなのにカリカリという食感が中から出てきて、もちもちふわふわの白パンとの食感のコントラストを楽しめます。
「花みぶ菜」は最後にほんのり感じるほろ苦さが味のアクセントとなっていました。
今回のイベントでは、丹後の日本酒やワイン、ビールも販売しているので、お酒と合わせてお召し上がりいただくのにもぴったりのパンです。
パンに使用されている京都西利のお漬物は物販コーナーにて販売中。
大谷さんも驚きの、パンと漬物の組み合わせをぜひお楽しみください。
"海の京都"の魅力を楽しむコンテンツが盛り沢山!
MuSuBu 稲垣店長のおすすめと見どころをご紹介
イベントでは、西日本最大級の道の駅・丹後王国「食のみやこ」から選りすぐりの品々をお届け。
その中より、MuSuBu 稲垣店長のおすすめをご紹介いたします。
稲垣店長:
『そうだ「もうひとつの京都」行こう!』に揃った、魅力的な商品のなかから私のおすすめ商品を2点をご紹介いたします。
1点目は丹後バル「阿蘇海イワシのアヒージョ」です。
今回のイベントのテーマは「海の京都」。
阿蘇海という内海で漁れるイワシは、昔から「金樽イワシ」と呼ばれ、地元の方々に親しまれています。
「阿蘇海イワシのアヒージョ」は、さっぱりと食べられるクセになる一品。
トマトの酸味とイワシ脂の相性が抜群で、ニンニクや唐辛子、バジルも入っているので、味にまとまりがあり、お酒にもよく合うとっても美味しい缶詰です。
イベントでは、週末限定で"ネオ角打ち"スタイルで楽しむ「丹後バルコーナー」を行うので、「阿蘇海イワシのアヒージョ」を店内でも、お持ち帰りでも楽しめるようにご用意しております。
ぜひ店内の角打ちとご一緒に、おうちの晩酌でもお愉しみくださいませ。
2点目は「がちゃまん」という、丹後のエリアで昔から人気のある甘さ控えめの国産のあんこを挟んだ丹後銘菓をご紹介いたします。
丹後は昔から織物産業が盛んだったため、好景気のときには丹後の織物産業が栄えたと言われていました。
そのときに「がちゃん」と機を織るたびに儲けが生まれたことから「がちゃまん」という名前がついたそうです。
丹後のエリアではお土産として人気があり、ちょっとしたギフトやご自宅用のお菓子にもちょうどいい、ほんのり甘い和菓子です。
京都は昔ながらの「和」が定番のイメージですが、今回のイベントでは「もうひとつの京都」というテーマで、京都のなかでも北西部の日本海側に注目しました。
店内に展示した「海の京都」を表現する写真も見どころのひとつです。
「和」のイメージとはまた違った、海の景色をお楽しみください。
その他にも、海産物を使用した加工品や丹後エリアのパン屋さんたちにご協力いただいた京都のミニパン祭りも見どころとなっております。
京都の風景を楽しんで、地元の商品やパンを楽しんで、京都の食材を使用したお食事やパフェを楽しんでいただき、「海の京都」の魅力に触れていただければと思います。
そうだ、もうひとつの京都行こう!
普段とは違う京都の雰囲気をぜひ味わってください。
▼イベント詳細は八芳園プレスリリースをご確認ください
《取材文・取材写真》八芳園 広報チーム 髙橋