花たろう、ドラマ感想

普段はhttps://www.youtube.com/channel/UC6B2Q8u780sYMdclPySW_tA 「花たろうのドラマ感想、応援チャンネル」で活動中です??「東京、新大久保発、フリーの喜劇俳優、時々脚本。

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最近の記事

田中圭さん劇場としての「わたしの宝物」5話まで感想!!

面白い!!前回4話ラストのあちゃーから、恒松佑理さん演じる真琴を使って話を進めて、宏樹の号泣→海のラストまでの展開が見事。もう最後まで見るしかない!登場人物を追い込めば置き込むほど視聴者は惹き付けられると昔、シナリオセンターで習いましたが、そのお手本になるような脚本(市川貴幸さん)でした。自分の子供じゃないかもしれない幼子を抱いて海へと足を進める宏樹、一瞬の過ちとはいえ、終始ふわふわしてる美羽(松本若菜さん)と冬月(深澤辰哉さん)さてどうなるんでしょうか? さて個人的なこの

    • 味変?!「モンスター」2話他、ドラマ4本感想

      「モンスター」2話 フジテレビ 月曜22時 1話は、どよーんとしたラストでしたが、今回は演出家が変わったの?と思うくらい見やすい作りになってました(演出は1、2話共に三宅喜重さんです)まず特筆すべきは趣里さんの衣装、グレーのスエットパーカーも似合ってましたし、テロンとした青、緑のシャツもよかったです。 撮影も2話はカメラマンが趣里さんに惚れてるのではないか?と思うほど、魅力的に撮れてましたし、神波先生の造形も性格は少し悪いけどかわいい子になって、この主人公なら見たいと思わせ

      • 一撃必殺?!「わたしの宝物」1話他、5本ドラマ感想!

        「わたしの宝物」1話 フジテレビ 「托卵物」わかった上で視聴者が見てる事を考えれば、1話でここまで話を進めたのは大成功、ネットでも「死んだ」「死んでないでしょ」論争が巻き起こってます。人の生死を間違って報道してた?〈死んでない説〉もブラックユーモアがあって悪くないですが。自分は〈ちゃんと死んでて欲しい派〉です。夫、神崎宏樹(田中圭さん)にしても、不倫相手として憎む?べき相手(深澤辰哉さん)がいない!というのは、どうするの??、嫌ながんじがらめ感も出てきておすすめです! 「死

        • いまさら?!「VRおじさんの初恋」10話まで感想(全32話、NHK)

          2024年春クール放送、評判だった今作を10話まで見てみました。10話ってどこまでかというと、直樹(野間口徹さん)の失恋を知って同僚の佐々木(堀内敬子さん)がガクッと昭和リアクションをするところまでです。 ①よかったところ、VR世界の作り込み NHKと民放ドラマとの違いは、美術、セットの作り込みだと薄々感じてますが、この作品もそう。現実ドラマだとNHKばかりずるいなあと感じる事もありますが、このドラマだと見事にこのドラマの世界観を作り上げてます。 それも豪華にするだけじゃな

          「嘘解きレトリック」他、2024年秋ドラマ1話(プライム帯)6本をざっと振り返る

          月曜21時「嘘解きレトリック」フジテレビ 嘘が見抜ける。たまにあるドラマの設定を現代ドラマではなく昭和初期ミステリーに落とし込んだ作品。初回リアタイ時はCMがちょいちょい挟まれる関係か、集中して見れませんでしたが、意外と?面白かったという感想を聞いてもう一度見直してみると、なるほど頑張って作ってるなあという印象に変わりました。文芸物、ミステリーあまり得意なタイプではありませんが、配信中心、集中してみれる環境をつくって見て見ようと思います!(←本日第2回リアタイしたら、話すん

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          ネタバレ注!NHKドラマ「3000万」2話まで感想!

          お笑いでいう「フリ」の作り方がうまいドラマ。SNSでも評判ですので、気になる方は土曜22時、再放送をチェックしてみてください! ドラマの手触り 真っ先に思いだしたのは、古い映画ですがコーエン兄弟の「ファーゴ」脚本面では「シドフィールドの脚本術」、2話の湖のシーンも想ですが、アメリカ映画としてリメイクされても問題なさそうなエンタメ作品に仕上がってます! 脚本は4人体制 ”「WDR(Writers' Development Room)プロジェクト」 から生まれたドラマ ちな

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          見返してみた!「ライオンの隠れ家」1話ドラマ感想!

          先日放送された1話見返してみました。リアタイ時も「おおーこれは~!」と思いましたが、見返してみるといろんなセリフ、映像、工夫がされてるドラマ期待大です。 ①絶妙な三角関係 地方の市役所に努める兄(柳楽優弥さん)と自閉症の弟(坂東龍汰さん)の暮らしに突然現れたライオンと名乗る謎の子供(佐藤大空さん) まず自閉症の弟に育児放棄、児童虐待の可能性のある子どもの組合せ、どちらもドラマの題材になる設定だが、2つを掛け合わせることによって、ライオンくんの見え方が立体的になる。それに加

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          「宙(そら)わたる教室」1話が面白過ぎた件、NHKオンデマンド(月990円)U-NEXT(レンタル220p)

          やはりドラマは予備知識なし(出演者、脚本家、あらすじ情報なし)で見るのが面白い。冒頭窪田正孝さんと中村蒼さんのシーンから、1話出色の小林虎之介さん、伊東蒼さん、田中哲司さん、木村文乃さん、つい先日まで別ののドラマで見てた役者さんが、次々違う役で登場、出てくるたびに「おー」と拍手を送りたくなる。 お話も1話、極力説明セリフを省き、起こってるドラマ、会話の中で、視聴者に情報を開示していく。さらに映像的にも科学、ファンタジー要素も踏まえ、もっと学びたい、次回も楽しみ!と思わせる仕

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          どこから見るか?で変わる世界線「海のはじまり」最終話感想!

          冒頭「夏、海、水季」のこうなったかもしれない?夢?からはじまる。見る人によっては「あちゃ~もう夏そっちの人じゃーん」とおぞましく思えるシーンだが、その後の「津野、弥生」の2ショット、水季、朱音の「海いてよかった」夏、弥生「楽しかった」の話など繋げてみると、「人生は選択の連続」でもその選択にいい悪いはなく、そのどれもが正しくて、そう思えるような人生をみんな送ろうね!的なメッセージも感じる最終話でした。 よかったところ① ただでさえ、身長差のある2人を、玄関の段差を使ってさら

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          人と会うには時間がかかる「錦糸町パラダイス」11話感想とマイフェイバリット劇団紹介!

          俳優さんがプロデュースするテレ東ドラマ、雰囲気はわかるけど、つかみどころがない作品。10話までは何かありそうで何もない時間が流れていく。しかしだからこそ、11話、大助(賀来賢人さん)、心音(さとうほなみさん)の自転車に乗るシーンがドラマチックになったし、裕ちゃん(柄本時生さん)の告白「居心地が良すぎるからこそ、ここにいちゃいきゃない!」がドラマ内だけでなく一般の人でも時々感じる、普遍的な感情、行動のドラマになってました。(リハビリうんぬんはたぶん嘘?!) 余談:柄本さん、今

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          「海のはじまり」は「寓話(ぐうわ)」?最終話心穏やかに見る方法

          まずはこちらをどうぞ!(11話視聴後の感想です!) 前半「諭す」、後半「道徳的な訓話」という言葉はさておき、 のあたり妙にしっくりきませんか?もう少しわかりやすく説明すると 「あるところに夏と弥生というカップルが仲良く暮らしていました。夏と弥生は20代後半、みなさんより随分大人のお兄さん、お姉さんです。ある日夏が仕事の支度をしていると。呼び鈴が。ドアを開けるとかわいい女の子が立っていました!(1話) 「海が家に帰るとおばあちゃんが泣いていました。夏も台所の影からのぞいて

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          「海のはじまり」における生方さんの挑戦(想像です…)10話感想

          ※この感想は、10話視聴後、11話視聴前の感想です。 「silent」「いちばん好きな花」に続く、村瀬プロデューサー、脚本家生方美久さんの手がける第3弾ドラマ「海のはじまり」いよいよラストが見えてきた。 9話夏と弥生の別れ「まあ、そうなるよね、普通」な展開だが「いざそうなってみると」ズーンと重い。しかしその重さをなかった事のようにまた物語は進みだす。これが若さなのか?考えさせられる??10話でした。 まず気になったのは「なぜ、夏以外の登場人物は、〈夏にだけ〉辛く当たれる

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          いい作り話だった!「西園寺さんは家事をしない」最終話、他4本ドラマ感想!

          後半のりそこねた感のあった今作だったが、最終的には「らしさ」を見せつつ巧く見せられた最終回でした! 前半「ルカちゃんの家出(横井さんつき)」でほっこり、次に高畑淳子さんママで「子育て世代」を鷲掴み、ウルトラC→「偽○○」探しで、そういう事じゃないでしょ?と視聴者にちゃんと思わせる展開。ルカママ、楠美、西園寺が3人が見える、映像マジックでルカちゃんの心の変化を描き、ラスト「家族」「偽家族」言葉にしばられがちな現代をさらりとかわす。よくできたお話になってました! 何といっても

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          「ブラックペアン」「ビリオン×スクール」最終話他4本ドラマ感想

          「ブラックペアン」最終話 「メッツェ~ン」「ダイレクトアナストモーシス」「エルカノ」「公開手術」聞きなれない言葉を巧みに利用し、その世界観を作ってきた今作。主演の二宮和也さんを軸に大物俳優の見せ場も作りながら、術中、天城先生、佐伯教授をふらふらさせたり、至れり尽くせり「実はこうだった話」だけに終わらせない、したたかさも見せた。どちらかと言えば、権力闘争に興味がない方でも「メッツェ~ン」「ジュノ~」「心臓は美しい!」などは何となく楽しくなるし、巧く見せられた感がよかった!3も

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          ネタバレ注!!「クラスメイトの女子、全員好きでした」最終回感想!

          中学生が中学生らしい、大人時代も含めて、キャスティングの良さが光ってた今作、「よう話まとめたなあ、凄い!!」という印象でした!ドラマの最終回はちゃんちゃんで終わらせる感が出てくる場合もあるが、最後までこのドラマ全体に通じるペーソスを感じる仕上がり。プロってすごいなあ この物語の原作は爪切り男さん、メイン脚本は森ハヤシさん。順を追って見に行きましょう。 まずこの物語の核となる「春と群青」をもう一度読み直してみる事から、はじまります。ここで視聴者は「春と群青」どんな話だったか

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          「新宿野戦病院」あなたはルミナ派?反ルミナ派?創作歌舞伎町人情噺!!、他ドラマ4本感想!

          無事最終回を終えた「新宿野戦病院」、ラストは桑田佳祐さんをゲストに迎えてのランチキ騒ぎ(理由もないのにみんなで歌って踊る?)50代前半の私としては、薄らサムいけど、恥ずかしナツイ?!、90年代の歌番組を思いだしてよかったです!?最新のハラボー(原由子さん)も見れたし! 面白いのは、「ルミナ派」(最終回面白かった~)と「反ルミナ派」(え~そんなの今いらないよ~、せっかく中盤面白かったのに~)がいる事だ。最終2話、根本にあるのは「病気は平等」社会風刺にもなってるが、作劇の観点か

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