【禍話リライト】つながりの部屋
昭和の時代の話らしい。
とある会社で、新入社員の教育のために過激な研修を行なわれていた。当時からして、連帯を強めるだとか、愛社精神を育むだとかの名目の、体罰とも紛うような理不尽な社員研修は珍しくなかったのだろうが、そこは若干カルトじみたものになっていた。
とりわけ成績の悪い、あるいは従順でない社員に対しては、「周囲との関わりを断つ」といって、監禁まがいのことをしていたとのことだった。
食事は入るものの、それ以外は真っ暗な部屋に閉じ込められるというもので、残念なことに「