マガジンのカバー画像

mix

53
ツイッターまとめなど @Hello_my_planet
運営しているクリエイター

#創作

生きる

生きる

死の六画目で手が止まるようなわたしの人生とめはねはらえ

ばかみたいにきれいな言葉だけしか吐けなくなりたい罵詈雑言

アカウント消したくらいでぼくからきみは消えないんだよ気付いてた?

意気地なしおまえがまだこんなとこにいるのが証明だ愛してる

恋・どうぶつ

恋・どうぶつ

「どうしたの?」「悲しいことがあったんだ」そんなきみの横顔がきれい

鼓動きく孤独にふれる毒をすう 役に立ちますおそばに置いて

月 あなたのために泣いたわたしのために泣きたいのどこかへ行って

縁日のアクリルアイス掴み取り型抜きみたいな私の恋

ばかみたいほんとにずっとばかみたい朝昼夜も今もあなたで

千切ってあげた心臓返してください接着剤で留めるから

憎らしくておまえを埋めたいおれの名を恋以

もっとみる
へその緒

へその緒

 やあ、いいところに来たね。ちょうどぼくは、おまえが用いる〝ぼくら〟という名前の国について、自分なりに考えていたところだったんだ。「世界一小さい国だね」なんておまえは言っていたけれど、少し考えてみたらまったくそんなことはないことが分かったよ。だって、明らかに、絶対に、〝ぼく〟という国の方が小さいに決まっているんだから。そんなことはない? へえ、おまえは〝ぼくら〟より〝ぼく〟の方が大きくてすばらしい

もっとみる
アリの巣

アリの巣

「ねえ、地球上の生き物みんなが人の言葉を話しはじめたら一体どうなると思う?」
 今から随分と昔の話だ。ある昼下がり、真上の太陽がさんさんと光を降り注ぐなかで、ふと友人がそんなことを言った。まったく風のない、春と呼ぶには暑い日だった。
「そしたらぼくら、今にも人殺しになるねえ」
 そのとき私はそのようなことを口にしながら、友人が手にしているバニラ味のアイスバーがじわじわと溶け、白と呼ぶべきか分からな

もっとみる

おまえには居るだけマシだサンタさんケーキにチキン正しい愛と

くだらない歌

くだらない歌

おまえを愛してないんだよ
頭をバッドで殴られた 血の代わりに歌を吐く
素敵な魔法の代償さ 君に認められたかった
いつだってまじないに必要なのは 血液か音楽だろう
それは喉を赤く染め上げる 僕だけの ただの

窓から茜差す あの色を見るたびに壊したくなる
何をかは分からないけれど 分かるだろう
君には分からないか でも

なあ どうにかして忘れたいんだ
誰も聞かない僕の歌を 白かったはずの君への詩を

もっとみる
たとえばそれは希望

たとえばそれは希望

昔からそこには花が満ちていたそれをぼくらは光と呼んだ
転がった猫がいっぴき草まみれまるい視線とよっつの葉っぱ
歌うたい響く想いはまっすぐにきみにもあるか口にしない詩
時間ならいつもこうして思い出す空の色だけそれを教える

🌻

ノーチラス心を海ともう呼べないだってこんなに色があふれる
造花でもなんでもいいよきみとなら触れたとこから息を吐くから

20200115
向日路のぞであいうえお短歌

カット・エンド・ポエム 04

カット・エンド・ポエム 04

ラムネアンドフラペチーノ
雨が降ったね虹が出るかな
ヒールスニーカーってまるであたしたち
約束なくてもだいじょうぶ
いつでも、どこでも、わたしが誰でも

マシュマロココアとアップルパイ
瞬くまえから聴こえてる
ことばを追うまなざし
いろんな色の春がうたう
いつでも、どこでも、あなたが誰でも

ずるい女とひどい大人
まぼろしみたいに愛するだなんて
水を飲むようにどうしようもない
あなたも永遠に見つめ

もっとみる

夕暮れのほのおに少し安堵する朝のひかりは刺してくるから

受け取れない「月が綺麗」と言われてもぼくが要るのはきみの言葉だ

この空がわたしの代わりに叫ぶだろう壊れてしまえ頭痛を止めろ

いつの日かおもい化石になれたならおそばにおいて凸凹のまま