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サラバ高齢者体型②~「老人姿勢」が招く身体の痛み/連載コラム vol.27

※初出:岩手日報ぽらん(2016年6月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。

読者の皆様こんにちは。
私は『国際基準カイロプラクター』にして
『姿勢科学士®』のDr.小野寺デス。

非常に多くの反応を頂いた前回は
いわゆる『高齢者体型』について
『姿勢医学®』の観点から分析しました。
やはり読者の皆様も
ご自分の姿勢…とっても気になるようで!!

簡単に復習すると
『高齢者体型』というのは身体の上方から順に…

頭が前に出ている
 (頸椎の前弯消失/ストレートネック)
背中が丸くなっている
 (円背)
腰が曲がっている
 (腰椎の前弯消失/フラットランバー)
お尻が垂れている
 (骨盤の後傾)
膝が曲がっている
 (膝関節の伸展制御)

…などが挙げられます。
皆様はいくつ該当しますか??

これらの身体的特徴は
確かに高齢者に多いもので
結果的に
見た目年齢の引き上げ要因』となるものです。
しかし同時に
身体の様々な悩みを誘発する要因にも
なりえます。

①と②は
重い頭部を前方へ変位させて
提灯の様にバランスを取らなければならない為に
肩コリ』や
背中(肩甲骨周り)の張り』を招く
可能性があります。

③と④は
腰椎の前カーブによる
クッション機能が働かない為
物理的負担が高まり
腰痛』や『骨&椎間板の変性』の要因にも。

⑤は
膝関節を支える靭帯の緩みを招くので
関節自体が不安定になり
物理的負担も増えるので
膝痛』や『関節の変形』へと繋がる場合も
多く見受けられます。

つまり…
歳を重ねたから、アチコチが痛む
…のではなく…
高齢者体型が身体の不具合を招きやすい
…訳なんですが…

…続きはまた次号!!


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