高齢者体型と身体のお悩み~姿勢分析&姿勢調整のオススメ/連載コラム vol.52
※初出:岩手日報ぽらん(2018年7月号)掲載、「ハカセが教える『姿勢医学®』のおはなし」(原文ママ)。文章・画像ともに、無断転載はご遠慮ください。
読者の皆様こんにちは。
私は姿勢ケアの専門家・『姿勢科学士®』にして
『国際容認基準カイロプラクター』の
Dr.小野寺デス。
さて
いわゆる『高齢者体型』というのは
身体の上方から順に…
①頭が前に出ている
(頸椎の前弯消失/ストレートネック)
②背中が丸くなっている
(円背)
③腰が曲がっている
(腰椎の前弯消失/フラットランバー)
④お尻が垂れている
(骨盤の後傾)
⑤膝が曲がっている
(膝関節の伸展制御)
…などが挙げられます。
これらの『姿勢変化』は
『見た目年齢の引き上げ要因』と
なると同時に
『身体の様々な悩みを誘発する要因』にも
なりえます。
①と②は
重い頭部を前方へ変位させて
提灯の様に
バランスを取らなければならない為に
筋肉の負担が増え
『肩コリ』や
『背中(肩甲骨周り)の張り』を
招く可能性があります。
③と④は
腰椎の前カーブによる
クッション機能が働かない為
物理的負担が高まり
『腰痛』や
『椎骨&椎間板の変性』の要因にも。
⑤は
膝関節を支える靭帯の緩みを招くので
関節自体が不安定になり
軟骨や半月板への
物理的負担も増えるので
『膝痛』や
『関節の変形』へと繋がる場合も
多く見受けられます。
気になる方は
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