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小説創作に憑かれた人よ!

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小説やシナリオなど、言葉で物語を描くことに関しての気づきや技に関する記事です。 「小説指南抄」は過去記事を、「創作エッセイ」は新しい記事をアップしています。
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#小説の書き方

創作エッセイ(83)戦闘シーンの書き方について(自分流だけど)

Xの、創作アカ界隈で戦闘描写の要不要が論じられていた。そこで、それにちゃっかり便乗しよう…

栗林元
2か月前
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創作エッセイ(81)小説を書きながらの気づき(1)「不死の宴 第一部終戦編」の場…

長編作品は考察時間が長い  長編小説の執筆は時間がかかる。プロットから箱書き、本文、と…

栗林元
2か月前
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創作エッセイ(79)長編小説脱稿!

書き上げた喜び 先日8月10日、ついに長編小説「不死の宴 第三部冷戦編」を脱稿した。400…

栗林元
3か月前
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創作エッセイ(76)迷うこと

今回は小説執筆、創作技法ネタである。 現在、私は長編シリーズ「不死の宴 第三部冷戦編」を…

栗林元
4か月前
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創作エッセイ(68)活劇シーンについての考察

小説執筆に関する気づき系エッセイ。今回は動的なアクションシーンについて考えた。というのも…

栗林元
7か月前
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創作エッセイ(63)影響を受けた作家

昨日今日と24時間の間に、奥泉光さんの「黄色い水着の謎」「ゆるキャラの恐怖」(それぞれ、…

栗林元
8か月前
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創作エッセイ(61)長編執筆あるある

 現在執筆中の「不死の宴 第三部」、二年かかってしまったがあと二章を残すのみとなった。残り二章は、内容的に「爆発・大爆発」となる予定。  そこで、二年間の記憶の総まとめとして今まで書いた380枚見当を読み直した。  当初描いていたキャラの髪の色がブルネットからブロンドに変わっていたり、書きながら時間を置くと忘れてしまうのだ。また、書いてるシークエンスで、「このキャラ達、面識合っただろうか」とか、「この情報、彼は知ってただろうか」等、記憶をたどる必要が出てくる。  改めて、今ま

創作エッセイ(60)小説創作のロケハン

 小説を構想する上でのロケハンについて。  実は今、娘とある作品のプロットを考えていて、…

栗林元
8か月前
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創作エッセイ(47)小説執筆でのポメラの使い方

個人的な小説執筆プロセス  私の個人的な書き方は一種類ではない。  短編やショートショー…

栗林元
10か月前
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創作エッセイ(46)映画と小説

双葉十三郎の本で映像の技を知った  私は小学生のころから小説が好きだった。中学に入ってか…

栗林元
10か月前
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創作エッセイ(45)物語の「型」

起承転結、序破急など  物語の型でよく言われるのが「起承転結」とか三幕構成の「序破急」…

栗林元
10か月前
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ブックガイド(81)「小説の書き方 小説道場・実践編」(森村誠一)

 人気作家である森村誠一さんが書いた指南書で、ずっと独学で小説を書いてきた自分にとっても…

栗林元
11か月前
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創作エッセイ(40)暗喩とは

私の文によく出てくる暗喩。英語でメタファーとも呼ばれる表現方法です。 具体的に挙げると「…

栗林元
11か月前
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創作エッセイ(39)物語はなぜ類型化するのか?

今回は、折に触れ考えていることを書いてみる。 物語の類型とは  小説やマンガなど物語を描こうとしている人は当然気づいているだろうが、神話や民話、さらには近代説話やエンタメ作品などにも「相通じるモノ」がある。  それらを物語の「構造」や「モチーフ」などで分類した研究がある。民俗学だけでなく、演劇論や創作論にもそれはある。 全く接触がないにも関わらす似ている古代神話  世界の神話や民話の中には、全く接触がない民族や文明なのに似通った話がある。有名なところでは、ギリシア神話