創作エッセイ(61)長編執筆あるある
現在執筆中の「不死の宴 第三部」、二年かかってしまったがあと二章を残すのみとなった。残り二章は、内容的に「爆発・大爆発」となる予定。
そこで、二年間の記憶の総まとめとして今まで書いた380枚見当を読み直した。
当初描いていたキャラの髪の色がブルネットからブロンドに変わっていたり、書きながら時間を置くと忘れてしまうのだ。また、書いてるシークエンスで、「このキャラ達、面識合っただろうか」とか、「この情報、彼は知ってただろうか」等、記憶をたどる必要が出てくる。
改めて、今までの1~7章までのシーンごとの箱書きを整理した。各章で描いた内容を素早く読み返すためである。
その上で、本日、残る八章と九章のシーン割をしたのだが、大活劇の経過と結果を通して、それぞれのキャラクターたちの心の落とし前が符合して、作者として胸が熱くなった。これだよ、長編執筆の醍醐味は。
これを大声で叫びたいが、ぐっと我慢して作品描き上げようと思った。
今夏、Kindleでリリース予定です。シリーズの既刊