マガジンのカバー画像

裏話

13
小説よりも奇なり。実際に起こったお話です。
運営しているクリエイター

記事一覧

万国博覧会(EXPO’70)の思い出

2024年10月25日から11月15日まで、大阪UFJ銀行、信託銀行本店で、”推しパビ” が開催されています。 ”推しパビ”: 2025年の大阪・関西万博に向けて、推しのパビリオンを作ってもらうイベント だそうです。 ”推しパビ”の展示展示内容は、どういう訳か54年前のEXPO70(大阪万博)の写真や記念品ばかりでした。 EXPO’70の思い出 当時(1970年)、小学校5年生でした。 太陽広場(太陽の塔の下)で、ボーイスカウトの大会があり、 グラスバンドで出演したこと

人手不足(建築業界)

少子高齢化が進み、人手不足が深刻化しています。 特に、建築業界は就業者の約3割が55歳以上。 一方、29歳以下は約1割に留まっているそうです。 高齢化が最も進んでいる業界のようです。 非常に厳しい状況のようですが、 うまく運営している会社もあります。 とある工務店最近、勤めている会社のテナントビルの改装が行われました。 改装内容は、 廊下、階段、玄関部の美装。 照明器具の自動化(LED、自動点灯)、セキュリティカメラの設置等。 管理人さんに聞いてみると、小規模の工務店

日本のリスク(農業編)

従弟の奥さんは、実家がトマト農家です。 最近、お母さんが倒れ、介護施設に入所することになりました。 お父さんの具合も思わしくない。 心臓にペースメーカー。 来年は、トマトづくりを止められるそうです。 後継者問題ご長男がいるのですが、 農業を継ぐ気がない。 現在、会社員で営業担当。 「介護施設の費用を捻出するために、自宅や農地を売却しようか・・・」 退職した身からすれば、退職後に農業ができればと思うのですが、どうも現実は違うようです。 日本の農業が危機に瀕していることが

怖い話①『放蕩』

最近、小学校の頃読んだギリシャ神話に関する画像をAIで作成しました。 ギリシャ神話に人生の深い教訓が込められていたことを初めて知りました。 確かに、教訓に外れたことをすると、碌なことはありません。 ふと、あるお寺のご住職のことを思い出しました。 本日は、その方が陥った「怖い話」をご紹介したいと思います。 輝かしいキャリアご住職のキャリは輝かしいものです。 終戦の年に誕生。 お寺は、江戸初期創建。 場所は、市内の一等地にあったそうです。 小さい頃から、ずっと学年で1番

怖い話②『地面師たち』(昭和編)

Netflixをサブスクすることに逡巡していたため、少し遅れました。 先週、「地面師たち」を見ました。 見始めると、7話一気に見てしまいました。さらに2巡しました。 俳優さんたちの演技力に圧倒されました。 予想しない展開に、時間が経つのも忘れてしましました。 「地面師」という聞きなれない詐欺師の実態を知りたくなり、数冊読んでみました。 保身 積水ハウス、クーデターの深層 (角川書店単行本)www.amazon.co.jp 1,88

怖い話③ 祖母の『グレートリセット』

前回、祖母が対峙した「昭和の地面師たち」をご紹介しました。 改めて、祖母の人生を振り返ってみると、波乱万丈の連続でした。 戦前祖母は大正3年(1914年)大阪の郊外、八尾市に生まれました。 曾祖父は、園芸会社を経営。 女学校を卒業した頃に、見合いをして、商家の祖父に嫁ぎました。 お手伝いさんもいて、しばらくは優雅に暮らしていたそうです。 戦中第二次世界大戦が起こると、状況は一変します。 昭和17年 祖父が招集。 昭和20年 空襲が激しくなり、実家へ娘3人を連れて疎開。

怖い話④『地面師たち』(令和編)

先日、祖母が対峙した『地面師たち』(昭和編)を投稿しました。 本日は、たまたま最近知ることとなった不動産投資の闇についてご紹介します。 令和の不動産投資の闇 大阪の郊外に住む親族の家に久しぶりに訪れた際、すっかり周りの景色が変わったことに驚かされました。 以前 畑や田んぼの中に家がところどころ家が建っているという感じでした。 変わってしまった風景 今まで畑だった土地に、ワンルームマンションが乱立。 建設中の建物もたくさんありました。 背景 今まで農業をされてい

怖い話⑥『ニュートロン』その① (アメリカ編)

30年ほど前、アメリカの工場に出張した時の話です。 出向者、現地のマネージャーと話していると、GE(ゼネラル・エレクトロニック)の話題になりました。 その当時、ジャックウェルチ氏が社長でした。 現地のマネージャーの言葉が、印象的でした。 「彼は、評判が悪い。ニュートロンだ」 ニュートロン?私: 「ニュートロン?」  聞きなれない言葉に戸惑いました。 出向者: 「中性子爆弾のことだよ」 私: 「中性子爆弾て、どういう意味ですか?」 出向者: 「『建物を壊さず、人間だけ

怖い話⑦『ニュートロン』その②(日本編)

前回、怖い話⑥『ニュートロン』その①(アメリカ編)をご紹介しました。 本日は、自身の経験を踏まえた日本編です。 プラザ合意前1984年に電機メーカーに入社しました。 地方の工場に配属されました。 工場内は、切削加工のオイル、研磨液が霧状に舞っていました。 大型プレス機の振動・騒音は、驚くほど大きい。 機械の有機系洗浄液の臭いにくらくらする。 働いている人たちは、ほぼパワハラ系。 事務所は、工場の屋根裏。 予算が足りず、貧乏で計測器を隣の事業部に借りに行く状況。 思い描

怖い話⑧『社長案件』

Netflix「地面師たち」ご覧になった方も多いともいます。 ドラマにはまり、「地面師たち」関連の書籍も読んでみました。 ドラマの原作: 地面師たち ※ 小説の内容も衝撃的でしたが、ドラマの方がさらに過激になっていることが判りました。 地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団 ドラマ「地面師たち」の詐欺案件が、実際に起こった事件を元にしているとは、思いもよりませんでした。 積水ハウスだけではなく、他にも名だたる企業が騙されていたとは。。。 保身 積水ハウス、クー

怖い話⑨『パワハラ上司』

Netflix「地面師たち」ご覧になった方も多いともいます。 出演されている俳優の方々の演技力には圧倒されました。 皆さん、本当に役に憑依しているように思えました。 地面師、地上げ屋、地面師に騙される人。 怖い話でですが、自分に関係しそうな人はいない。 いわゆる他人事(ひとごと)で、ドラマを楽しめました。 しかし、大手デベロッパー 石洋ハウスの役員 青柳役の山本耕史さんが登場すると、昔のつらい体験がフラッシュバックしました。 「馬鹿野郎!」 書類を投げる。 そのような

クリニックモール

最近、眼科と泌尿器科を受診しました。 引っ越したばかりでしたので、近所で評判のよいクリニックを探しました。 驚いたことに、両クリニックともスーパーの2階にありました。 複数のクリニックが集まり、処方箋薬局も併設されている形態です。 クリニックモールと呼ばれているようです。 初めて、知りました。 今までの通院 総合病院15年ほど前は、大きな総合病院に通っていました。 結構、困ったことがありました。 困った点 *検査に時間がかかる。 *検査装置は、あまり新しくない。 *

個人情報漏洩

Netflix「地面師たち」ご覧になった方も多いと思います。 竹下(北村一輝さん)は、「図面師」。 初めて聞く言葉でした。 土地と所有者の情報を集める役とのこと。 ハリソン山中(42%)に次いで竹下の取り分(21%)が多かったのは、意外でした。 詐欺現場で苦労する拓海(14%)や後藤(14%)よりも、50%増しです。 それだけ詐欺を行うには情報が大事ということなのでしょうか? 自身の体験詐欺ではありませんが、執拗なセールスで困ったことが何度かあります。 高校生時代