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2023年10月の記事一覧
珈琲とあなたとわたしの関係性。
あなたは甘い珈琲。
わたしは基本ブラック。
甘い珈琲しか飲めないあなた。
苦い珈琲が好みなわたし。
時折、甘い珈琲が欲しくなるわたし。
常に甘い言葉で満たされたい欲しい、あなた。
基本的にスッキリとしていたい、わたし。
時折、甘い雰囲気があればいい、わたし。
そこの温度差があなたを不機嫌にする。
上手に嘘がつけないわたしは、ブラックで珈琲を注文してしまうのだ。
『甘い珈琲飲みたかった?』
忍者Loveletter。
放課後。
校舎の物陰からひたすらに視線を送る。視線は熱を帯びてサッカーをしているとある男子へと刺さる。
ーー誰かが見てる気がするってわかるはず!視線ってそういうものだもの!
パシッ。
「いたっ」
不意に頭を叩かれ振り向くと友達のメグミが居た。
「気付かれて振り向かれても、あんた隠れて逃げるでしょ?」
と、図星を容赦なくぶつけてくる親友は続けてこう言った。
「Loveletter書いてみたら?」