幸せになる1冊
師走の足音が待ち遠しい今日この頃。今年も残すところ1か月と少しと考えると、充実した1年の終わりを迎えることが目下の目標です。
今年の初めに立てた1つ1つの目標を見返すと、自分の足跡を丁寧に型抜きしているような気分にもなります。少しずつ雪だるまのように大きくなった足跡を愛おしく感じる反面、できていないことを見つめ直す良い機会でもありますね。
さて、そんな日々の小さな何気ない「幸せ」の小山を築き続けていくためには、私には読書が、やはり必要なのです。
冷たい空気の中で、心を温めてくれるそんな1冊をみなさんと共有できればと思います。ぜひ今回も最後までお楽しみいただければ幸いです。
幸せのセンサーはいつも心の中に
1冊目は、大好きな吉本ばななさんのエッセイ?的な1冊。
軽く読み進められるので、ベッドサイドテーブルに置いて、寝る前のお供にもいいですし、休日の朝読にもおすすめの1冊です。
「ああ、なんて1日なんだ。」という日でも、その日1日ずっと不幸せなことはないでしょうし、1日の中での調節が自分だけの「幸せ」を生み出してくれるのだと思います。
自分の親と同世代の彼女の言葉は、時に親しみやすく、時にちょっぴり厳しく魂にドシンと響くものがあります。
この本の源流は、こちらの
『なるほどの対話』の中での河合さんとの掛け合いにもつながるものを感じました。
中学生の時に読んだ
夕子とキュウくんのやり取り、2人の関係性、魂のつながりみたいなものにも通ずるものがあるなあ、なんてしみじみ思いました。吉本さんの作品を読んでいると、時々スピな世界を垣間見ることができますね。
がむしゃら時代からのネクストステップ
2冊目は、燃え尽きがちな私にはぴったりの1冊でした。
燃え尽き症候群になった時の記事は、上からご覧ください。
がむしゃらに働くのも、キャリアや能力アップのために必要な時期(その人の人生にとって)であることは否定はしません。
実際に、私はがむしゃらに猛進したことで、今のキャリアを積んできたには違いあります。
今から5年ほど前に出版された本なので、取り立ててすごく新しいわけではないけれども、具体的な例を提示して説明されているのでスッと理解することができます。
特に、仕事においては、ある一定のこだわらないところを作り、パッと手放す(捨てる)気概をもつことは、これからの時代には必要かなと考えています。
それは決して「手抜き」ではなく、「どこに力を入れてやるか」ということなのではないでしょうか。
これからは、使える資料(素材)・人材を活用して、新たなものを作るベース(基盤・素地)とすることで、少ない力で最大限を生み出すことに重きを置いていきたいです。
物を手放した先には
12月といえば、「大掃除」「断捨離」「片づけ」「整理・整頓」の文化月間としての意識が、いまだに根強いかと思います。
私個人としては、秋までにこれらのことを終えていたり、そもそもこれらの活動をすることなかったりするくらいに、その都度の実行を心がけているところです。
筆子さんは、今から10年ほど前に彼女のブログで知りました。ミニマリストや、断捨離が流行し始めたころで、若かりし私の中では衝撃的な出合いの1つでもありました。
先日、kindleで再読したのですが、今に通ずる考えとして大切にしていきたいと思ったものです。
ちなみに過去の私の片づけ記事のリンクも残しておきます。
まとめ~幸せになる1冊から~
幸せの形は、人それぞれであるから外側から「欲」的に求めることは、際限のないことだと思います。
幸せはいつも自分の心の調節次第で、どんな形にもできるのだと思います。読書がその後押しをしてくれることを、私は信じているし願っているのだと思います。
さて、次回は11月に読んだ本のまとめを投稿したいと思います。