家出猫

ほんと(本、本当)の出合いを言葉を通じて伝えていきたいと始めたnote。2024年、爽やかなスタートを切って頑張り中。海外生活2年目、多様な価値観の中で自分を高めていきたいです。出る杭はもっともっと突き抜けよう。スキ&フォローが栄養源です。読書の夏を実践中。

家出猫

ほんと(本、本当)の出合いを言葉を通じて伝えていきたいと始めたnote。2024年、爽やかなスタートを切って頑張り中。海外生活2年目、多様な価値観の中で自分を高めていきたいです。出る杭はもっともっと突き抜けよう。スキ&フォローが栄養源です。読書の夏を実践中。

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  • エッセイ

    自分の心の内側、書き言葉でしか表出できない気持ちを表しています。

  • 選書シリーズ

    テーマに沿った選書を行っています。ウェブ版小さな図書館司書が出来たらいいなと思って始めました。あなたのお気に入りのシリーズができると嬉しいです。ぜひ見てみて下さいね。

  • 語学学習のすすめ

    1年間続けられた語学学習のヒントを、自分なりにまとめていきます。これから外国語を学習したい人、語学学習が好きな人に向けたお話ができるといいなと思います。書き表すことで自分自身の知見も、広がることを期待しています。

  • 500日間の語学学習

    500日間、語学学習をすると、どんなことが起きたのかの実体験を綴っています。

  • 日常雑記

    日常の色々を記しています。

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2年半で100冊読んでみて

 2年前の夏、いわゆる燃え尽き症候群になりました。猛烈に働いた結果が、心身ともに疲弊しまるでボロ雑巾のような自分でした。努力と反比例するように、目指していた目標に届かず、やり切ったのにも関わらず失敗することの苦さとやるせなさ、行き場のない感情を抱えて暮らしていました。どうしようもならなくなり、数年ぶりに私には珍しく母を訪ねました。急な来訪にも関わらず、色々と世話を焼いてくれたことを今でも感謝しています。またそれは、私にとって一つの転機でした。 好きなものは、やっぱり好きであ

    • 日常の幸せとはこういうことである

       雨の前の湿気を帯びた銀杏並木の絨毯を踏みしめて前へ進む。しばらくすると、前を行く私と年嵩の変わらない青年とその父親の姿が目に入る。同時に、幼い時の秋の光景が一気に眼前に蘇ったような気がした。 「お母さん、見て。」 銀杏並木が連なる道沿いで、小学生の私がクルクルと回りながら笑う。 母親の表情や言葉の残像は、記憶の中でモヤがかかり見ることができない。しかし、思い出の扉を手のひらで撫でるような優しさも同時に思い出されるのである。  しばらくすると、秋だというのに夕立のような

      • 秋支度 宙ぶらりんの 気持ち抱えて 落ち葉は 呑気なものである 宙ぶらりんでも それがいいのだから

        • 今日を生きること

           東の地に住む人から、朝日の写真が送られてきた。  私の住むところは、まだ夜明けではないから、その時差から、その人との距離を改めて感じさせられた。  そう、私の今日は、こうして今始まった。  本当の朝でなくても、始まったのである。  1日、1日をまるで、地層のように重ねることで少しずつ高いところから自分を俯瞰してみることが出来るのだと思う。  年を重ねれば、重ねるほど、その『俯瞰』は『鳥瞰』となる。 隅々まで見渡すことができる一方で、自分の「腹」「ハラ」 つまり

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          継続は力なり。

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          2024年10月に読んだ本まとめ

           今年も気が付いたら、残り2ヶ月となりました。年初めに立てた年間読書冊数の45冊をクリアして、今はさらなる高みを目指しています。年初めに立てた目標をふりかえると、このように書いていました。 チャレンジ、そしてそれを続けていく チャレンジするだけで、終わるのも悪くはないと思うのです。なぜなら、人生は選択の連続であり、すべての課題や目標を達成するのは容易ではないと思うからです。  ただ、一度決めたことは最後までやり遂げたいと思うのです。まずは第一関門をクリアできたのでホッとし

          2024年10月に読んだ本まとめ

          11時11分

           ふと時計に目をやると、11時11分だった。  さっきもらって食べたお菓子のくずがビニール袋の中で、そのままの形状で残っている。頭を動かすために食べたお菓子と、眠いからと摂った少量のカフェインが、余計に私の身体を刺激する。  それでも、何とか仕事を終えた。来週の見通しを保つための仕事だった。  人は、それをやらなくてもいいと、言うかもしれない。  でも、私はやる。何故か自分で言語化できなかった頃から、やり続けていた。  つい先日、派手に転んだ。  お菓子のくずみた

          書くことは孤独である

           秋、バスの車窓から、眺める景色が日本とは違うものであることに慣れてしまった時、ある意味、そこには特有の「孤独」を感じることがある。そこだけ写真のように切り取られたような、一瞬の刹那の後に、現実に戻る白昼夢のような感じなのである。  私は時々、この孤独を楽しんでいる節がある。そして、もう一度その似た孤独を味わいたいと思った時、私の場合、「書くこと」を選ぶ。自分という器の中から、決して外にはみ出さない範囲で、自分とじっくりと向き合う時間である。  またある時には、窓の外を見

          書くことは孤独である

          おはようございます。生きていると色々とありますが、明日の自分を作るのは、今の自分でしかないと思うのです。悲しくても悔しくても、たとえ辛くても、命をつないでいる以上、その有難さに感謝をし前に進むしかないと思うのです。泣いても笑っても、今は、今しかないのです。さあ、前向いて頑張ろう。

          おはようございます。生きていると色々とありますが、明日の自分を作るのは、今の自分でしかないと思うのです。悲しくても悔しくても、たとえ辛くても、命をつないでいる以上、その有難さに感謝をし前に進むしかないと思うのです。泣いても笑っても、今は、今しかないのです。さあ、前向いて頑張ろう。

          ノーベル文学賞2024に寄せて

           つい先日、村上春樹さんの著作に触れる機会がありました。私は、あまり彼の作品は読まないのですが、「ひょんなことから」、否、人生には偶然はなくてすべて必然だとは思うが、そんな機会に恵まれたとでも言いましょうか。  そして、10日(日本時間)にノーベル文学賞が発表されるというタイムリーを、肌でじわじわと感じていました。  今回は韓国のハン・ガン氏が選ばれたということで、電子書籍でさっそく購入してみました。 唯一無二の感受性から生み出されるもの受賞にあたって、彼女は記者会見を

          ノーベル文学賞2024に寄せて

          秋に読みたい怖い本

           昔、子どもの時、フジテレビで放映されていた「ほんとにあった怖い話」という番組が好きで、母と兄弟と一緒に観たことを思い出す。  そんな私は、お化け屋敷もへっちゃらで、夜中に起きても、一人でトイレに行ける大人になってしまった。  少しくらい、怖がる可愛げがあったら・・・なんて後の祭りですが。  今日は「ほん怖」好きな私が、「本怖(ほんこわ)」を紹介していこうと思います。これから読もうとしている本もあります。いろいろな意味での『怖い』が登場します。  それでは、本日も最後

          秋に読みたい怖い本

          2024年9月に読んだ本まとめ

           ついに今年もあと3ヶ月。ふと、今年の始めに立てた目標を振り返っています。「読書」に関して言うと、目標であった45冊を超えて、60冊に手が届きそうになっています。 つぶやきから 100冊までいかずとも、70冊ほど読めたら、御の字です。そうやって本との本当の出合いを重ねて、新しい自分を引き出していきたいです。  さて、今日はタイトル通り、先月に私が読んだ本のレビューを行っていきますね。先月は、コンスタントに読み続けられた感じがします。  別の視点で言い換えると、電車の行き帰

          2024年9月に読んだ本まとめ

          忙しくても勉強を継続する方法

           秋らしい空気に包まれて、ゴミ出しに行ってきました。ただの「ゴミ出し」も、この枕詞がかかると、一気に美しい情景を創造(想像)できそうな気がします。  幸せ=創造という方程式を組むのであれば、解は、この些細な一瞬に凝縮されているような気がしてなりません。  海外に来てからというもの、どんなに忙しくても、日本での忙しなさの8割程度で生きることができているように思います。  オフィスの消灯時間が決まっているというのが大きな理由だと思います。残業は○時間までというような枠組みが

          忙しくても勉強を継続する方法

          CEFRのどのレベルまで到達するべきか

           先日、ある言語アプリで英語の継続学習記録が555日に到達しました。端的に言えば、1年以上学習を続けていることになります。  最新の英語力を測る試験を参照してから、CEFRレベルを見ると  技能ごとに若干の差があるものの、最高でC1。最低でもB2のレベルに到達しています。    私は将来的に4つの技能すべてにおいてC1を目指したいと思っています。  身近な英語関連の試験のレベル別で考えてみると・・・。  IELTSでいうところの、8~7のスコア  TOEFLでいうとこ

          CEFRのどのレベルまで到達するべきか

          赤い本を集めてみた

          イントロダクション  少しずつ秋の訪れを感じながら、以前書いた記事を思い出していました。  この空気を感じること、それは五感を通して得られる第2の感性(第六感とはまた違う意味での)ともいえるのではないでしょうか。それらを身に付けた時、人生の彩りがより濃くなるように思うのです。  その感性自体が、季節の移ろいを求めるのか、はたまた季節がその感性を引き出すのか、考えれば考えるほど抽象的で、哲学的でとても面白いと思うのです。  そしてその考えの営みが、日本語を通して行われる

          赤い本を集めてみた

          秋に読みたい1冊②

           おはようございます。所要で朝4時起きでただいま電車の中です。平日ですが、この時間はあまり混んでいないのが救いです。  日中は、まだ夏の潤いと熱を感じる日々ですが、早朝、夕方ともなると秋の訪れを感じます。ゆっくりと電車の座席に身を預けて、目を瞑っていると、心が少しだけ落ち着きます。  線路の連結部分のガタンゴトンという音は、異国のこの地でも同じだと、ああ遠くまで来たなと思うとともに、懐かしさが込み上げてきます。  年がら年中、読書に勤しむ私ですが、やはり秋は特別です。秋

          秋に読みたい1冊②