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書き物とは読む人のためにある。 INFJ

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  • 内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術

    内向型な筆者が、20代にコンサルティング業界での経験からまとめた、シゴト生き残り術。気になったタイトルから、読んでみてください。

最近の記事

「自由闊達な職場」よりも「律儀な職場」に身を置く・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑪

「自由闊達」をアピールポイントとする職場は多い。強制的な人付き合いや拘束時間が少ないため、内向型のボクたちには一見魅力的に映るかもしれない。しかし、実は以下の落とし穴がある。 コネを自分で作らないといけない:職場が人付き合いを強制しない分、それぞれが「気の合う人」とシゴト時間・プライベート時間の垣根なく、まとまっていくことになる 自分からアピールしないといけない:役割分担が緩い分、個々人の見せ場が予め決められておらず、自己主張が強い人に注目が集まっていくことになる 自分

    • 自己肯定感は体力とお金から・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑩

      自己肯定感(あのままの自分を認め受け入れる感覚)の高め方に関する、本やネット記事をよく見る。読んでいる時は気が軽くなるが、仕事に戻ると失敗や批判、困難はあい変わらずそこにあり、またしぼんでしまう。自己肯定感には成功の積み重ねが必要だが、成功に向けたチャレンジには自己肯定感が必要であるため、ニワトリが先かタマゴが先かのパラドックスに陥ってしまうのだ。 ありのままの自分を受け入れられないのは、往々にして「しんどいから」、「将来が不安だから」なのではないか。そのため、「しんどさ」

      • 弱っている時ほど得意なことからやる・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑨

        責任感が強い人ほど、重要なことを優先して取り組む。合理的ではあるが、重要なことは往々にして難しい。疲れが溜まったり気分が落ち込んでいたりして、判断力や器用さが低下している時に取り組むと、むしろ間違った選択をする可能性が高まる。 そのため、重要なことが手遅れにならない範囲内ではあるが、得意なこと、または簡単なことから取り組んだ方が結果的にうまくいく場合が多い。そのメリットとして以下を感じてきた。 元気を回復できる:得意なことに集中することで悩みを一時忘れ、小さな成功体験を作

        • 「正しいとわかっているのに」が警告サイン・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑧

          内向型の場合は、他人との交流が少ない分「無理しすぎじゃない」といわれるチャンスが少ないため、限度を超えてしまうリスクがより高い。 自己診断の基準として「正しいとわかっているのに、そう行動できない」ことが増えていないか、という点が挙げられる。心身のエネルギーがかなり低下していることを示していると同時に、正しく仕事ができていないので実際に状況が一段と悪化し、更に不調になる可能性が高いからである。以下のような対策を早いうちに取っていくべきである。 まず落ち着く:短時間作業や連絡

        • 「自由闊達な職場」よりも「律儀な職場」に身を置く・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑪

        • 自己肯定感は体力とお金から・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑩

        • 弱っている時ほど得意なことからやる・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑨

        • 「正しいとわかっているのに」が警告サイン・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑧

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        • 内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術
          12本

        記事

          「ボール拾い役」を掴む・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑦

          ボクたちの中には、議論に割り込むのが苦手な人が多い。ほかの参加者が話していることが稚拙なことであったとしても、話を遮ることを遠慮したり、言葉をうまくまとめられなかったりして、タイミングを逸してしまう。 そこで、比較的簡単な切り口として、見落とされている視点を見つけ、議論が煮詰まったときに提起する、「落ちたボールを拾う」役割が考えられる。話の流れから少し距離を取ってセリフを準備し、場が若干落ち着いて手を挙げやすいタイミングで話すことができるのである。特にグループで議論が盛り上

          「ボール拾い役」を掴む・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑦

          まず「呼ばれる人」を目指す・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑥

          コネがない、自分からアピールするのが苦手な場合、まず「呼ばれる人」を目指したい。内向型でも「呼ばれる」ようになるために、以下に留意していきたい。 一芸をもつ:「この人が一番よく知っている」「この人にしかできない」ことを作るために、同じ領域の仕事に集中的に手を挙げて反復し、スキルを上げ、誰よりも経験がある「独占状態」にしていく 信用される:約束した期限や内容を守る、できないことは約束しない、都合の悪いことが起きても素直に言うなど、基本的な信用を大事にして行動する 手を空け

          まず「呼ばれる人」を目指す・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑥

          「その場にいるだけの価値」を認める・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑤

          飲み会などで会話に参加できずに、自分は「ノリが悪い」から嫌われるのではないか、とボクたちは時に心配する。しかし、それは実は以下の理由で杞憂な場合が多い。 「みんな一緒にいる」こと自体に価値がある:チームの一体感そのものに大きな悦びを感じる人は多い。ボクがそこにいることで「みんな」を完成させられる 静かになる理由を与えることができる:外向型の参加者でも、疲れには抗えない。静かな人がその場にいることで、ほかの人にとっても一時的に静かになる敷居が下がる 違う視点の話題を提供す

          「その場にいるだけの価値」を認める・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑤

          話すタイミングを事前に決める・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術④

          ボクたちは、話すことを躊躇って報連相の適切なタイミングを逃してしまうことがある。間違った思い込みのまま突き進んだり、状況が悪化したりして、後悔する場合も多い。 その対策として、話すタイミングを事前に決めてしまうことが有効と考えられる。いつ話すかソワソワするより、議論に向けて準備することに集中できるためである。その際、特に以下の点に気を付けるとよりスムーズになる。 内容を踏まえてタイミングを決める:具体的なタスクに関する話であれば途中成果を見せられる時を予測してタイミングを選

          話すタイミングを事前に決める・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術④

          「モノ」の力を使ってコミュニケーションする・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術③

          ボクたちは、何か話すことが必要となったとき、ためらっている間にチャンスを逃したり、考えのごく一部しか言葉にできなかったりして、苦戦する場合が多い。 そこで、「モノ」の力を使うことが特に大事となる。不得意科目である人と向き合う瞬間の器用さから、得意科目である一人時間での努力と工夫に、コミュニケーションの成功要因を変換するのである。例えば以下が考えられる。 文章の力を使う:言語化と対人関係を一旦分離し、考えを最適な言葉にまとめることに集中でき、完成度が高い状態で自信をもってコ

          「モノ」の力を使ってコミュニケーションする・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術③

          「コバンザメ戦略」でコネ不足をカバーする・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術②

          広く薄い人付き合いをして誰も頼りにできないより、ごく限られた人に時間と体力を集中した方が、本音の情報や仕事のチャンスを得られるレベルまで関係を深められる可能性が高い。それが外向型でコネの多い人であれば、なおさら望ましい。 実は、外向型でコネの多い人たちも、以下のような理由でボクたちを必要としていることが多い。 落ち着き:盛り上げないといけない、という強迫観念を持たずに、素の状態で一緒に時間を過ごすことができるボクたちを求めている 補完性:「コト」について、真面目に手を動

          「コバンザメ戦略」でコネ不足をカバーする・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術②

          「自分を変える」のではなく「方法を変える」・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術①

          「自分を変えよう」した努力は、ほとんどが虚しい結果に終わってきた。振り返ると、以下の原因がある。 現実逃避になってしまう:「精神を強くする」、「積極的になる」、「論理的になる」など抽象論に走りやすく、むしろ具体的な仕事や生活の課題から目を背ける言い訳になりやすい 本末転倒になってしまう:「欠点」に集中して取り組み、自分の商品価値である「長所」から目を背けてしまい、むしろ「長所」をお金になる水準にまで磨く努力が疎かになる 挫折経験を増やす:辛いこと、苦手なことに取り組まな

          「自分を変える」のではなく「方法を変える」・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術①

          内向型はどうして苦戦するのか~「シゴト生き残り術」の必要性~

          ボクたちがシゴトで苦戦しやすい理由は、主に以下があると感じている。 チャンスが少ない:外向型の人たちに比べて注目や評価されにくく、チャンスをもたらす「コネ」も少ない 思い込みに陥りやすい:人から直接得る情報が少ないうえ、判断を人に修正してもらえる機会がなく、間違った思い込みのまま突き進んでしまう 疲れやすく諦めやすい:心の中の葛藤が多いため消耗が早く、成功する見込みを失って諦めてしまう 助けを得られにくい:助けを求めるのを遠慮しがちなうえ、人と距離を取りがちなため、相

          内向型はどうして苦戦するのか~「シゴト生き残り術」の必要性~