弱っている時ほど得意なことからやる・・・内向型なボクたちの20代シゴト生き残り術⑨
責任感が強い人ほど、重要なことを優先して取り組む。合理的ではあるが、重要なことは往々にして難しい。疲れが溜まったり気分が落ち込んでいたりして、判断力や器用さが低下している時に取り組むと、むしろ間違った選択をする可能性が高まる。
そのため、重要なことが手遅れにならない範囲内ではあるが、得意なこと、または簡単なことから取り組んだ方が結果的にうまくいく場合が多い。そのメリットとして以下を感じてきた。
元気を回復できる:得意なことに集中することで悩みを一時忘れ、小さな成功体験を作り自信を少しずつ回復することができる
進捗を作ることができる:多少なりとも進捗があれば、上司などに聞かれた時に答えられるネタを手元に持つことができ、不安を軽減できる
意外なヒントを得られる:取り組む内容を変えることで視点を切り替えたり、違う人と議論したりする中で、ヒントを得られることがある
状況が改善する:悩ましいことほど不確実な状況の中で起きている場合が多いので、状況の変化によって難度が下がったり、二度手間を回避したりできる場合がある
真面目な人ほど、自分を甘やかしてはいけないと思い、無理難題とにらめっこしながら消耗してしまうことが多い。コンディションに起伏がある現実を受け入れ、できることから進めることが、実用的で責任のある姿勢だと思われる。