国立大学信仰は今や迷信?:大学関係者のつぶやきに見る国立大学の現在地
この記事では、国立大学関係者や大学業界人のつぶやきをキュレーションしました(不特定多数が閲覧可能なオープンアカウントのものです)。国立大学の現状を理解する上で役立つことと思います。
国立大学は基本的に貧乏
京大も部分的には廃墟レベルくらいあちらこちら傷んで放置されている。東大がどうかは知らないが何年か前の冬の駒場でウォシュレットから冷水が出て泣きそうになったが温度が固定されて調整できなかった。とりあえずハード面でこんなにショボい大学が世界のトップ大学になることは決してないと思う。 https://t.co/Y62q8byRPr
— masuda minoru (@mimimasumasu) May 21, 2024
間接経費削減のお話ですが、某国立大学では壊れたトイレが1年以上修理できずに使用禁止になってます。よく使われるところのなのにです。
— クシミタマ (@Beethovener) October 24, 2015
講義棟のだいぶ前からの雨漏りがとうとうこんなことになるまで放置して(修繕費がないの?)、構内に民間資本で高額学生寮を建てようとしている大学って、さてどこでしょう。 pic.twitter.com/N0WSef3T1R
— 原 直史 (@HARA_Naofumi) November 21, 2023
愛大農学部の図書館、何年か前も大雨で雨漏りして、ベチャベチャの蔵書を外で大量に干してたのに、また雨漏りしてる…職員の方々の対応は丁寧で好きなのに、この大学大丈夫かな。(正直、工学部前の休憩スペース作るよりも先に屋根の補強して欲しいと農学部6回生は思う) pic.twitter.com/Ml1MJmLP3R
— 鮣ぴゃ (@poyopoyomi) May 21, 2021
ちなみに農学部の友達曰く、何年か前の豪雨(多分7月豪雨)の時には冠水したらしいですね。。。冠水も雨漏りもする大学図書館はあかんて絶対。宝物庫も同然なのに悲しい
— 鮣ぴゃ (@poyopoyomi) May 21, 2021
どこの国立大学でも、電気代の節約のために廊下の蛍光灯が抜かれていたり、故障した照明が電気代と修理代の節約のために放置されているのは、十年くらい前、運営費交付金が削減され始めて以来、ずっとそうです。 https://t.co/UR6yFw1MCk
— 増田の准教授 (@ProfMasuda) April 18, 2023
よく見たら昨日まで1個おきについてた蛍光灯が2個抜かしになってる…このためにさっき一回全灯したのか…元々国立大学は薄暗いイメージだったがいよいよ未来が暗くなってきたな…クラファンしなきゃ… pic.twitter.com/wY5rKf0EXz
— 高等夢眠 (@NobuKoba1988) August 9, 2023
新築にしてこの雨漏り
— ハイチュウ (@Shinano_115) July 14, 2016
国立大学電通大のくそっぷり https://t.co/BUkKx0Qg7n
交付金のカットがはじまる前ですら、廊下の蛍光灯は半分は取り付けないとか、清掃が週二回なので講義棟の床に綿ぼこりとかでしたもんね。そこからさらに削られてるんですから
— 齊藤明紀 (@a_saitoh) December 20, 2018
節電のために止めたエレベーター
— Bruno🇺🇦 (@scshKWGQiixEWgD) June 8, 2024
停止期間が長過ぎると復旧が難しくなるそうで、弊学のエレベーターはもう二度と…
オープンキャンパスで手伝いをしている学生にバイト代も払わない弊学が、ブラックバイトに注意って言ってもですね…
— Bruno🇺🇦 (@scshKWGQiixEWgD) July 7, 2024
でも山大には金がない。国に運営交付金を減らされてるから、電気代が払えないんだ。
— Théâtre-JINBUN(テアトルジンブン) (@TJinbun) June 8, 2024
だから昼休みに事務室の電灯が切られてる。
トイレのウォシュレットやハンドドライヤーの電源オフ。エアコンも自動的にオフになる。
何で国に広く貢献する人を育成する国立大生が国に虐げられなくてはいけないのか。
本学はエアコンを消すか、照明を消すかの二択を迫られます。
— 獣王職員 (@ienikaeritai11) June 8, 2024
対学生部署でなければ照明を消しますが、学生対応があるところはエアコンを消すので大変です https://t.co/X493obroUW
【思い出した】某国立大学で節電のために夕方になると暖房(温水循環式の,館内まとめて温めるしくみのもの)を止めるっていうのをやっていて,寒くてたまらないから各自で電気ストーブ持って来て使うっていうのをやっていて,ぜんぜん節電にならない,っていうのがありました
— 野島高彦 (@TakahikoNojima) October 8, 2024
弊キャンパスのチャイムが故障した結果、修繕費が勿体無いから今後はチャイムが鳴らないとの通達が入り、悲しい(国立大学…🥲
— Shun Ihara (@sihr___) October 26, 2022
娘の国立大学附属高は、木の剪定ができないとか、校舎が雨漏りしても直せないとか、その他にもいろいろ。お金がないので保護者の寄付でなんとか運営している感じです。国立大学を潰そうとしているんだろうなと思わざるを得ません。 https://t.co/LkMEiWQDO0
— 植木一哉 (@ueki_kazu) September 18, 2022
前職の国立大学では、主任に昇格しても人件費抑制のため昇給を見送られたほど財政難でしたね。もう二度と働きたくないです。 https://t.co/sjnPCztqcF
— 鳥@大学職員 (@bird_university) June 7, 2024
でも、オープンキャンパスではつなぎたい放題でお金に困っていないフリをしていました https://t.co/qyavfZEd3p
— Bruno🇺🇦 (@scshKWGQiixEWgD) July 29, 2024
研究室内は研究室の金で買えとのこと
— Bruno🇺🇦 (@scshKWGQiixEWgD) July 29, 2024
今や、卒論修論博論を行う上でのネット検索も外部資金ですよ
エアコン設置業者への職業差別が話題になっていますが,農学部教授たちも作業着姿で研究圃場の草刈りしますよ。草刈り作業の業者発注のお金は国立大学にないし,学生にさせると昨今はハラスメントとみなす人もいるので。農場の直売所に買い物に来ていたマダムたちが,私らの作業の様子を見て「業者の方…
— Dr Slump7802 (@Drslump7802) September 19, 2024
笑い事ではないしわ寄せは授業や研究にも
弊学、電力を多く使う実験が禁止になるそうです…
— Bruno🇺🇦 (@scshKWGQiixEWgD) June 7, 2024
電気代高騰のせいですが、そのラボの卒論とかどうするのだろう…
まあ、論文は読めなくなっているし、実験する電気代も払えないし、円安で海外国際会議への出張も激減しているのが地方国立大
— Bruno🇺🇦 (@scshKWGQiixEWgD) August 22, 2024
大学が各ラボに配分できる研究費は年間10万ほど(月額ではなく年額ね)
論文ランキングでイランにも負けたのも頷けるでしょ
(まだまだ下がるよ!)
光熱費や物価高騰に円安が重なり、学費の値上げに踏み切る私大も相次いでいる。国立の徳島大では「ただちに電気を止めてください」というメールが流れると、エアコンやパソコンの電源をオフにし、研究を中断し、事務作業や議論の時間に切り替える。https://t.co/BNOzUB5Wfl
— Tatsuhiko Fujimoto (@Tatsu_Fujimoto) October 28, 2023
電気代上昇の煽りを食って実験室の冷房がカットされているので、汗だくで実験している。
— つつじ (@hkn_urr) August 26, 2022
ここは我が国屈指の国立大学のはずなのだが……日本はなんと貧しい国になってしまったことか。
東大の講義に行ってまず思ったのは講義室が寒いということ。予算がないせいか暖房費がケチられている。日本一の国立大学を自称している大学なのに空調がソ連様式で修行モード。
— yusuke koishi | 小石祐介 | KLEINSTEIN (@yuurat) January 9, 2024
大学生に個席が必要だとも思わないんだけど冷え切った教室で8時半から授業が始まってコート着たまま手袋してないとノートも取れませんみたいな環境で親切にされたという印象を大学に対して抱くわけはねえよなとも思うわけではあり。これは駒場の話。
— Takehiro OHYA (@takehiroohya) August 19, 2024
現状でさえ「暖房設定は19度,重ね着して対策を」なんて大真面目に貼り紙している国立大学がいきなり交付金1割カットされたら,どんな世界になるんだろう.
— M. Morise (忍者系研究者) (@m_morise) December 20, 2018
北国の国立大学におりますが、冬は暖房が18時で終了しますのでボスは室内でもダウンコートを着用しております
— mio💛 (@ariali_aliex) May 22, 2024
Zoomなどはレンズが結露して何も見えなくなったりします
ちなみに外気温は-15度とかです https://t.co/qDPlYrMcsD
【山口大学】
— Théâtre-JINBUN(テアトルジンブン) (@TJinbun) June 8, 2024
もう真夏だというのに、共通教育棟は冷房がつけられない。事務のひとさえ窓を開けるだけ。汗だくだ。
1年生が熱中症で倒れるのは時間の問題。
今後、クールジャパンに何十兆円も支出だと?
その前に冷房入れさせろ。
クール教室、クール事務室、クール大学が先。
名大,今年度からほぼ毎週のように土曜授業が開講されるようになって課題やら出席やらの負担が爆増してて,なんでこんなことになったんだろうと思っていたら「電気代が高すぎて払えないから授業期間を極力短くするため」らしい
— Tommy03 折り紙 (@tommy03ori) May 14, 2023
旧帝大ともあろう機関が電気代も賄えないほど逼迫しているとは悲しい話だ
国立大学なんてですね、今や「図書館に雑誌もねぇ、実験するビーカーもねぇ、最低気温5度下回っても暖房つける電気もねぇ。教員退職しても補充もねぇ、非常勤は雇止め」な状態っすよ。それでどうやって国際競争力上げろって言うわけなの?
— 新井紀子/ Noriko Arai (@noricoco) March 1, 2018
もうずいぶん前に限界は超えている。
— 高雄 啓三 (Keizo TAKAO) 富山大学 行動生理学で学生 (卒研生/修士/博士) 募集中! (@keizotakao) June 7, 2024
読める電子ジャーナルの数を減らした。退職教員の補充は半年後、廊下の電気を消し、並ぶエレベーターは一基停めた。動物の空調も国際基準の下限。
「もう限界」国立大協会が異例の声明 光熱費と物価の高騰で財務危機:朝日新聞デジタル https://t.co/Mm73iwu0vk
実験設備や実験器具も不十分
そうなんですよ。
— とつげき東北🌗『科学する麻雀』著者 (@totutohoku) January 24, 2024
私が入学した1997年ですら、もう東大物理学科でお金がないからビーカーが買えず、ワンカップ大関(当時はメモリがついていた)を教授が持ってきたりしていたというのに。
国立大学法人化から無茶苦茶になりましたよね🥲
今、地方国立大学は驚くほど貧乏です。研究用の試薬を買うことも出来ない様になっています。研究補助員はスーパーのレジ係よりも安い時給で働いています。
— 後の無い65歳大学院生4回生 (@yoho_yam) May 6, 2022
まだまだ知られていないことなのかもしれませんが、地方国立大学の場合、自分の研究のために予算を増やしてくれというより、むしろ大学院生に少しは研究らしいことをやらせて欲しいというレベルでお金がありません。指導教員が無能だからという批判も、そろそろ難しくなってきたのではと思います。
— Satoshi Tanaka (@sato51643335) July 26, 2019
僕も学生時代、修論の予算が50万円しかなく、先生のツテで国の研究機関から機器を借りたり、それでも足りなくて部品を学内で自作したりと、苦労ばかりだった。国立大学の修士の学生が、金属捨て場でゴミを漁って研究をしていた。東南アジアから留学生が来ていたが、呆れかえっていた。
— もこ猫PhD (@mokonuco) June 28, 2021
地方の国立大学は予算のカットカット続きで、特にお金がかかる理工系ではもう持続不可能なレベルになっているのでは・・・と思うくらい貧乏だった。電気代節約のためと大きく書かれた節電を呼びかける張り紙が学内の各所に張られ、ボロボロの校舎で、座るとささくれがケツに刺さる椅子で勉強していた。
— もこ猫PhD (@mokonuco) June 28, 2021
地方国立大学共通設備あるある。
— 高雄 啓三 (Keizo TAKAO) 富山大学 行動生理学で学生 (卒研生/修士/博士) 募集中! (@keizotakao) September 30, 2023
法律でメンテ必須にしてくれたら予算要求しやすいけど、それはそれで苦しくなったりもするのよね…。
あと耐用年数も10年ぐらいなものを30年ぐらい使ってることもありました。
うちでは事故が起こる前に更新できたけど、ほんと怖い。
共通設備予算、お願いします。 https://t.co/ulNB3DZa3q
医学部の共通機器にある超遠心機が壊れたあと修理予定すらないあたりに、地方国立大学の終焉を感じる
— 高等夢眠 (@NobuKoba1988) September 4, 2019
「国からの運営費交付金は減少し続けており」これがいかに深刻な事態か、旧帝大に移籍してはじめてわかった。藝大に限らずほんとうに深刻だ https://t.co/2s8mQIi1J9
— 岸政彦 (@sociologbook) April 19, 2023
地元高校サイエンス部と大学のコラボイベントかあるけれど、
— Bruno🇺🇦 (@scshKWGQiixEWgD) July 3, 2024
サイエンス部の方が研究費は多いかも知れない現在の国立大学…
卒論経費は1万円に満たないので、マウスは4頭しか買えないと学生には説明します。エサと床敷は自腹ですね。不幸にも外部資金が全くないとそうなりますよ。 https://t.co/ZltcALh8vS
— ATSUSHI TOYODA (@atsushitoyoda) July 20, 2024
国立4つ移ってからの私立で入試担当なので、最近は「意外かも知れませんが国立の方が金持ち研究室と貧乏な研究室の格差が激しくて、うちは学費が高くて申し訳ないんですが最低ラインは高くてどこに行っても卒研きちんとできます」と高校生に説明してます。これで勝ってもあまり嬉しくありませんが…… https://t.co/WzqiH3WsPi
— TOGASHI Yuichi (@togashi_tv) June 14, 2024
予算が減り教員規模も縮小…学べたことが学べなくなる
新潟大学理学部と同窓会との懇談会での学部長の説明。2004年の法人化前の教員数101人、学科への配分予算総額11800万円。2023年、教員数82人でプログラム配分予算総額1800万円。教員は20%減り、学科(プログラム)への配分予算は85%減。大学の形を維持できているのが不思議なくらいだ。#新潟大学
— H. Konishi (@hikonishi5) June 18, 2023
旧帝国大学の設備はまだマシという話も聞かれるが、しかし…
国立大学としては図体のデカい京都大学でも予算不足のために海外電子ジャーナル・データベースの契約打ち切りが相次いでいます。
— Komagome Takeshi (@KomagomeT) June 27, 2024
事情を知らない政治家・官僚・財界は、それでもお前たちの努力が足りないのだ、大発見をしてベンチャー企業を立ち上げろと鞭打つばかり。
大学は廃墟となりつつあります。 https://t.co/LAQurpeNJ5
自分の経験と,観測範囲内だけど,公立や私立の学部から東大京大以外の旧帝大の院に入って,設備やサービスの貧弱さに失望したみたいな事案を複数件見ている.うーん.
— marmot1123 (@marmot1123) April 7, 2019
競争的資金はいいけど、旧帝大ですらゴミ袋パンパンになるまで入れて捨てないといけないぐらい設備管理費絞られるのは勘弁してくれ
— ナゴヤカヒツジ (@nagoyakasheep) May 12, 2022
旧帝大の設備=基本的にぼろっちいのをハリボテで見た目だけ取り繕ってる印象
— 沙 川 (@_bleuoriental) August 23, 2019
前のラボでも雨漏りしてたぞ…😭
弊旧帝大もこんな状態なのねぇ……。 https://t.co/jVvP5UMgPL pic.twitter.com/qv1UmXxj6N
— 都 (@inkyoto_now) June 7, 2024
研究型の国立大に移籍して12年ほど、研究室全体に配分される講座費はほぼ半減に。最初は本が買えなくなり、契約雑誌を解約し、教育にかかる費用を科研費で賄わないといけなくなった。そしてついに今年、私自身の調査を1つ断念する羽目に。
— 九州大学下地理則ゼミ (@shimojizemi) July 18, 2024
国からのメッセージ:学生は育てるな。研究は程々に。
私の指導教授(東大)も、研究費が年間20万円だと嘆いていた...
— Joy Watson Taniguchi (@JoyTaniguchi) July 18, 2024
雑務が多すぎて研究など、とてもできない、とも...
なぜこうなった? https://t.co/CuEuUaMWuJ
教員を削減した結果、開講科目は減った上、非専門家を教壇に立たせる
研究内容どころか、教育内容でもすでに起きています。ある科目を担当していた教員の退職後も予算不足で後任補充ができず、紆余曲折の末にその科目が廃止されることがあちこちの大学で起きています。 https://t.co/3YLEmPtFIX
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) November 2, 2021
退職者の後任補充すらできないため、その人が担当していた科目がそのまま廃止になる事態が各大学で起きています。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) April 3, 2023
今の国立大学には「余地」なるものは全くありません。定年退職した教員の補充すらできなくて、担当していた科目が廃止になっている状況です。 https://t.co/dBucvurAVQ
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) September 17, 2022
トップ研究者を招けないどころか、「安い教授」が定年でいなくあった後にその後任もとれない。 https://t.co/dwSxU8Lw0g
— ATSUSHI TOYODA (@atsushitoyoda) July 2, 2024
地方国立大学で、定年退職した後に予算が無くて次の教員を雇用できなくて、専門外の教員が教科書で一から学んで教科書を読み上げて講義してるケースを知ってます。専門の非常勤講師を雇う予算すら無い。
— MakoKoto (@MakoKoto831) May 10, 2024
おっと、うちの大学の事情を何故御存知? https://t.co/rr7yVlSri1
— Dr Slump7802 (@Drslump7802) May 10, 2024
国立大学からの「脱出」が大学教員業界のトレンド…国立大学は教員の質を保てているのか?
ここ10年くらい本当に国立→私大・海外大への研究者流出の話を聞く。東大京大はさすがに(まだ?)聞かないが東工一橋・旧帝大からMARCH〜日東駒専への移籍はもはや珍しくない。それだけ国立大の研究環境が悪化しているという事だろう。学生さんや名門国立を目指す人達には知られたくない、不都合な真実 https://t.co/Fh0sTxwaSa
— コソアド文京 (@Nicholasnickle3) May 9, 2024
着任や異動の話があって,それはそれでめでたいのだけれど,京大から関大への移籍はショックだったな.旧帝大でもそんなに居心地が悪いのか.あと,来年に名門地方国立大学から近所の私大に移籍してくる人たちがいるのだけれど,国立大学ってそんなに厳しいのか…
— KJK (@kkling51) October 1, 2020
最近、国立大学の法学部の教員のなかで、東大→専修大、金沢大→日大、千葉大→明治大といったように、私大に移籍する事例が相次いでいる。教員にとって、国立大学よりも私立大の方が待遇面で魅力的なのであろうか。
— 光 の 射 す 地 平 線 へ (@sunrise_3uphika) April 6, 2023
一橋から神奈川大学や武蔵大学に教員が退官前に移籍する時代、いかに国立大学が研究者にもう魅力的じゃやないか分かる。 https://t.co/qEuxrC9OqS
— be (@behemuhemulove) April 1, 2023
私は法学研究科の助手でした。助手は形だけは教員ですが実際は「院生頭」の立場で専任教員間の実情も仕組みも知らなかったのです。当時は北大文学部助教授は雲の上のポストでその人が立命館大学に移籍されたと聞いた時は震撼しました。でも実はあの時期が国立から私立への離脱の始まりだったのですね。
— オッカム (@oxomckoe) August 9, 2020
自分の領域で東大の韓国学の先生が早稲田に移ったのがもう10年以上も前。語学等の担当の先生方の国立大学からの脱出はもうかなり昔からのトレンドです。うち辺りは、関西の大型私大に対して教員の大幅出超。移る人ばかり。
— Ninja DAO | CryptoNinja (@CryptoNlnjaNFT) June 10, 2019
確かに。私の観測範囲(主に文学部)でも、教員の地方国公立→首都圏・近畿圏のトップ~中堅私大の移籍はよくみかけるけど、逆は知らない。なので地方の国公立信仰は感覚的にはピンとこない。もっとも、学生や先生が悪いんじゃなく、文科省が毎年予算を削ったのが原因だけどhttps://t.co/BrOn8bboNJ
— 川田健@にゃあせんせい (@abu_jian) November 9, 2022
積極的に大学教員の移籍情報を集めているわけではないので最近聞いたばかりなのですけれど,国立大学,改めて厳しいですね.(旧帝含む)名門国立大学→GMARCH,関関同立の異動は「そうか」と思っていたのですけれど,日東駒専,産近甲龍への異動も出始めていますね.国立大学から人文学消え失せそうな
— KJK (@kkling51) April 28, 2024
実を言うと、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科は2010年設置なので、その時にかなりの教員を外からスカウトしています。前任校は、阪大、京大、名大などです。私は一橋から移籍しました。つまり、国立大学でできることはすでにやり遂げた人たちが、私学じゃなきゃできないことをやる
— masanorinaito (@masanorinaito) January 5, 2014
大学選びで気を付けたいこと
私たちは、日々の暮らしの中で数百円の食品を買うときでさえ、原材料や原産地を確認して、品質に納得してから購入します。対して大学教育においては、数百万円~数千万円もの費用が掛かる投資であるにもかかわらず、国立大学という看板を妄信して教育の中身をろくに確認せずに子供を進学させている家庭が少なくないのではないでしょうか。受験生本人やその家族には、受験候補の大学についてオープンキャンパスで施設・設備を確認したり、学部のカリキュラムにある開講科目や専任教員の人数・陣容を他大学ときちんと比較したりすることをお勧めします。これは国立大学に限らず、公立大学や私立大学においても同様です。
国立大学は今や「安かろう悪かろう」と揶揄されてもおかしくない状態のように見えます。国立大学よりも、大都市圏(首都圏・近畿圏・中京圏・福岡県)のリッチな有力私立大学の方が良い教育を行っているケースも少なからず見つけられるのではないかと思われます。虚心坦懐に大学を比較して進学先を決めたいものです。