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ミュージカル等音楽やエンタメ

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#日記

フォリーズの出演者たち1

今回からは、調べていくうちに「えっ、この人が? この人も!?」となった出演者たちを、ばばばっと羅列していこうと思います。一応、各出演者のウィキへのリンクは貼っておきますので、気になった方は調べてみてください。
※日本語版ウィキに単独ページがない方は、英語版へのリンクになります。

ジャック・ノーワース

ソングライター、歌手、ヴォードヴィルパフォーマー。ティン・パン・アレーの人気作曲家として知られ

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大きすぎるはみ出し~ジーグフェルド・フォリーズ

前回まででミュージカルの源泉と言われる5つのジャンルのおさらいをしたのですが、今回はその中でも特にミュージカルに直接つながるレビュー『ジーグフェルド・フォリーズ』に関してのお話です。
実は、ここの話を詳しく調べて行くうちに、関わっていた人の逸話などがあまりにも興味深くて調べ物沼にずっぽり嵌まり込んでしまい、その先に進まなくなってしまったんです。調べると言っても英語版のWikipediaのリンクを飛

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ミュージカルの起源を探る3~レビューとバーレスク

今回はレビューとバーレスクについてです。

レビュー起源(名称)

元来は「再び見る」という語源を持つフランス語”ルビュ(調査・検討・議論)”に由来し、年末にその1年の出来事を再現して見せる時事風刺劇を意味した。

起源(形式)

中世における卑俗な笑劇(ファルス)を源流とした風刺的な見世物が19世紀初頭に1つの形態を作り、各地のキャバレーなどで上演され、更にパリのポルト・サン・マルタン劇場を拠点

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ミュージカルの起源を探る2~ヴォードヴィルとミンストレルショ―~

今回はヴォードヴィルとミンストレルショ―の2つをまとめていきたいと思います。

ヴォードヴィル起源(名称)

15世紀のフランス、ノルマンディーのビールという谷町(val-de-vireまたはvaux-de-vire)地方で歌われた風刺的流行歌という説と、町の歌(voix des villes)だとする説がある。

起源(形式)

当初は酒宴や仕事の合間に歌われるシャンソンを指したが、後にそれらの

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ミュージカルの起源を探る1~オペレッタ~

今回はオペレッタについてです。

起源(名称)

18世紀中ごろにイタリアで作られた、オペラの幕間に行われたコメディア・デ・ラルテ(即興喜劇)風の歌入り喜劇『インテルメッツォ』に端を発すると言われる。ぺルゴ・レージの『奥様女中』(1733年)でジャンルが確立、ヨーロッパに広まった。各国でヴォードヴィル(フランス)、オペラ・コミーク(フランス)、オペラ・ブフ(フランス)、バラッド・オペラ(イギリス)

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ミュージカルの起源総まくり

そもそもかなり昔、ミュージカルを好きだと話した相手から、
「ミュージカルはオペレッタから発展したんだよねー」
とつらつらと語られた事がありまして。いや、オペレッタだけじゃなくてミンストレルショーとかバーレスクとかいろいろあるはずなんだけど……ともやもやしたんですが、当時はそのあたりの流れも詳しく分からず、議論のしようがなかったのです。
ですが、今はネットも発達し、色々な資料に自宅からアクセスするこ

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買ってしまった

買ってしまった

昔から、いわゆるDTMには興味があった。
機材とDAWソフトと音源さえあれば、好きなだけ音楽をいじり倒せるのだ。鍵盤さえ弾ければなんとかなるし、最悪鍵盤すら弾けなくてもステップ入力で音楽が作れてしまう。なんと素晴らしいことか。
しかし、学生時代は壊滅的に財布に余裕がなく、PCと機材はおろか、シンセすら買えない有り様で、バンド活動の為には中古のSY55(ヤマハのキーボード)という重量級のブツを担いで

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尾籠な話

尾籠な話

※今回は表題の通り、猫に関する尾籠な話に終始しておりますので、ご了承の上でお進みになるかどうかをお決め下さい。 
 
 
 
 
 

 

 

 

猫と暮らし、その健康を守るために欠かせない事の1つに、トイレチェックがある。尿や便の状態、量、匂いの確認は、健康状態の把握に大切だ。
うちの猫は特に運動不足+ループ大腸による便秘傾向があるので、大の方のチェックでは私の目の色が変わる。
現在、ロイ

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トニー賞でした

朝、猫に起こしてもらって、無事にトニー賞をリアルタイムで見た。
Web配信のプレショーは途中からになってしまったが、オープニングとアンジェラ・ランズベリーへのパフォーマンスは事前番組の中で放送してくれたのでまあ良しである。
同時通訳二か国語を聞くのが大変苦手で、かと言って英語のヒアリングが得意なわけでもないので、説明やスピーチは切れ切れにしか理解できていない。それでもオープニングでアリアナ・デボー

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ドライスイカ

ドライスイカ

先日、友人がインスタを通じて
「スイカのドライフルーツ、成城石井で買えるよ」
と教えてくれた。それを聞いて、私の脳裏にはとあるミュージカルナンバーのイントロが流れ出した。

私の大好きなミュージカルである。BW初演版のCDはそれこそすり切れんばかりにリピートし、日本初演の市村・宮川・麻実トリオの時にも見に行った。ブロードウェイのレジェンド、チタ・リベラが演じた役を、麻実れいさんが美と歌とダンスが生

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すねこすり

すねこすり

私は、うちの猫が足元に絡みつく様を、『すねこすりの様に』と表現する。転じて『すねこすりする』『すねこする』という動詞的使い方をする。
ご存じの方も多いと思うが、これはすねこすりという妖怪の名前に由来している。

犬ような姿をして、雨の降る夜に、夜道を歩く人の足の間をすり抜けて転ばせる妖怪、なのだそうだ。雨の日、というのが厄介であるが、総体としてはさほど害を与える妖怪ではない。
で、この妖怪を水木し

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everyday magic

everyday magic

昨日のパディントンといい、先日のメリー・ポピンズといい、どうも私は日常と地続きの不思議を書いた物語に弱いらしい。気になってウィキペディアでメリー・ポピンズの事を調べてみたら、”everyday magic”という言葉に巡り合った。所謂ロー・ファンタジーの一種で、日常生活に不思議な事が起こるような内容の作品を指すのだという。別世界を舞台にするハイ・ファンタジーの対立概念の方へ含まれる物のようだ。ゲー

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豪華が過ぎる

※普段の猫を被った文体は消失しています。ご了承ください。

いやもうBBCのプラチナジュビリーコンサートすごかったですね!!!!
メンバーもコメントゲストも豪華すぎ!!!バッキンガム宮殿の目の前にステージ作って、ザ・マルを開放してみんなが無料で見られるようにするというのもすごい。

ミュージカル馬鹿としては、特にウエストエンドからのお祝いパートがヤバかった!!!

ミュージカル界の大御所、アンドリ

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Memory

Memory

ミュージカル『CATS』で一番有名なナンバーと言えばやはり『メモリー』だろう。歴代のグリザベラの、数々の『メモリー』を聞いて来たが、この間の映画のジェニファー・ハドソンさんの『メモリー』も非常に素晴らしかった。あの映画は、本来初演でグリザベラをやるはずだったジュディ・デンチがオールデュトロノミーで出ているのをはじめ、見どころも聞きどころもある良い映画だった、のだが……これ以上は語るまい。
その『メ

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