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飲食ベンチャー経営

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ここでは飲食店によくある問題をどうやって解決していくかを投稿します!毎週1回くらいの間隔で更新!気になることとかあればお気軽にご連絡下さい!
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#毎日note

#42 情報は細分化して考える

#42 情報は細分化して考える

外食産業の需要は減っている。
ただ、このことだけを知っていても役に立たない。

・居酒屋業態は低迷している一方でファーストフード業態は好調
・業績が好転している原因はなにか
・ポイントは「個食」「持ち運び可」「提供の速さ」
ではないか。と仮説を立てて、行為に繋げ、検証する。

不況、デフレ、人口減と嘆く前に
情報を細分化して捉えてみよう。
どんな時代でも売れているものは売れている。
高いものでも売

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#41 売上なくして利益なし

#41 売上なくして利益なし

店舗の業績は利益で評価される。

ただし、四半期単位で決算する大手の上場企業は
短期的な利益を偏重し過ぎる傾向がある。

現在のコロナ禍のような
売上が伸びにくい競争環境では特に
短期的な利益を確保するために
人員を削減し、投資が抑制されがちだ。
減収でも増益させる手立てである。
もちろんこの状況の中、やむを得ないことだが
これを続けていくと「縮小均衡」となり、やがては衰退していく。
利益を増やす

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#40 戦略は仮説・検証の繰り返し

#40 戦略は仮説・検証の繰り返し

戦略は仮説と検証に基づくものである。
仮説と検証の精度が高ければ実効性が高く
低ければ実効性は低い。
情報不足で精度が低いからといって
戦略なしには戦えない。

粗くても、仮説なしで戦うよりは、よほどよい。
ただし、粗いままでよいわけはない。
精度は上げていかなければならない。
なので、検証が必要なのだ。
取り組みの検証なしに、次の仮説は立てられない。
飲食店の取り組みにおいて、情報収集をして

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#39 戦略とは「計測」から始まる

#39 戦略とは「計測」から始まる

戦略は仮説と予測に基づくものである。
仮説と予測の精度が高ければ実効性が高く
低ければ実効性は低い。
情報不足で精度が低いからといって
戦略なしには戦えない。
いくつも失敗を経験し、それを検証して
さらなる仮説を立てていく。

粗くても、仮説なしで戦うよりは、よほどよい。
ただし、粗いままでよいわけはない。
精度は上げていかなければならない。

日々の営業活動は仮説検証活動だ。

仮説検証を意識し

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#38 戦略の失敗は戦術では取り返せない

#38 戦略の失敗は戦術では取り返せない

「戦略」とは目標達成のためのストーリーと資源の最適配分
「戦術」とは戦略の実行手段

「戦略」とは持続的な繁栄を目指す「売れるストーリー」
「戦術」とは短期的な「売れる仕掛け」

「戦略」は戦いに勝つための「線」を引き、意思決定すること。
「戦術」は戦いに勝つための「点」を打つこと

では、「線」引くための意志決定のファクターは何か?

・なぜ、何のためにやるのか
・いつ
・どこの地域の
・誰の、

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#37 飲食店の「選択」と「集中」

#37 飲食店の「選択」と「集中」

戦いは大きいものが勝つのではなく、強いものが勝つ。
ポイントは全体的な強さではなく、
戦っている個々の局面において強いものが勝つ。

つまり
「競合局面における敵と味方の力関係で勝敗が決まる」

力関係の強弱は
ランチェスターの法則が示す通りだと

「質的経営資源 × 量的経営資源」

であり、敵を相対的に上回れば勝てるということだ。
絶対的な強さではない。
「戦捷の要は、有形無形の各種要素を総合

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#36 小さいお店こそ重要な「接近戦」

#36 小さいお店こそ重要な「接近戦」

多くの飲食店が
顧客満足の追求、顧客第一主義の
理念を掲げている。

そのこと自体はとても大切だし、正しいと思うが、
その理念のために、日々何を実現しているかを
思い返すと、心許ない店舗は意外と多いのではないか。

お客様に満足頂くためには
まずお客様を知り、顕在しているニーズのみならず
潜在ニーズまでを把握する必要がある。

潜在ニーズを把握して
「行ってみたい!」「食べてみたい!」と
お客様自

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♯35 飲食店 3つの「売り」~売り先×売りもの×売り方~

♯35 飲食店 3つの「売り」~売り先×売りもの×売り方~

飲食事業とは
「売り先」「売りもの」「売り方」の組み合わせである。

多くの飲食経営者は
「売りもの」づくりには熱心だが
「売り先」と「売り方」への関心が薄い。

「売りもの」づくりに熱心というが
「品質と価格のバランス」に熱心なのであって
お客様の得られるメリットや利用価値・体験価値への関心は充分ではない。

飲食経営者は「売りもの」を作ることに注力しがちだが、
お客様が「売り物」を購入すること

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#34 誰に、何を、どうやって売るか

#34 誰に、何を、どうやって売るか

飲食事業は
「売り先」「売りもの」「売り方」の組み合わせである。

多くの料理人は
「売りもの」づくりには熱心だが
「売り先」と「売り方」への関心が薄い。

「売りもの」づくりに熱心というが
「品質と価格のバランス」に熱心なのであって
需要者の得られるメリットや使用価値への関心は充分ではない。
供給者は「売りもの」をつくることが目的だが、
需要者が「売り物」を購入することは手段であることを忘れては

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#33 お客様は囲い込めない

#33 お客様は囲い込めない

「顧客を囲い込む」という言葉をよく聞くが
あまり好きな表現ではない。

虫取り網でチョウチョを捕まえるように
顧客を捕えて逃さないなんてことが、できるはずがない。
自分が顧客になってみれば、当たり前のことだ。

店舗は花を咲かせ、甘い蜜を出し続けること。
そこには「柵」で囲むのではなく、
「旗」を立てることを考えるべきだ。

そうすればチョウチョさんたるお客sまが、
お客様のタイミングで、ときどき

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#32 店舗の三位一体の満足とは?

#32 店舗の三位一体の満足とは?

店舗における満足度の指標は3つある。
顧客満足・社員満足・店舗満足である。
これは三位一体でなければならない。

そもそも
顧客満足を得る活動を行ってくれるのはスタッフである。
そのスタッフが不満だらけだと顧客満足が得られるはずがない。

しかし
スタッフと馴れ合いになっても競争に勝てず
顧客満足は得られず、店舗はもたない。
スタッフ満足を得るために給料や休暇ばかり増やしていては、
店舗はもたない

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#31 店舗経営は街づくりの一部

#31 店舗経営は街づくりの一部

我々飲食店は社会的な存在である。
企業は事業を通じて顧客に役立つから存在できる。
顧客に役立つことで社会に貢献している。
事業とは社会のなかでの役割分担である。
飲食事業も例外ではない。

社会に貢献するからこそ、店舗はその存在が許されているのだ。

私のセブンイレブン時代、熊本の大震災があった翌々日、
自身が応援で駆けつけた店舗での話。

その店舗のスタッフさんで、
いまだ家が全壊するかもしれな

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#30 売上は役立った「証」、利益は役立った「対価」

#30 売上は役立った「証」、利益は役立った「対価」

・何のために私たちは仕事をするのか?
・何のために店舗間で競争するのか?
・なぜ、店舗はナンバーワンにならなければならないのか?

顧客や社会に役に立つからその店舗は売上や利益が得られる。
競争とは、その役立ち度合いを切磋琢磨する戦いだ。
つまり、売上高は役立った「証」であり、利益は役立った「対価」である。

顧客がその時一番満足するものが選ばれる。
顧客にとってその時の一番しか選ばれない。
この

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#19 「情理」を尽くして説得することから逃げないって話

#19 「情理」を尽くして説得することから逃げないって話

普段暮らしてて、自分自身この「情理」という言葉を生活で使うこともないけど、何か仕事で相手を説得する時には心がけていることです。

情理を尽くして説得する

話し方にはスタンスがある。
つまり「情があって、理がある」
人情なしに、理を説いても相手に伝わらない。

相手を説得しようとする時、思わず忘れそうになる考え。
相手を説得したいと思う時に、相手の立場に立ってまずは考えること。
よくやってた間違い

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