守宮泉

小説を書いたり、本を読んだり。日常にて思うことをつれづれと綴ります。人間が好きです。

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マガジン

  • ヤモリの読書生活

    読書を中心とした日々の生活。

最近の記事

11月某日 どこから出てきた創作欲

 原稿合宿以降、創作といえるものは詩作がメインになっていて小説には触れていなかった。7月に思いっきり創作をして、かなりの満足感を得ていたからだ。しばらく書かなくてもいいかも、となんて思っていた。書きたくないときに無理に書くとクオリティが下がり、何より創作行為に嫌気が差してしまう。そういうわけで、遠ざかっても気にしないことにしていた。私には語学があるし、他にやりたいことがたくさんある。小説にこだわる必要はない。  ――と考えていたのだが、つい2、3日前にふとネタが浮かんできた

    • 11月某日 原稿合宿2024in城崎 番外編

       やってきました一人旅フェーズ。ということで、ここからは個人的に天橋立に行った記録が主になっている。旅の終わりはいつも寂しい。けれど、今いる家も好きなので、いつの間にか寂しさはなくなっている。帰る家があるからこそ、旅は楽しいものなのかもしれない。 3日目目覚めとごはん  この日はぐっすり眠ったものの、またもや5時半に起きた。夜明けの写真を撮ったり、交通情報を確認したり、ごろごろしたりしているうちにみんなが起きてくる。腕時計が止まってしまって悲しい気持ちになっていた。この日

      • 10月某日 語学熱の上昇

         サムネイルは、たまたま辞書で見つけて面白かったフレーズを書きとめたページ。一体どこで使うんだ。  最近、語学熱が上がってきている。今までも欲求があったのはあったのだが、NHKの語学講座をなんとなく聞くばかりで理解の歩みは遅かった。大学の時にかじっていた中国語も英語も触れないまま数年が経ち、かなり忘れてしまった。昔取った杵柄にしがみついていてもいいことはない。やろうやろうと思いながらも怠けていた。  どういうことか、数日前から意欲がぐんと上がってきている。たぶん、知り合い

        • ヤモリの読書生活/9月 物語の効用

           久々に帰ってきた読書日記。体調を崩してからというもの、あまり本が読めていなかった。しかし、定期的な読書会や気持ちが落ち着いたことで、少しずつ集中力が戻ってきている。  9月は本のおかげで助かった、と思う瞬間が多かった。考えたところでどうにもならないことを考えないためには、自分の思考を隅に追いやるしかない。他人のことを考えることが癒しになることもある。  それでは、私の9月の読書生活を覗き見てみよう。 9月某日  面接の移動中にちまちま読み進めていたシエサ・デ・レオン『イン

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        • ヤモリの読書生活
          2本
          ¥500

        記事

          9月某日 無罫ノートが大好き

           サムネイルは届きたてほやほやのSUNNY手帳ウィークリータイプ。クロームグリーンの表紙に水色のゴムバンドが、森に流れるせせらぎのように見えて気に入っている。シックな色があってよかった。  最近、デジタルデトックスすることを心がけている。SNS時間を減らしていく上で、必然的に紙に向き合うことが多くなった。モーニングページという、朝のモヤモヤデトックスも始めたのはいいものの、なんだかあんまり気が乗らない。なぜだろう、と思って分析した結果、判明した事実がこちら。  無地が好き

          9月某日 無罫ノートが大好き

          9月某日 一人になりたい

           一人になりたい、と思うことが増えた。それはきっと、連日の面接疲れなのかもしれないし、寝不足のせいかもしれない。  一人になりたい。できるなら人の気配だけ感じていたい。一定の距離があり、一人と一人の関係でありたい。踏み込んだり、踏み込まれたりはしたくない。ただ「提案」や「意見」の形で声を発したい。  人間である以上、一人で生きていくことは不可能だ。誰の助けもなく立つことはできない。だけれど、その助けはできれば私が望んだものであってほしい。私が両足で立つためのものであってほ

          9月某日 一人になりたい

          9月某日 人生の目的

           写真は、唐突に食べたくなって作った豆乳麺です。おいしかった。  面接に書類作成と就職活動に忙しく、まだ1週間しか経っていないことにびっくりする。いろんなことがありすぎた。  たとえば、希望していた職が本当はそんなにやりたくなかったと気づいて方向転換したり、私の中で燻っていた人生の目的を発見したり。今までが「こんなことやってみたいな。やれたらね」ぐらいの気持ちだったとすれば、「これやったら絶対楽しいし、向いている気がする。やりたい、やろう」となかなか本気である。手段や方法

          9月某日 人生の目的

          8月某日 誕生の日

           8月の末。夏休みがもうすぐ終わるだろう頃、私は誕生した。    誕生日というものは、忘れたり、来るのが怖くなったりすることもあるらしい。私はといえば、8月に入った瞬間楽しくなるし、あと何日と数えるほど待ち遠しい日の一つになっている。何かとバタバタしてしまう8月という月のご褒美のような感じだ。パーティーを開いたり、大きなケーキを食べたり、そんなに特別なことはしない。けれど、何かが特別で、心が浮き足立ってしまうのだ。  今年は好きな詩人の享年と同い年になるということで、少し特

          8月某日 誕生の日

          8月某日 原稿合宿2024in城崎③

           旅とは冒険のようなものだと思っている。知らない町に飛び込んでいくけれど、いずれは帰らなければならない。期限付きの冒険だ。  今回は、経路が冒険であった。だが、滞在期間はみんなで決めたスケジュールの中で動いた。家族旅行より自由度は高いが、一人旅にはない制約がある。ハイブリッドな旅だったように思う。 2日目目覚め  私は大抵夜の9時から10時には布団に入り、朝5時半に一度目が覚める生活をしている。そのリズムに身体が慣れているのか、カーテンの隙間から差してきた日の光が眩しか

          8月某日 原稿合宿2024in城崎③

          8月某日 原稿合宿2024in城崎②

           旅の記録の続きを書こう。1日目は"緊張"が強くあったような気がする。なんせ久々に帰省以外で旅をしたのだ。乗り換えに失敗したらどうしよう、という思いで駅員さんに聞きに行ったり、電光掲示板を何度も確認したり、私にしては積極的に動いていた気がする。  「わからないことを聞く」ということが気軽にできるようになったのは最近のことだ。あまりにも物事が円滑に進んでいくのでびっくりした。私は自分で自分のことを縛っていたのだな……。 1日目お宿の夕食バイキング  あまり苦労することなく原

          8月某日 原稿合宿2024in城崎②

          8月某日 原稿合宿2024in城崎①

           8月某日。私は夜行バスの車上でうとうとしては目を覚ます、ということを繰り返していた。創作者フォロワーとの原稿合宿にいよいよ向かうのだ。 参加者紹介 守宮泉 →私。小説を書いたり本を読んだりしている人。 高坂悠壱さん(以下、高坂さん) →今回の合宿発案者。小説を書いたり全国のイベントに出没したりしている人。 定上栄さん(以下、栄さん) →小説を書いたりTRPGシナリオを書いたりしている人。 来栖稚さん(以下、きさいさん) →小説を書いたり絵を描いたりキャッチコピーを書いた

          8月某日 原稿合宿2024in城崎①

          8月某日 上半期+α創作活動振り返り

           暑い日が続いている。私は比較的暑さに慣れてきて、不快感はあるものの、体調は安定している。過度な夜更かしも減り、SNSとの距離も保てている。万事快調だ。  しばらくは転職活動に注力するつもりでいるので、創作のペースは落ちるだろう。そこそこがんばっていた7月までの創作活動について振り返ってみる。 1月・2月 長編を進める  1月、2月はプライベートがバタバタしていてろくに書いていない。年越し前から書いていた(本当の書き始めは去年の2月である)章を書き終えたくらいだ。迷走して

          8月某日 上半期+α創作活動振り返り

          7月某日 私に似合う色とは

           オフィスカジュアルについて調べていたはずが、パーソナルカラーの森に迷い込んでいた。近々遠出をする予定もあり、どんな服装が似合っているのかを客観的に知りたくなったのだ。ひとまず自己判断の範囲なので違っている可能性もあるのだが、ひとまず書き残しておこうと思う。  パーソナルカラーはWEBで簡単に診断できる。その結果、私は「ブルベ冬」が当てはまるようだった。透けて見える血管は見るからに青いし、「それ地毛?」と言われるほど髪色は黒くて艶々している。実際、紺や黒、白などモノトーンの

          7月某日 私に似合う色とは

          服の話、明日投稿します!! ブルベとかイエベとかについて自己流ですが、いろいろ考えました。

          服の話、明日投稿します!! ブルベとかイエベとかについて自己流ですが、いろいろ考えました。

          7月某日 桃を食べる

           今年初めての桃を食べた。二つ入りの桃は、一つ必ず冷凍する。そしてもう一つは冷蔵庫に入れる。  少し熟したものが美味しいと聞いていたので、食べる30分ほど前に常温で置いておく。種をキッチンばさみで取ろうとしたら、果汁がぼたぼたとこぼれてもったいない気持ちになったからもうやらない。  柔らかな桃は口の中で溶けていく。種の周りが酸っぱくて、皮の周りがすこぶる甘い。果実は身と皮の間が一番甘いと祖母に教わった。だから皮は剥かない。子どもの頃の桃は丸かじりするのが当たり前で、切った

          7月某日 桃を食べる

          7月某日 好きな小説50選&読書の思い出

           好きな小説50選というようなタグがXで流行っていたので、あげてみた。流行っていたときは見るだけだったのだが、先日の読書会で「読書にハマったきっかけの一冊」を聞かれたことで、今まで読んだ本が走馬灯のように流れてきた。どうせなら、と読んだ年代順に並べてみた。  今回は小説ということで、小説以外の本を省いています。 ※参考URLでは現在手に入る版を紹介しています。 ※見出し画像はこれから読む本の棚。みっちみち。もうはみ出ている。 小~中 1『エルマーの冒険』シリーズ ルース・

          7月某日 好きな小説50選&読書の思い出