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【久しぶりの未来予測】2040年には、疑似富裕層という層がいる

こんばんは!
未来から目を背けないで有名な男、小栗義樹です。

本日は、久しぶりに未来予測系の記事を書いてみようと思います。4年位前、まだこのアカウントに全然フォロワーさんがいなかった頃にやっていた企画です。当時書いていた記事の中では、最も人気があった(とはいっても、スキが6つくらいついていただけですが)企画でした。

今はもう非公開にしていますが、「回転寿司はファミレス化して回るのを止めることになる」とか、「クラウドファンディングは企画力ではなく人気と人物理解度が成否を分けることになる」とか、「ディスポのような使用制限と懐かしさが一体となったSNSが流行る」とか、当時はそんな予測を立てていました。

当たったものもあれば外れたものもありますが、何よりも未来を想像して根拠を打ちたてていく作業が、とても面白かったことを覚えています。

今回、約4年ぶりにこの企画をやろうと思った背景には「2040年の未来予測」という本が絡んでいます。

元日本マイクロソフト株式会社の代表取締役を務めた成毛眞さんが書いた、2040年の未来を予測した本です。これがとても面白くて、久しぶりに自分も未来予測をやってみようと思うようになりました。

マイクロソフトが大帝国を築き上げた時に社長を務めていた人ですから、その知見・実力は間違いないと思います。そんな凄い人が行った未来予測ですから、かなり緻密なものだという印象を持っています。特に、テクノロジーに関する未来予測は、相当に精緻なものだなと思います。こんな便利なものが開発されているのかと、夢中になって読むことが出来ました。

今回の未来予測は、この本をベースに行います。

従って、予測する未来は2040年です。

この本は、あらゆる角度から未来を予測しています。その1つを切り取って、僕なりに話を展開したいと思います。

今回切り取るのは、232ページ「貧しくなる日本にシェアリングは必要不可欠」から、2040年の日本人のモノに対する感覚について書いていこうと思います。

シェアリングとは、平たく言えば「リユース」や「シェア」などをベースにしたビジネスの事です。例えば、メルカリやリユースショップ、カーシェアなどが該当します。

タイトルの通り、2040年の未来予測という本では「日本は15年後、シェアリングというビジネスが必要不可欠になる」と言っています。

この現象は、すでに国内のあらゆる場所で起こっています。カーシェアやリユースショップ、メルカリなどはご承知の通りだと思いますが、スキマバイトの存在が大きいです。あれも要するに、仕事をみんなでシェアしましょうという発想ですよね。1日の大半の時間を使うであろう仕事も、今ではシェアすることが出来るようになっています。

もう1つ大切な軸として、15年後の日本は確実に今よりも貧しくなるという事です。残念ながらこれは確定事項となります。2040年の未来予測にも、丁寧に書いてあります。人口が減少すれば、その国の経済規模も縮小するというのは歴史が証明しています。

加えて、日本は高齢化社会です。バリバリ働ける若者の数は、この先どんどん減っていきます。

人口減少と少子高齢化による働き盛りの層の目減りは、間違いなく日本経済を縮小させるのです。

もっと言えば、日本の成長はすでに諸外国と比較して鈍化しています。海外で作られた新しいモノを購入するのが、この先どんどん難しくなっていくというわけです。

これらの要素を掛け合わせると、日本にシェアリングが必要になってくることが理解できます。日本人同士がモノをシェアしないといけない時代がやってくるわけです。

以上が、2040年の未来予測「貧しくなる日本にシェアリングは必要不可欠」の概要です。この本には、こんな感じの事が沢山書いてあります。

ここからは僕の予測です。

タイトルは「2040年の日本には、リユースブランドに囲まれた生活を送っている人がいる」です。

簡単に言えば、疑似富裕層が誕生するという予測です。

2040年の日本は確かに貧しくなりますが、それは全体的な話です。目減りはあれど、日本国民はいくつかの層に分かれることになると思います。

人口が減るという事は、雇用価値が上がるということです。

テクノロジーは発展しますが、人類の肉体労働の代わりを担うロボット等が社会で活躍するのは2040年以降の話になるのではないかと思っています。

人がモノを買う時の接客や品出し、運送、運搬、建築などの仕事は、引き続き人間が行っていると考えられます。その際、意思疎通が図れる人間を優先したいという心理から、日本では日本人に対して高額な報酬を用意するようになると思っています。

もちろん、一部ではロボットの導入や外国人労働者の投与が始まります(というか、もう始まっています)が、儲かっている企業などは日本人雇用を積極的に行うはずです。

そして、この時代に最も価値が高い労働者像は「テクノロジーを有効活用することに長けた、効率的に働ける人材」になると思われます。いわば、ブルーカラーとホワイトカラーのハイブリッド的な人材です。

こうしたハイブリッド人材こそが、疑似富裕層です。似非と書くとネガティブな意味に聞こえるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

疑似富裕層とは、小さな資産を持つ存在です。その資産こそが、ブランドリユース品です。2040年の日本では、シェアリングが当たり前になっていると思われます。そうなると、シェアリングという概念の中でも優劣が付きます。

所有が優勢で、リースを劣勢だと考えるといいかもしれません。

簡単に言えば、同じ車でもシェアは劣勢で所有は優先です。そして、所有するということは、自分で資産を持つということでもあります。シビアな言い方をすれば、モノの価値が相当低くなり、人々の所有へのハードルが上がり始めているというのが、2040年の日本であるということです。

本物の富裕層は新品を買うし、所有するのが普通です。でも、リユース品でもいいから所有したいと考える人が増えていき、それを実現するのが疑似富裕層です。

現代は、貧富が2極化していると言われていますが、2040年は、富裕層・疑似富裕層・ボーダーライン層・貧困層と、4つの層に分かれているのではないかと予測しています。

今後はシェアリングを展開している企業が、日本人から大きな指示を集められるようになり、評価を上げていくことになるでしょう。その評価を基に、海外の人たちから出資を受け、大きくなっていくのではないでしょうか?

ちなみに、モノの売れ方は大きく2つになるはずです。価値売りと人売りです。これは、シェアリングの未来予測から少し外れるので、また別に機会にお話したいと思います。

重要なのは、今現在中間層と呼ばれるポジションにいる僕のような人間は、疑似富裕層のポジションを目指すことが最初のステップであると思っています。もちろん、そうじゃない未来が待っている可能性もありますが、シェアリングという市場に食い込むための準備は確実に必要です。

資産となるようなものを丁寧に育てるという動きを取りながら、コツコツと小さな仕事を動かしていこうと思います。

いかがでしたでしょうか?

久しぶりに未来予測をしてみましたが、純粋に楽しかったです。評判がよければ、また違う形の予測を立ててみたいなと思っています。

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ということで、本日はこの辺で失礼いたします。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう!




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