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【読書感想文】佐久間宣行「ずるい仕事術」

こんばんは!
社会で生きるならこれを読め!小栗義樹です!

本日は読書感想文を書かせて頂きます。小説、実用書、詩集問わず、好きな本を題材に感想文を書く試みです!

よろしくお願いします!

本日の題材はコチラ!

佐久間宣行「ずるい仕事術」

です。

元テレビ東京のプロデューサーで、ゴッドタンやあちこちオードリーなど、数々のヒットバラエティを世に出している佐久間さんが書いた「組織で好きな仕事・自分の仕事をする」ために必要な62の方法をまとめた実用書になります。

非常に説得力がある本で、佐久間さんとはユーチューブでもテレビでもネットフリックスでもラジオでも、ありとあらゆる場所できちんと活躍しています。ちなみにこの「ずるい仕事術」も10万部以上を売り上げていますので、非の打ち所がないとはこの事かな?と思えます。

僕はこの本、社会人1年生や社会人が続けられない人に読んでほしいなって思いました。

はっきり言って、社会人を続けられない人間が日本で独りで仕事をするのは無理ゲーです。会社を起こそうが、フリーランスになろうが、人間が集う事によって発生するルールを理解しないと、自分が起ち上げた仕事が軌道に乗るなんてことはあり得ないと思うのです。

社会が強烈に根を張っている以上、社会は、はみだした人を強烈に社会の輪の中に引き込もうとします。抵抗すれば、間違いなく「そうじゃない人」と認定され、そうじゃない人と認定されれば、そこに報酬や対価をもたらす必要性を感じてもらえません。

厳しいし、残酷だなと思うのですが、残念ながらこの状況はまだまだ変わることがなさそうです。もちろん、揺り戻しを繰り返しながら少しずつ変化していますが、多くの人が「それはおかしい」という状況になるにはまだまだ時間がかかるだろうという話です。

郷に行っては郷に従えという言葉がありますが、我々はまだ多くの力ある人が決めた「その人達にとって都合の良いルール」に適応しないといけないわけです。

間違えてはいけない事が1つあって、どんな仕事でも「続かなくちゃ生きていけない」です。これは組織にいようが独りになろうが関係ありません。続かなければ収入は0になります。ということは、続けるためには誰かに認めてもらわないといけないということになります。対価を提供してくれるのが人である以上、これは絶対です。

とはいっても、社会人を続けられないという方々が抱える最も大きい続けられない理由は「折り合いがつかない」とか「煩わしい」という人間関係にあると思います。

生きるために他者から「ありがとう」と言われなければいけないのに、一方で他者と共にというなが煩わしい。

これが社会人を継続できない人が抱える最大のポイントなのだと思うのです。

であれば、煩わしいという息苦しさと上手に付き合えればいいわけです。手段を知らないで、息苦しいと感じ続けるのがダメなわけだから、そう感じないように予防線を張る方法を知っていれば、そういったまどろみから脱出することができると思います。

ずるい仕事術に書いてある方法がそれです。

僕、自分が社会人1年生のときにこの本と出会いたかったなと本当に思います。組織に使い潰されない、同じ部屋にいる組織人と上手に生きる、これは本当に大事な事です。入社直後に感じた軋轢さえ、この本に書いてある方法を真似すれば解決出来たなぁと、今になって思うのです。

スタートってどうしてもエネルギーが必要だから、その分だけ苦しみ背負うリスクが上がるんですよね。その時に指針があれば何も問題ないのですが、多くの人がルールが分からない状態で社会に飛び込んでいるため、指針も何も、今どういう状況なのかが分からない。

真似できる何かがあれば、ちょっとは楽になるんだろうなぁという気持ちはあるけど、何を真似すればいいかは、従来の実用書やビジネス書には書いてなかったんです。

ずるい仕事術は、そんなスタートダッシュで挫けた人にピッタリな本だと思います。今まで色々なビジネス書や実用書を読みましたが、この層に向けて、ここまでの明解を突きつけた本はないんじゃないかなと思っています。

派手な事は一つも書いてありません。ここに書いてあるのは「必要なこと」だけです。

来年社会に出ていく人、今社会人から離脱した1年生、これから一度離脱しようと考えている3年未満の社員は、1回必ず読んだほうがいいと思います。あと、もう何年も仕事に従事しているのに、好きな仕事や自分の仕事が持てていない人がいるなら、あなたも一度、この本を読んでみたほうがいいです。

ちょっとした気持ちの変化で、景色は大きく変わります。ずるい仕事術は、そんなちょっとした気持ちの変化をくれる本だと思い。

ぜひ、一度読んでみてほしいなと思います。

というわけで、本日はこの辺で失礼致します。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
まだ明日の記事でお会いしましょう!

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