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【楽曲感想文】VAMPS「MEMORIES」
こんばんは!
そろそろこの曲が聞きたくなるシーズン!小栗義樹です。
本日は日曜日、ということで楽曲感想文を書かせて頂きます!
好きな曲・最近聴いた曲を題材に、感じたことを言葉にしようという試みです。
本日の題材はコチラ
VAMPS「MEMORIES」
です。
L`Arc~en~Cielのhydeとoblivion dustのKAZさんがやっていたユニットVAMPSのロックバラードです。
個人的には、夏、それも梅雨と夏の境目になると聞きたくなる曲でして、雨が上がった少し涼しい夕方、雨のおかげで強くなる草の匂いを嗅ぐとふいにこの曲を思い出します。
現実の景色から想起される曲はとても素敵だなと思います。音楽と歌詞が聞き手に対し、鮮明な絵を呼び起こすことが出来るからこそ、現実の何気ない景色とリンクと音楽がリンクするわけです。
良い曲というのは強烈なイメージから生まれるというのが個人的な見解で、このMEMORIESという曲はそのお手本のような一曲ではないかなという風に思っています。
あとはこの曲、対象年齢も幅広いです。過ぎ去った思い出を懐かしむという名目で楽しむことも出来ますし、今まさに、熱くて少し儚そうな夏を過ごしている人にとっても共感することが出来る音楽になっています。僕はどちらも覚えがあって、まさにこの曲を楽しむ世代で言えば「過渡期」にあたると思います。
MEMORIESはラストのサビで歌われる「まぶしい日差し浴びて」のコード進行が変わります。歌詞は1番と同じなのですが、この「まぶしい日差し浴びて」だけ1番よりも低くなるんです。(低くなるというニュアンスだけが伝われば大丈夫です)
今までずっと無我夢中で走り抜け、この曲と同じスピードで思い出を巡っているという展開から、急に俯瞰してみたような全体の景色に切り替わる感覚を味わうことが出来ます。それこそが、大人から見た「あの夏」を想起させる大きな仕掛けになっていると思っていて、過渡期である僕からすると、どちらの視点も克明なため、なんなら少しだけ泣きそうになります。
短くてシンプルで、それでいて熱くてストレートなロックバラードです。このきれいな場面転換を見せてくれるあたりがhydeさんのセンスだなという風に思います。
VAMPSは気前が良くて、色々な場所で曲が聞けるようになっています。ぜひ一度、それもこの時期にVAMPSのMEMORIESを聴いてみてください。
というわけで、本日はこの辺で失礼いたします。
また明日の記事でお会いしましょう!
さようなら~