小説「煙突掃除のヒューイ」
オイラはヒューイ。ロンドンで煙突掃除をしているんだ。両親に捨てられて身寄りのなかったオイラを清掃業者をやってる親方が拾ってくれて、煙突掃除になったんだ。朝から晩まで働いて、今じゃ親方の一番弟子になったんだぜ。7歳で親方に仕事任されてるのなんて、オイラくらいなんだ。オイラの仕事は、毎日煙突に入って中をピカピカにする事。中に溜まった煤を綺麗に取らなきゃ、暖炉が使えなくなっちゃうからね。まず外から煙突に登って、そこから暗い煙突の中へ入って行くんだ。ゆっくりゆっくり降りてかなきゃ危な