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あひる日記

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古代エジプトの青いカバは世界中にいる

古代エジプトの青いカバは世界中にいる

発端は我が愛する岡山市立オリエント美術館の渾身の特別展。
「ガラスの創造力~色彩と煌めきの4000年」

数日前に行った展示会のようすはこちら
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二階の光庭にはアンティーク絨毯がベンチに敷かれていて、記念撮影用の民族衣裳の中から、黒と緑のショールを拝借して撮影。その後ベンチを独り占めして、まったりと噴水

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南国の舟は金と銀の帆をもつ

南国の舟は金と銀の帆をもつ

写真でしか見たことがない「南国」が公開されると聞き、会期ギリギリに橋本関雪記念館に駆け込みました。仄暗い館内に輝きを放つ金と銀の帆。写真撮影自由と教えてもらったので、もう撮りまくりました。

この説明文は嬉しかったです。
橋本関雪氏の胸の昂りを想像してしまった。

悪猫がいる。この異国では猫も自由に暮らしている。

漢民族っぽい顔立ちのおんなと黒い肌色のおとこが共に作業をしている。

船内には子ど

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大阪弁と大阪気質

大阪で生まれ育って、京都で数年、神戸にけっこう長く住み、関西の西の果てで十数年、と関西限定で生きてきている。話すことばは大阪弁のみである。昔、韓国語を学習していた時に釜山でタクシーの運転手に、大阪の人やろと言われてビックリしたことがある。その運転手さんが言うには釜山のなまりと大阪のなまりはよく似ているので、すぐわかるそうだ。
習っていた韓国語はもちろん標準韓国語であり、教わっていた先生はバリバリの

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みんな「本」という物体をどう処理してるのかな?

みんな「本」という物体をどう処理してるのかな?

今日もどんよりと寒い日。モチベーションが上がらなくて早々と大掃除を断念宣言します。

実は今年は織り仕事が12月10日に一段落したので、懸案だった本棚の整理をしたかったのです。自宅である古民家は床の強度が心配なので、本棚を納屋や納戸を含めて6か所に分散設置しています。これでも昔と比べると絶対量は少ないです。実家に帰ってきた時に溢れる本を全部収納することは不可能だと思ってずいぶん処分して、これからは

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インドの神が舞い降りる~秋篠寺幻想

インドの神が舞い降りる~秋篠寺幻想

東洋のミューズといわれた秋篠寺の伎芸天は大好きな仏像の一つだが、この方は私には男性に見える。なので伎芸天という名も腑に落ちず、謎を感じる仏像の一つである。
インドのアジャンター石窟第1窟のヤクシャ像「蓮華手菩薩」「金剛手菩薩」と法隆寺金堂壁画6号壁「観音菩薩」「勢至菩薩」が似ているという話は有名だが、伎芸天だってすごく似ていると思う。

お盆休みを利用して、この三屈法という優雅な姿態を持つ像の探索

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語る人がいなくなった戦争の話

語る人がいなくなった戦争の話

お盆で終戦記念日のこの時期は太平洋戦争から生還した亡き父のことを書く気になるのだが、6年前に書いた文がfacebookで思い出として挙がってきた。
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70年前の今日を父は知覧の特攻基地で迎えた。
三男坊でいらん子だった父は、陸軍に徴兵される前にと17歳目前で海軍に志願した。少なくとも海軍では死ぬ時は将校も二等兵も一緒だ

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ピピロッティ・リスト展にいってきた。

ピピロッティ・リスト展にいってきた。

美術館に行ってベッドでうたた寝をするという稀な体験をしてしまった。
《4階から穏やかさへ向かって》
とても寝心地のよいベッドに寝転がって、とても聴き心地のよい音楽の中で水の中の映像を見る至福の時。その前に、きれいな空色のドレスに赤い靴の美人が、いとも楽しそうに笑いながら、次々と車の窓をたたき割っていく《永遠は終わった、永遠はあらゆる場所に》でかなりの衝撃を受けていたので、ついウトウト寝てしまった幸

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変わらない日々を過ごしている

変わらない日々を過ごしている

芒種を過ぎて、季節観測の柿の木はすっかり柿の木らしくなった。
このわきに久しぶりに顔を見かけたご近所さんが、シルバカーに腰を下ろして休憩していた。車を停めて窓越しに大声で話していて、ちょっと可笑しくなった。ご近所さんは耳が遠いので大声で話してたのだが、どっちにしても話は通じないのだ。母が生前ご近所さん2人と話しているのを聞いて笑ってしまったのだが、お互い順番に全く関係ない話をしている。でも楽しく過

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芸術は断じて不要不急の案件ではない

芸術は断じて不要不急の案件ではない

という文化庁長官の声明に様々な意見が飛び交っていますが、とりあえず緊急事態宣言が出ていて人出が少ないうちに鑑賞しておきたいという私的理由で、神戸市博物館の東山魁夷障壁画展と白鶴美術館の展示会に行ってきました。
コロナ発生以来ほんとに久しぶりに神戸市中心地へ。お酒を出す店は休業していることは報道で知っていたのだけど、実際に見てみるとかなりのショックでした。それにもかかわらず歩いている人たちの多いこと

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緑の手の反対は赤の手なのか?

緑の手の反対は赤の手なのか?

写真はお隣さんの畑。ご近所の野菜はどこもいわゆる有機農法だが、いつ見ても雑草一つなく清々しい。自分ちに帰ってくると玄関前すら草ぼうぼうでがっかりする。さすがに除草剤を使うのはためらわれるので(猫が時々散歩している)塩水とか撒いたりしてみるが到底かなわない。
とりあえず外に出た時にあまり目につく箇所は手でむしって、後は雑草もそれなりに美しいと言い聞かせるのが一番私に合ってるみたい。
まぁ、雑草はそれ

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タンチョウが空を飛ぶ!

タンチョウが空を飛ぶ!

うらうらと暖かい初春の午後、家から近い岡山自然保護センターにタンチョウを見に行ってきました。馬酔木や椿咲く散歩道をアプローチしていると、木のあいだから突然タンチョウが空に飛びだした!ウキーと叫んで走り出したのだけど、池に辿り着いたらあまりの長閑さに走ってきた自分が恥ずかしくなりました。つがいのタンチョウや水鳥たちが優雅に静かに過ごしていらっしゃったのです。
何の予備知識もなしに来て、放し飼いされて

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内子の街の夜と夜明け

内子の街の夜と夜明け

さて、今回は2人で泊まるので前から気になっていた登録文化財の内子の一棟貸し宿を予約した。私にとって四国の瀬戸内側は気になるところで、その近くの内子の文化にも大いに興味があったのだ。
赤穂緞通は江戸時代末期に児島なかという赤穂の交易商の家柄の女性が、高松で万暦氈という大陸の絨毯を見たことから始まる。それって不思議な話じゃないですか?赤穂から近い京都や大阪ではなくて、かなり離れた海を渡った高松?鎖国時

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ゴミ袋と共にお遍路へ行く

ゴミ袋と共にお遍路へ行く

瀬戸大橋で日の出を迎えようと、朝暗いうちに自宅を出発。高速に乗って一息ついてふと助手席を見たら、ゴミ袋が。。

慌てて出発してステーションに降ろすの忘れた!
どうにかできないか考えてみたけど、次に高速降りるのは四国。兵庫のごみを四国に捨てるわけにもいかず、諦めてそのまま一緒にお遍路さんすることにする。予定通りに瀬戸大橋に着いたけど、天気はどんよりしてて日の出は無し。私の心もどんよりしたまま四国に入

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春になったら桜を見に行く

春になったら桜を見に行く

これは栂の樹です。針葉樹です。ここら辺にはいないので、いつか見に行きたいと思っている。針葉樹には親近感を持ってます。華やかさには欠けるが地道に真っすぐに育って気持ちが良いじゃないですか!
桜もソメイヨシノより山桜の方が好き。ソメイヨシノはこれ見よがしで、目いっぱいお洒落した女の子みたいで痛々しい。人知れず咲く山桜に共感します。
もろともにあはれと思へ山桜 花よりほかに知る人もなし

ところが祇園枝

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