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ネガティブな人こそやってほしい、モーニングページ【エッセイ】

モーニングページとは

朝に自分の思考や感情を手書きで書き出す習慣のことを指します。このノートは、アメリカの作家ジュリア・キャメロンの著書『ずっとやりたかったことを、やりなさい』で紹介され、創造性を高めるためのツールとして広まりました。書く内容には決まりはなく、日常の悩みやアイデア、感情などをそのまま書き出します。特に、毎朝3ページ分を目標に、自由に思考を整理することが推奨されています

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モーニングページを始めてから2ヶ月が経ちました。
毎朝3ページ分ちゃんと毎日書いています。
この習慣を通して気づいたことを記載します。
参考になれば幸いです。

以下、本編


モーニングページについては、当初まったく知識がなかった。
しかし、「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」というタイトルに惹かれ、この本を購入したが、その中にモーニングページが紹介されていた。
そのため正直な感想を言えば懐疑的なものであった。

そもそも、これを書くことに何の意味があるのか、当初は全く理解できなかった。
本書には細かい記載はなくとりあえず毎朝3ページ書けということしかわからなかった。
また、モーニングページは30分程度で終わる作業だとされていたが、それにも納得がいかなかった。
近くにノートがある人は確認して欲しい。3ページというのは相当な量で、30分で書き終えるのは現実的ではないと思えた。

しかし、2ヶ月続けた現在の自分にはこの両方に自信を持って回答できる。

「何の意味があるのか」という疑問に対する答えは、ストレスの軽減と新たな気づきを得るための場を提供してくれることだ。
自分もこのモーニングページをやるまでは気が付かなったが、頭の中で考え続けるというのはかなり消耗するのである。特に、後ろ向きな性格の自分は、無意識にストレスや感情を溜め込むことが多い。
その結果、スマホやPCで多くのアプリを立ち上げすぎて処理が重くなるように、人間の脳でも処理しきれなくなり、疲労や憂鬱な感情から抜け出せない状態に陥る。
この溜め混んでいる感情や思考、ストレスや思考を吐き出すことで、驚くほど楽になるのだ。

そしてこれは「3ページというのはかなりの量」という問題にもつながる。
実際その通りで3ページは本当に多い。それも毎朝だ。
正直大変だし、日が経つごとに書くことがなくなっていく。
でもこれが良いのだ。
それはつまり頭の中で抱えていたストレスが吐き出されたことを意味する。
1週間も試して貰えば実感してもらえると思う。あぁ、なんかスッキリしたなと感じる時が来るので。
また、過去に対してのストレスを吐き出すと次は現在の、その次は未来へのとストレスの対象がどんどん前に進んでいく。これも良い傾向である。
後ろ向きな自分にとってはこの変化が一番助かった。

他にも、頭の中で保持しなくなるので冷静にかつ客観的に問題へ向き合うようになる。これが多くの気づきを生み出す。
人は気がつくとそれに伴う行動をしようとする。いわゆる問題解決に動くのだ。
結果として前向きかつアクティブな生活を送れるようになるのだ。

実際、自分と同じような感想を持つ人が多いのだと思う。
googleで「モーニングページ」と検索するとサジェストで「うつ」と出てくるくらいだ。他にもネガティブな人や繊細な人、不安や悩みが解消されない人などにも向いているだろう。

実体験によるコツを記載すると、やはり3ページを30分で行うのは無理がある。
だから一つ一つ考えながら書いてはいけない。
頭の中にある一番手前の言葉を吐き出す感じで書くと良い。
殴り書きでいいし、字が汚くてもいい、間違ってもいい。
誰にも見せるものではないので、全く気にする必要はない。完璧なノートを作るのではなく、頭の中のストレスを吐き出すことが目的であることを意識してみてほしい。
また、30分という時間制限を設けるのも良いと思う。
もし30分で書き終わらないのであれば考えすぎの可能性がある。
もっと単純で気楽に書いていい。終わらないのであれば切り上げてもいい。
あとは手書きであること、ノートは大きいサイズのA4であること。

便利な世の中になったので、A4ノートもシャープペンシルも近所のコンビニで簡単に手に入る。
個人的にはローソンで売っている無印のノートがおすすめだ。

さあ、今すぐコンビニに行ってノートを手に入れ、ストレスから解放された新しい日々を始めよう。


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