深川シオ

徳島を舞台にした小説を書いています。

深川シオ

徳島を舞台にした小説を書いています。

マガジン

  • ふぉTさんぽ(仔犬とTさんぽ)

    今日も仔犬とさんぽに行きました。地方都市Tのしょーもないけど何か愛しい風景を不定期にお伝えします。

  • 【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【連載】

    【地方都市×オメガバース】オメガでニートの園瀬(そのせ)梓(あずさ)は、T中央公園を散歩中に謎の長髪イケメンアルファ(ダサい臙脂のジャージ姿)に出会う。その瞬間、ヒートが起きて運命の番だと分かり——!?

  • メンバー限定SS

    祝日とか年末年始とかの限定SS。過去のものはマガジン「メンバー限定SS【バックナンバー】」に再掲しました。

  • 【画像付き】「Forget me Blue」【再掲】

    「Forget me Blue」の53万文字の無料公開分をちまちま【実際の場所や事物の写真付き】で再掲して行きます。偶に撮り下ろし写真もあり。

  • 【小説】Forget me Blue【試し読み53万文字】

    【会社員×両性具有の管理人】寂れた商店街の一角にある駐車場の管理人であるイチは、ある日訪れた時間貸しの客、|佐村《さむら》と出会いすぐに惹かれていく。しかしどこか陰のある彼には悲しい過去があって——。 【53万文字の試し読み】このマガジンの記事の続きは1記事15,000文字前後の有料記事です。

最近の記事

  • 固定された記事

#1【連載小説】Forget me Blue【試し読み53万文字】

はじめに この記事は、こちらのマガジン↓ にて有料連載していた小説「Forget me Blue」の試し読みです。53万文字ある無料連載分を1,500文字〜4,000文字程度に分けてUPして行きます。 【53万文字の試し読み】このマガジンの記事の続きは1記事100円、15,000文字前後の有料記事です。また、有料記事の51本目以降は月額10,000円のメンバーシップ会員限定記事となります。 【あらすじ】【会社員×両性具有の管理人】寂れた商店街の一角にある駐車場の管理人

    • 【第40回】ふぉTさんぽ【やっと秋になったよ】

      こんにちは。今日もふぉてぃーとさんぽに行って来ました。

      • 【第39回】ふぉTさんぽ【夏なのか秋なのか?】

        こんばんは。今日もふぉてぃーとさんぽに行って来ました。

        • 【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第140話】

          【地方都市×オメガバース】オメガでニートの園瀬梓は、T中央公園を散歩中に謎の長髪イケメンアルファ(ダサい臙脂のジャージ姿)に出会う。その瞬間、ヒートが起きて運命の番だと分かり——!?  そうしてシャーリー文具館のロゴが入った袋を提げて、俺達は来た道を戻った。途中コンビニに寄りたいと言うと、「おやつはパントリーに沢山あるから駄目だ」と言って止められたから残念だった。 「やれやれ、どうして文房具屋に行っただけでこんなに疲れるんだ……」 「体力不足じゃない? いや、えっち不足、欲

        • 固定された記事

        #1【連載小説】Forget me Blue【試し読み53万文字】

        マガジン

        • ふぉTさんぽ(仔犬とTさんぽ)
          41本
        • 【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【連載】
          140本
        • メンバー限定SS
          16本
        • 【画像付き】「Forget me Blue」【再掲】
          286本
        • 【小説】Forget me Blue【試し読み53万文字】
          136本
        • 【1記事¥100】Forget me Blue【連載小説】
          51本

        記事

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第139話】

          【地方都市×オメガバース】オメガでニートの園瀬梓は、T中央公園を散歩中に謎の長髪イケメンアルファ(ダサい臙脂のジャージ姿)に出会う。その瞬間、ヒートが起きて運命の番だと分かり——!?  俺達の家の近くには、都合良く地元チェーンの文房具専門店がある。歩いて十分も掛からないから、雨だけれど散歩がてらボディペインティング用のペンを買いに行った。  京一郎は黒くて大きな傘を(因みにごっついブランドもの)、俺は小学生が差しているような黄色い傘(とはいえ大人用で白の水玉模様)を差して、

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第139話】

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第138話】

          【地方都市×オメガバース】オメガでニートの園瀬梓は、T中央公園を散歩中に謎の長髪イケメンアルファ(ダサい臙脂のジャージ姿)に出会う。その瞬間、ヒートが起きて運命の番だと分かり——!?  それから六日後の日曜は、朝から雨がしとしと降っていた。遂にTも梅雨入りしたのかと思ったが、気象庁はまだ宣言を出していない。  俺は朝の妊婦スクワットを済ませ、京一郎に命令して無糖のココアを淹れて貰い、キッチンの隅の専用スペースで一服していた。もう六月の半ばだけれど雨が降っていて少し肌寒いから

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第138話】

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第137話】

          【地方都市×オメガバース】オメガでニートの園瀬梓は、T中央公園を散歩中に謎の長髪イケメンアルファ(ダサい臙脂のジャージ姿)に出会う。その瞬間、ヒートが起きて運命の番だと分かり——!?  ベ◯ツに乗り込んだ俺達は、いつものようにバイパス道をブーンと走りT駅前へ向かった。件のヘイワポイネットホテルとは、T駅の東隣にある大手のホテルである。その一階にはコンビニチェーンヘヴンが入居しているから、俺はコインパーキングを探して徐行している京一郎に「帰りにヘヴンでディアマンクッキーを買っ

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第137話】

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第136話】

          【地方都市×オメガバース】オメガでニートの園瀬梓は、T中央公園を散歩中に謎の長髪イケメンアルファ(ダサい臙脂のジャージ姿)に出会う。その瞬間、ヒートが起きて運命の番だと分かり——!?  明くる日の火曜は十三回目の妊婦健診の日だった。いつも楽しみにしているエコーでは、りょーちゃんの鼻の穴が良く見えたので笑ってしまった。そして、子宮口の大きさも測ったがまだまだしっかり閉じていたから、予定日を何日か過ぎて生まれるかも知れないと言われた。  その次の日には六月に突入した。予定日は十

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第136話】

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第135話】

          【地方都市×オメガバース】オメガでニートの園瀬梓は、T中央公園を散歩中に謎の長髪イケメンアルファ(ダサい臙脂のジャージ姿)に出会う。その瞬間、ヒートが起きて運命の番だと分かり——!?  そうしてすっかり弁当を平らげた後、園内をぶらぶら散策した。京一郎は計画通り俺とぽん吉の写真を何枚も撮影し、良いものが撮れたと帰りの車内でもご機嫌だった。一方、俺は食べ過ぎたのか眠くなり、帰宅すると直ぐにソファで横になった。 「京一郎きゅん! 晩ごはんはさっきのポテサラの残りと林檎兎の残党を合

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第135話】

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第134話】

          【地方都市×オメガバース】オメガでニートの園瀬梓は、T中央公園を散歩中に謎の長髪イケメンアルファ(ダサい臙脂のジャージ姿)に出会う。その瞬間、ヒートが起きて運命の番だと分かり——!?  あっという間に五月最後の週末がやって来た。月曜は憲法記念日だから三連休である——といっても年中夏休みの俺達には余り関係無い。 「京一郎きゅん! 良い季節だし、俺達の出会いの地である中央公園へウォーキングに行こうぜ! そんで、愛妻と愛犬の写真を撮り捲るんだ!」  キッチンの一角の壁を背にし、所

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第134話】

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第133話】

          【地方都市×オメガバース】オメガでニートの園瀬梓は、T中央公園を散歩中に謎の長髪イケメンアルファ(ダサい臙脂のジャージ姿)に出会う。その瞬間、ヒートが起きて運命の番だと分かり——!? ※このお話は18歳以上向けです。  ところで、露出狂大作戦を成功させた後、家のスタジオでもガブちゃんのマタニティペイントの記念撮影をした。そうして出来た作品は既にカメラのミナミムラでポスターサイズに印刷して貰って、態態通販で取り寄せた木製の深緑のフレームに入れてリビングの壁に飾ってあった。

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第133話】

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第132話】

          【地方都市×オメガバース】オメガでニートの園瀬梓は、T中央公園を散歩中に謎の長髪イケメンアルファ(ダサい臙脂のジャージ姿)に出会う。その瞬間、ヒートが起きて運命の番だと分かり——!?  この頃、一週間が過ぎるのが本当に早い。いや、一日だってあっという間に終わってしまう——ソファに引っ繰り返り、かっぺえびせんを貪りながらそんなことをぼやいたら、キッチンで調理していた京一郎がひょいと顔を覗かせ、「お前が言うか?」と突っ込んだ。 「だって、朝起きてご飯食って健診行って、帰って来た

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第132話】

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第131話】

          【地方都市×オメガバース】オメガでニートの園瀬梓は、T中央公園を散歩中に謎の長髪イケメンアルファ(ダサい臙脂のジャージ姿)に出会う。その瞬間、ヒートが起きて運命の番だと分かり——!?  T駅前へは車で十分ちょっとの道程だから、いつものように無駄話をしているうちに到着した。露出狂をやる前にT駅コレメントプラザで服を買うので、駅前のロータリーをゆっくり走ると直ぐに立体駐車場のスロープを上った。 「ちょっとだけなら、ゴミ袋被らなくても良くね? 露出狂らしく、直前まで上着を羽織って

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第131話】

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第130話】

          【地方都市×オメガバース】オメガでニートの園瀬梓は、T中央公園を散歩中に謎の長髪イケメンアルファ(ダサい臙脂のジャージ姿)に出会う。その瞬間、ヒートが起きて運命の番だと分かり——!?  一時間半後にはすっかり絵が完成した。あんなに早く筆を動かしていたのに、俺の腹に描かれた絵はとびきり細密だ——絵の具が完全に乾くまではその場を動くことが出来ないので、俺は京一郎に「鏡を持って来い! 京一郎きゅん!」と命令した。 「おお、おお……」 「素晴らしいですね! あずさが注文したピンクの

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第130話】

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第129話】

          【地方都市×オメガバース】オメガでニートの園瀬梓は、T中央公園を散歩中に謎の長髪イケメンアルファ(ダサい臙脂のジャージ姿)に出会う。その瞬間、ヒートが起きて運命の番だと分かり——!?  それから真っ白でトゥルントゥルンになった腹を放り出して乾かしながら、ガブちゃんの待つスタジオへ戻った(勿論濡れた下半身も拭いて下着と京一ん◯んスウェットパンツを穿いた)。  ガブちゃんは待ち草臥れているかも知れないと心配したが、フロアクッションに腰を下ろし、真剣な表情でスケッチブックに向かっ

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第129話】

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第128話】

          【地方都市×オメガバース】オメガでニートの園瀬梓は、T中央公園を散歩中に謎の長髪イケメンアルファ(ダサい臙脂のジャージ姿)に出会う。その瞬間、ヒートが起きて運命の番だと分かり——!?  そんなこんなで思い掛けない方向に話が進んだが(京一郎は依頼の返事を保留にした)、とにかくマタニティペイントをして貰うことになった。俺の腹はほかほかのタオルで綺麗に拭かれ、しっかり乾くまでTシャツを捲ったまま待つことになった。かなり間抜けだが、俺は気にしなかった——だから腹を放り出したまま、「

          【オメガバース小説】犬のさんぽのお兄さん【第128話】