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2018年2月の記事一覧
シンデレラは図太い女
一時期シンデレラ体重なる物がTwitterを騒がせておりましたが。
本当のシンデレラの意味を、みんな誤解しているのだ。
儚くて美しい(=うすっぺらい)イメージと、今まで冴えなかったのに魔法で変身して王子様に見初められるメタモルフォーゼの輝きに目をくらまされているのだ。
本当のシンデレラはそんなものではない。虐待されていた若い娘が、どうしても舞踏会にいきたいと悔しさに涙を流す。そこに現れたこの世
本当はこんな話をしたかった。CXO Night #2
こんにちは。THE GUILDのこばかなです。昨日CXO Nightというイベントに登壇してきました。時間が限られていたので、あまりうまく喋れなかったなぁと反省しつつ、色々と補足しながら私が話した内容をご紹介します。
自己紹介をお願いします。私は多摩美のグラフィックデザイン学科を卒業し、新卒でDeNAに入社しました。1年間UIデザイナーとして働いた後に転職し、昨年4月からTHE GUILDで働い
モノに好かれる人、好かれない人
先週、iPhoneをなくした。
大学4年の夏、当時あまのじゃくにApple製品を避けていたけれどいざ当時の最新機種だったiPhone6に変えてから文字通り生活が一変したことへの衝撃は今でも忘れない。
なんというか、さわっていて、気持ちがよいのなんのって。
画面の切り替わり方、タップの仕方、アプリの起動の速さ──なにもかもがスムーズで、意思の切り替わりに操作のスピードがついてくるから思
誰にどういう価値を訴求するかを考え直す
ケニア・ナイロビで玉ねぎを農家さんから買付け、数多のベンダーさんや小売に卸しているのですが、誰にどういう価値を訴求するかというのを考えて事業を作らないといけないという当たり前のことを学んでいます。噛み砕くと、今の顧客であるベンダーさんには便利さとか時間的なコストが浮くという話は全然刺さらず、結局今よりいくら売上増えるという話じゃないと全く刺さらない、というか行動が変わらないということです。
これ
プロになれる人となれない人
緑星囲碁学園を主宰していた菊池康郎先生の米寿祝いのイベントがあり、当時の友人だった大橋拓文さんに誘われて20年ぶりに日本棋院に行ってきた。内装が若干変わったものの、ほとんど何も変わっていなくて、とてもノスタルジックな気分になった。
当時の友人の半分くらいはプロになった。棋士のプロ試験は本当に大変だ。300万人の競技人口がいるのに、2018年にプロになれたのはたった5人。もちろん運もあるとは思うの
処方箋としてのデザイン批評
デザイナーは 30 代後半になると、プレイヤーとして採用されることが減ってくる。ずっとプレイヤーでいたくても、まわりはそれを許してくれない。私の同僚に、自分で手を動かしている 50 代の現役デザイナーなどいない。
センスが枯渇するから? 感覚が古くなるから?
どうだろうか、ディック・ブルーナの引退は 84 歳。それに比べたら、40、50歳なんてまだヒヨッコ。新しい感覚についていけなかったとして
「特別なじぶん」と「平凡なじぶん」が編みだす世界のひみつ
一見似ても似つかぬふたつの項目を見比べたら、実は根っこの原理は同じだということがある。
2年くらいまえに、「ストレングスファインダー」なる、個人の気質や能力を5つのカテゴリーに分類してくれる、いわゆる性格診断をやったのだけれど、その5つのうち「着想」というタイプが含まれていた。
他の4つは「達成欲」「学習欲」「内省」「収集心」だったが「着想」だけが少し異質で、でも説明を読めばとかくドンピシャだ