なぜHSP(HSC)がパワハラの被害になりやすい!?
パワハラとは?
パワハラとは、職場や学校で仲間に対して身体的・精神的苦痛を与えて環境を悪化させる行為のことです。
パワハラは上司(先生など)から部下(生徒など)におこなわれる場合が多く、立場を利用して心や身体を傷付けます。
例えば、精神的に追い詰めるような乱暴な言葉遣いをしてきたり、過大な量の仕事などを押し付けてきたり、反対に仕事を与えなかったりがパワハラに該当します。
パワハラを受ける側は、毎日とても苦しい思いをしています。
目に見えない傷は心と身体を蝕んで、メンタルの病気になってしまったり、退職や不登校を余儀なくされてしまったりする原因になります。
なぜHSP(HSC)はパワハラのターゲットになりやすいのか?
HSP(HSC)の特徴に、パワハラを受けやすい要素があります。
・自分のことより他人に気を遣う
・自信がなく自己肯定感が低い
・人付き合いが苦手
HSP(HSC)の人は、他人に気を遣い過ぎる傾向があり、良い人間関係を保とうとするために自分の意見を言わずに我慢をしてしまいます。
そのためパワハラする側は、言動に歯止めがつかなくなってしまうため、どんどんエスカレートしてしまうのです。
自信がなく自己肯定感が低いことも、パワハラをする側にとっては狙いやすいといえます。
自分に自信のない人は、反論してこないだろうと強気な態度に出るからです。 また、HSP(HSC)の人は他人との関わりに強いストレスを感じてしまう場合があり孤立してしまう事があります。
社会人では、会社の集まりや飲み会にあまり参加しない、ほとんど会話をしないなどコミュニケーションを取らないことでパワハラのターゲットになりやすいです。
HSP(HSC)のパワハラ対処法
HSPは、他の人よりも多くの刺激を受けてストレスが溜まりやすいため、パワハラでさらに苦痛を味わうのは避けたいことだと思います。
ここからは具体的な対策方法をお伝えしていきます。
NOをはっきり伝える
パワハラの対処法でとても大切なことは、嫌だという気持ちをはっきり伝えることです。
上司(先生など)から理不尽な指示を受けても、何も言わずに従っていませんか?
HSP(HSC)は、相手の顔色を敏感に察知するので波風を立てたくないと我慢しがちです。
ただ嫌なことに対して何も言わずに仕事をしていると、どんどん仕事を押し付けられるようになります。
他人の言動や態度が気になってしまうことは理解できます。
しかし嫌なことをあやふやにしてはいけません。
無理強いされていると思う時は、必ず自分の意見をはっきり伝え、自分の身は自分で守るということを意識するようにしましょう。
自信を持つ
自信がない人は、何をしても大丈夫と思われパワハラのターゲットになりがちです。勘違いされないためにも、少しでも自信を持って振る舞うように心がけましょう。(なかなか難しいですが。。。)
小さなことでも成功体験を積むことで、自信につながっていきます。
人間関係を良好にしておく
パワハラのターゲットになりやすい人は、コミュニケーションを取らない孤独なタイプの傾向が高いといえます。
まずは、信頼できる仲間を見つけましょう。
自分の中に抱えている問題は、話すことで解決するかもしれません。また人間関係を良好にしておくことで、何かあった時に助け舟を出してくれる可能性もあります。 ただHSP(HSC)の多くの人は、他人とのコミュニケーションで疲れてしまうと思います。
頑張り過ぎず少しずつ相手に歩み寄り、良い関係性を構築していきましょう。
先読みして行動する HSP(HSC)は、他人の感情に敏感であり、物事の細部を掘り下げる能力に長けています。
強みを生かして、相手の行動を先読みしていきましょう。
まずはパワハラをする側の行動パターンを観察してください。
どの状況で感情の起伏が起きるのか規則性が見えてくるはずです。
行動パターンが分かれば、パワハラをされる前に先読みし行動することで、その場から離れたり物理的に回避することが可能になります。