FootBall経営分析マン

昼間はデータアナリスト稼業。夜は各クラブの経営データを集めて分析&発信してます。皆さんの推しのクラブを教えて下さい。推しクラブの経営分析をしたいんです。データ変〇なんです。

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最近の記事

築地再開発計画を眺めながらヴェルディの躍進を妄想する

夜22時。私「うい、部長にぶん投げられた計画書完成!寝る!」 翌朝8時。部長「役員Aさんから連絡があって収益見込み上げろって。追加パート作成よろしく。Aさん、明日の朝に見たいって」(コーヒー片手に) 私の心の声(ぬでぇぱぁぁ!自分の願望で売上と利益が上がる訳ねぇだろぉぉぉ!必死で現実とのバランス取ったのに、あの机上の空論マン!) 私(現実)「かしこまりました。売上を増やすのは難しいので、コスト側から再分析いたします」(エナジードリンクを右手に、コーヒー左手に)  こと左様に

    • チェルシー、財政から見ると今季が運命の分かれ目

      予算。今風に言うとバジェット。年末に近づくと人事評価とともに、中間管理職のタスク表に特大の爆弾を落としていく奴。しかし!ここで負けては来年度の課の運営がままならない。財務部の意地悪な質問に耐え、申請した金額を守り抜くのが、中間管理職の定めなのだ。   ことさように、組織を動かすにはお金がついて回るもの。欧州サッカー市場において、今、そこが一番のネックになりそうなのがチェルシーです。(強引な紐づけ!)   昨季はまさかのチャンピオンズリーグ(CL)どころかヨーロッパリーグ(EL

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      • サッカービジネスはやっぱりスタジアムが大事

        皆様いかがお過ごしでしょうか?私は中間管理職となり、残業規制って大切だったんだ!ということを日々感じる生活をしています。まさか朝6時に始業して夜になっても業務が終わらない日が来るなんて、、、アハハ。  中間管理職となり、経営情報により触れる立場になると、どこに経営資源を集中させるかの判断がいかに大切か分かります。今の時代はどの部署も人手不足なので、全方位経営は絶対無理。だからこそ経営者は一部に恨みを買う、または離職者を招くことを覚悟で特定のビジネスに資源を集中するのです。  

        • Jリーグ遂にABC契約廃止!安売り阻止へ一歩 Good Job!

          Jリーグは9月24日にプロABC契約を2026シーズンから廃止すると発表しました。この制度の廃止が意味するところを、データを少々、偏見を盛大にふりかけましてお届けしたいと思います。お品書きはこちら。 今回の大変更点、C契約の廃止今回の改訂で大きく変わったことは、プロABCというカテゴリーが廃止され新人の年棒制限が大きく緩和されたたことです。プロキャリアをスタートさせたばかりの日本人選手は、どんなに凄まじいパフォーマンスを残しても規定試合数をこなせなければ(またはC契約で3年

          欧州サッカー24年夏の移籍市場まとめ②~ラ・リーガは力を溜める~

          欧州三大リーグと言えば、イングランド、イタリア、そしてスペインなのですが、移籍市場ではすっかり五番手が定着したラ・リーガ。果たして彼らに反撃の機会はあるのか、いつも通りデータと妄想を織り交ぜながら見ていきましょう。 クラブ別補強費ランキングラ・リーガのクラブ別に補強費(支出)を見ていくと、バルセロナ、R・マドリードの2強の補強費が激渋だったことが分かります。2強をしり目に大判振る舞いをしたのがアトレティコ・マドリード(以下、A・マドリード)。2位のビジャレアルの3倍近い補強

          欧州サッカー24年夏の移籍市場まとめ②~ラ・リーガは力を溜める~

          欧州サッカー24年夏の移籍市場まとめ①~カルチョ is バック!~

          8月31日に欧州サッカーの主要リーグの夏移籍市場は閉じました。今回は最終日まで移籍が続き、目が離せない展開でしたね。そんな欧州の夏の移籍市場の気になった点をいくつかの記事にまとめてお伝えしていきます。最初はカルチョ(セリエA)の視点から。 セリエAは移籍支出金No.2の座を奪取昨シーズン(23/24)はリーグアン勢が移籍支出額を伸ばし、セリエAは2位の座から陥落しました。いよいよ移籍市場の勢力図が変わるのか?と一時は心配しました。 しかし、今年の夏はリーグアン勢の支出額が

          欧州サッカー24年夏の移籍市場まとめ①~カルチョ is バック!~

          【一筆書き】ラリーガのロスタイムが長く感じる理由

          深夜にプレイヤーが転んでばっかりの凡戦を見せられるのは、海外サッカー観戦におけるストレス・トップリストの一つではないでしょうか。挙句の果てにはロスタイム10分とか言われたら、もう画面に向かってヘビメタ級のシャウトを一つぶちかましてやりたくなるもの。  私が応援するスペインはラ・リーガでは、プレイタイムが短いのでその分しっかりロスタイム長くする試みを一時期実行したのですが、ロスタイムがあまりにも長すぎて途中でうやむやになってしまいました。この辺の諦めの速さがとってもスペイン✰

          【一筆書き】ラリーガのロスタイムが長く感じる理由

          新生マンチェスター・ユナイテッドの財政事情を探る(24年夏編)

          昨年のクリスマスにマンチェスター・ユナイテッド(以下、ユナイテッド)は、ラドクリフ卿を新たな経営陣として迎えました。そして卿率いる新生スポーツ部門下で今夏に初めての移籍市場を戦っています。  ラドクリフ氏の登場はユナイテッドの財務上にどんな影響を与えたのか?それが今夏の移籍戦略、今後の移籍戦略にどのように変えていくのか?いつも通りでデータ10%妄想90%で探っていきます。 コロナ禍後は赤字が止まらずグレイザー家が実権を握った後のユナイテッドと言えば、財政面では好パフォーマン

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          新生マンチェスター・ユナイテッドの財政事情を探る(24年夏編)

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          欧州サッカー移籍市場の途中経過報告(8月13日時点)

          今夏の欧州サッカー移籍市場は、冷夏とまでは言わないまでもぬるーい感じで中盤戦を迎えています。果たして、夏の終わりに向けて熱さを取り戻していくのか?ちょっと短い記事で更新します。 プレミアからの夏の全力投球は未だなし移籍市場の熱さを感じない理由として、プレミア勢の獲得スピードが上がらないということが挙げられます。プレミアはコロナ禍前後のシーズンで€15~20億を移籍市場につぎ込んでいましたが、過去2シーズンは総額€30億(約4,800億円相当)と一気にレベルを変えてきました。

          欧州サッカー移籍市場の途中経過報告(8月13日時点)

          セリアAの州別経済力を見たらウディネーゼの凄さにひれ伏す、の巻

          8月上旬に地獄の米国出張から帰還してみたら、ユーロもコパ・アメリカもオリンピックも終了。日本時間も米国時間も働く過密スケジュールの中で何一つ見ることなく夏が終わりました。  しかし、おかげさまで(?)あっという間に欧州サッカーリーグは開幕の時期を迎え、既にベルギーやポルトガルでは公式戦が始まっています。今回は開幕を楽しむトリビアとして、セリエAの各チームがいかなる経済的な背景を背負いながらプレーしているのかを、いつも通りデータと妄想で解説していきたいと思います。書いているうち

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          日本人の欧州移籍金ランキング今昔物語

          EUROからコパ・アメリカまで、海外サッカー好きには大忙しの毎日ですね。私はアメリカに絶賛飛ばされ中なので、観れません。しかも帰国が8月半ば。ほぼ終わってるやんけー、でございます。  しかし、海外サッカーを追う日々は終わりません。今回は6月の伊藤選手のバイエルン移籍を期に、日本人選手の移籍ランキングを振り返りたいと思います。なぜ伊藤選手なのか?それは移籍金が2,350万ユーロ(transfer.com情報)と日本人選手の移籍金が久々に2,000万ユーロを超えたからです。  過

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          EUROの日本放映が中々決まらなかった理由をUEFA側の懐から探る

          欧州サッカー選手権(以下、EURO)の日本放映が中々決まらず、海外サッカーファンの間では北朝鮮以下の視聴環境だなんだと揶揄(やゆ)されてきましたが、WOWOWとAbemaが土壇場(どたんば)で放送を発表し、事なきを得ました。 しかし、ここまで交渉がもつれた理由は何だったのでしょうか?日本側の事情としては円安によるコスト増という分かりやすい理由がすぐ考えつきます。一方のUEFAはどんな事情があったのか、例のごとく10%のデータと90%の妄想力で分析していきたいと思います。

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          円安に負けるな!日本サッカー選手の海外移籍金

          Xを見ると、欧州に自分の心のチームを応援・観戦に行く方が増えていますね。そんな方々にとって最大の悩みの種になっていると思われるのが、円安です。コロナ前の2019年は1ユーロ=122~3円くらいでしたが、今では170円近く。円はユーロに対して40%近く下げたことになります。 日本経済全般諸々を考えればポジティブな面があるかもしれないのですが、ただ単なる海外サッカー好きの立場からすると渡欧だけでなく、円建てで見た放映権料も上がってしまうので、あまり歓迎はできません。苦しんだ放送

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          AIを使って書く、ユルゲン・クロップとリバプールの経営

          ご無沙汰しております。本業が激務で、米国時間に呼びだされてヒーヒーいっております(昭和的擬音語)。しかも長期出張に駆り出されることが決定しました。この超円安のさなかに。英語を使った商売がしたい!とかっこよく言って転職したものの、実は英語より体力と気力の方が大事ということもしみじみと感じる今日この頃です。 しかし、愛するサッカーを追わずにいられない。追ってるけど、文章を書く時間がない。どうする!そうだAIだ!というわけで、今回はAI君たちに協力してもらって、クロップ到来後のリ

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          Jリーグ、秋春制の背後にRoad to 200億円クラブ!の野望

          欧州リーグはいよいよ残り僅か、Jリーグは序盤戦が終わって相変わらずの大乱闘スマッシュブラザーズ状態です。町田がスタジアムを含めて話題を振りまいてくれています。  さて、そんなJリーグは2026年から秋春制導入へ移行します。欧州と同じサイクルになるので、冒頭のように欧州リーグが終盤で、日本が序盤ということはなくなります。 この秋春制、実は背後にJリーグの偉大なる野望が眠っています。今回は私目が独断と偏見と、相変わらずの妄想力でJリーグの経営大方針を分析していきます。お題は「行

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          サッカークラブ世界売上番付~ファンドと協働は当たり前に~

          欧州サッカー界におけるクラブの売上規模は、トップクラスともなれば1,000億円を優に超えてきます。欧州サッカーのクラブ間ビジネス競争とは、Jリーグトップの浦和の80億円と比べると、10倍以上デカい者同士の超Z級な闘いなのです。 このような世界級のクラブビジネスの争いから、日本にも波及するであろうサッカービジネスの流れを妄想を交えながら本日は読み解きます。テーマは「もはやファンドなくしてサッカービジネスはなし」です。本日のお品書きをどうぞ! いつも通りのランキング結果??ク

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