長谷川サトシ

ギター歴40年以上。セミリタイアを機にアマチュアギタリストの役に立つ情報を発信したいと…

長谷川サトシ

ギター歴40年以上。セミリタイアを機にアマチュアギタリストの役に立つ情報を発信したいと思いnoteを始めました。まずは初級者・中級者向けに「絶対わかる・実践に役立つ」音楽理論を解説したいと思います。ギターヒーローだったのは渡辺香津美さんとスティーブ・ルカサーです。

最近の記事

指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<コード編5>

・セブンスコードを実際に弾く こんにちは。 今回はセブンスコードを弾いてみたいと思います。この連載は音楽理論がメインですが実技が入ってしまいました。使えて初めて理論が役に立つという訳で。 ギターで4和音を弾くとなるとなかなか大変です。教科書的な弾き方と、ひと工夫加えた弾き方をそれぞれご紹介します。 ・セブンスコードの弾き方1ー正攻法 まずは正攻法でセブンスコードを弾きます。極力易しい押さえ方のフォームを挙げます。左手のどの指で押さえるかの番号が付いていますが、そこは参考

    • 指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<コード編4>

      ・セブンスコードを知る こんにちは。 これまでは3和音(3つの音で出来たコード)を扱いましたが、今回は7度の音を加えた4和音を説明します。これをセブンスコードと言います。音楽理論ではこの4和音までがベーシックなコードとして扱われていて、その先の9度・11度・ 13度が加わったコードはどちらかといえば付加的な使われ方をするという認識でいいと思います。どこまで知っている必要があるかは後々お話しします。 まずは<コード編1>で使った図を再掲しますので7度を再確認しましょう。

      • 指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<コード編3>

        こんにちは。 前回続きで、いくつかコードフォームを追加で覚えます。今回は新しいアプローチでコードフォームを皆様に発見して頂きたいと思います。ところで、<音階編>で出てきた「Xポジション」なる音階の位置を覚えていますでしょうか。 これが既にサッと弾けるようになっていればしめたものです。そろばんの得意な方が、手元にそろばんが無くても頭に浮かんで計算できるように、これくらいの指板が頭に浮べば音楽理論も考えやすくなります。 このXポジションからコードを作りたいと思います。実は前回

        • 指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<コード編2>

          こんにちは。 今回は実際にコードを弾いてみたいと思いますが、ここで用語についてひとつ整理します。 ・キーの事?、コードの事? 「メジャー」「マイナー」という言葉はキーを指す場合とコードを指す場合があります。「Aマイナー」と言われたらAマイナーキーなのかAマイナーコードなのか 文脈で判断しないといけません。「Cメジャー」と言ったら大抵Cメジャーキーの事なのですが(Cメジャーコードは単に「C」と言う事が多いので)、コードを 指して言うこともあります。 ですので、これから先は音

        指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<コード編5>

          指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<コード編1>

          引き続きお越し頂きありがとうございます。 今回からはコードの話をします。今回は初回なので座学が多くなりますが、 どうかお付き合い下さい。 ・コードってそもそも何? 音階の時と同じく、「そもそも何?」からいきましょう。 「和音に固有の名前をつけて便利にしたもの」 が私の考えるコードの定義です。何が便利かと言いますと、これが演奏者全員が 瞬時に共有できる音楽の情報だからです。例えば、あなたが前日に弾き語りで録音したオリジナル曲をバンド仲間に披露した時、コード進行を書いた

          指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<コード編1>

          指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<音階編4>

          こんばんは。 前回までに長調(メジャーキー)とその弾き方を覚えましたが、 今回は短調(マイナーキー)に取り組みたいと思います。 ・短調(マイナーキー)を覚える 昔学校の授業で、長調の曲は明るい響き、短調の曲は暗い響き、なんて解説を されたのではないでしょうか。まあそうなのですが具体的に何が違うのかという 話です。 まず簡潔に説明しますと、 ⭐︎メジャーキーは、「ドレミファソラシ」 ⭐︎マイナーキーは、「ラシドレミファソ」 です。「はぁ?」と思った方、これから説明

          指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<音階編4>

          指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<音階編3>

          ・音階を指板上で身につける 3回目です。これまでCメジャーキーとGメジャーキーの音階を学びました。座学だけではつまらないので、いよいよこれらを実際に弾いて身につけて頂きたいと思います。次の指板図をご覧下さい。 青い線で囲ったところが今回覚える課題です。これを便宜上「Xポジション」と 名付けさせて頂きます。既にお気づきだと思いますが、CメジャーもGメジャーも同じ長調ですので、指板上でも同じ配列のままフレットがずれているだけなん ですね。この「Xポジション」を2通りのやり方で

          指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<音階編3>

          指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<音階編2>

          超簡単音楽理論の2回目です。 前回は相当初歩的なところからお話ししましたが、引き続き、できるだけ噛み 砕いて書いていこうと思います。 ・「ド」の位置は移動する!? 前回、ピアノの白鍵を使ってドレミファソラシドがどのような配列になっているかを説明しました。そしてギターの指板上で同じ音階を弾く場合はこのようになっている事を示しました。 ここで今回いきなり新しい言葉が登場します。このドレミの音階は、「ハ長調」と言います。「長調」とはいったんドレミファソラシの事だと思って下さい

          指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<音階編2>

          指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<音階編1>

          ご訪問ありがとうございます。 ギター愛好家の方が実践的な音楽理論を理解し、もっと音楽を楽しめるように なってもらう為のnoteを立ち上げてみました。とりあえずギターと教則本は 買ってみたけどさっぱり分からずに挫折しそうな方や、ギターは弾けるけど 好きなアーティストのコピー専門、理屈の方はいまひとつ分からないまま、 という方など対象に音楽理論を「なーんだそんなことか!」とスッキリして 頂けるのが目的です。 そして音楽理論「なんて」、完璧に網羅する必要もないと思っています。少な

          指板で理解する ギタリストのための超簡単音楽理論<音階編1>