見出し画像

未来の自分が見たときに


2023年11月14日(火)朝の6:00になりました。

待ち合わせに遅れてきた人がいたら、走って迎えにいくのがあなたでしょ?

どうも、高倉大希です。




後悔しないように生きる。

この考え方が、あまり好きではありません。


どうしても、後悔すりゃあいいじゃんと思ってしまいます。

思い切り選んで、思い切り後悔すればいいのです。


後悔することが、悪いことだと思われすぎているような気がします。

後悔する選択ができたのなら、それはそれでよかったわけです。


「悪いことすんな」って言ってんじゃないの。「ダサいことすんな」って言ってんの。わかる?

ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」キングの台詞より


だから普段は、未来の自分に胸を張れるかどうかで判断します。

未来の自分が、後悔するかどうかではありません。


後悔することもひっくるめて、胸を張れるかどうかです。

自信があるかないかでも、成功確率が高いかどうかでもありません。


「後悔することをすんな」って言ってんじゃないの。

「胸を張れないことをすんな」って言ってんの。


ぼくは、じぶんが参考にする意見としては、『よりスキャンダラスでないほう』を選びます。『より正義を語らないほう』を選びます。『より失礼でないほう』を選びます。そして『よりユーモアのあるほう』を選びます。

糸井重里、古賀史健(2018)「古賀史健がまとめた糸井重里のこと」ほぼ日


過ぎ去ったことに対する感情なので、後悔の気持ちはどうしようもありません。

一方で胸は、張ったもん勝ちです。


自信がなくても、堂々とすることはできます。

成功確率が低くても、堂々とすることはできます。


すごいように見えるものごとのほとんどは、べつに大したことではありません。

びくびくする必要なんて、ないようなことがほとんどです。


「ほかにも価値のある何かを選べたかもしれない」という事実こそが、目の前に意味を与えるのだ。これは人生のあらゆる場面に当てはまる。

オリバー・バークマン(2022)「限りある時間の使い方」かんき出版


毎朝 6:00 に、こうして文章を書いています。

過去の投稿を読んで、「なに言ってんだこいつは」と思うこともよくあります。


もっと、こういう書き方ができたらよかったな。

もっと、こういう言い回しにすれば読みやすかったな。


後悔することはいくらでもありますが、まったくネガティブではありません。

なぜなら、過去の自分が胸を張っているからです。


どうしようもないことを好きなように書く。その瞬間は純度の高い阿呆になれる。それを繰り返すと、自分が阿呆の膜に覆われていく。阿呆の膜に守護されている時だけは恥ずかしいことから解放される。阿呆の膜のなかで無呼吸の自由演技を続ける。

又吉直樹(2023)「月と散文」KADOKAWA


だから今日もこうして、恥ずかしげもなく文章を書いています。

後悔するであろう未来の自分に、胸を張ってこの文章を送ります。






いいなと思ったら応援しよう!

高倉大希
サポートしたあなたには幸せが訪れます。